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経済
計画停電、2次救急は除外へ 関電、九電
2012.6.7 05:00
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政府と関西電力が、今夏に大幅な電力不足に陥った際に行う計画停電について、関電管内を6グループに分けて順番に停電させる方向で検討していることが6日、分かった。また、昨春、東京、東北両電力管内で行われた輪番停電では対象になった民間の2次救急医療機関についても、公立病院などと同様に停電対象から外す方向で最終調整に入った。関電が行った医療機関への説明で明らかにした。九州電力も民間の2次救急は対象外とする方向で検討している。
計画停電は、関電管内にある917カ所の変電所を6つのグループにわけて実施する。管内を地域ごとに分割するのとは違うため、管内のいろんな地域の一部分で同時に停電することになる見込み。単純計算すると、150程度の変電所周辺が同時に停電になる。
日本医師会と病院団体4団体の連合体「四病院団体協議会」は5月下旬、計画停電時の電力供給などを求める要望書を9電力会社に提出。今月4日までに全社が回答した。
計画停電の可能性がある4社のうち関電と九電は、「救命救急センターと周産期母子医療センター、災害拠点病院だけでなく、その他の医療機関(2次救急医療機関など)についても全体の電力需給を勘案しながら通電対象に含めるよう検討している」と回答。国と連携しながら調整しているとした。
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