加古川市や高砂市で殺されたネコの死骸の発見が相次ぐ中、18日も加古川市内2カ所で、刃物で切られるなどした3匹の死骸が見つかった。両市で5月以降、殺されたネコの死骸は今回で10匹になった。
同日午前7時ごろ、加古川市加古川町北在家の小柳公園で2匹の死骸が見つかった。加古川署によると、いずれも体長約15センチの生後間もないネコとみられ、1匹は頭部と胴体が切り離されており、もう1匹は頭部がつぶされていた。
また、約1キロ西の同市加古川町備後の畑でも同日午前5時半ごろ、背中を刃物のようなもので切られたネコの死骸を近くの女性(67)が発見した。同署によるとネコは体長約40センチ。この女性が餌付けしていたという。
3匹はいずれも17日夜以降に殺されたとみられる。
こうした事態を受け、加古川市教育委員会は、登下校時に職員が通学路の巡回を続けている。14日には、校門の施錠と来訪者のチェック▽地域ぐるみでの見守り体制づくり‐など8項目の対策を挙げ、安全確保を求める通知を幼稚園長、小・中学校長に出した。
(2012/06/18 21:52)
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