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イオン テスコの店舗引き継ぎへ6月18日 14時0分
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流通大手の「イオン」は、イギリスの小売り大手「テスコ」が日本で展開している100余りの店舗の運営を事実上、引き継ぎ、都市部の小型スーパーを強化する方針を固めました。
関係者によりますと、「イオン」は、ことしの秋に、イギリスの「テスコ」が首都圏を中心に「つるかめ」や「テスコ」の名前で展開する小型スーパー117の店舗の運営を事実上、引き継ぐことで合意しました。
具体的には、「イオン」が「テスコ」の日本法人の株式の50%を取得しますが、赤字の店舗が多く従業員の雇用もそのまま維持するため、取得金額は1円となりました。
当面、店舗の名前は変えず、「イオン」はみずからの物流網などを活用して立て直しを図り、お年寄りや1人暮らしの世帯が増えている都市部で小型スーパーを強化することにしています。
イギリスの「テスコ」は、小売り業では世界3位の規模で、9年前に日本市場に参入しましたが、「十分な規模のビジネスを築けなかった」として、去年8月、撤退を表明し、店舗の売却先を探していました。
外資系スーパーでは、フランス系の「カルフール」も日本での事業展開に苦戦し、7年前に撤退しましたが、その際もイオンが8つの店舗を買収しています。
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