◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
今月15日に逮捕された高橋克也容疑者。偽名で勤務していた川崎市の建設会社の社員寮から逃亡して2日目の同5日、横浜市鶴見区の眼鏡店で眼鏡を購入する際に両手を握って「グー」にした状態で顧客カードを記入していたことが18日、判明した。指紋の付着を恐れたものとみられる。
警察の追跡を意識した行為なのか、それとも17年間の逃亡生活で育まれた無意識の習慣なのか…。克也容疑者は、指紋の付着を避けるためと考えられる「グーでペン書き作戦」を敢行していたことが明らかになった。
京浜急行鶴見駅前にある眼鏡店の男性店員(57)によると、眼鏡を作るため5日に来店した克也容疑者は、氏名や住所を記入する顧客カードを渡されると、ボールペンを持つ右手と紙を押さえる左手を拳状にしながら書いた。紙やテーブルに触れたのは、拳の側部のみ。指紋を付着させることを恐れたものとみられる。
本来、ものを書く手は筆記具を指で軽く支え、紙を押さえる手は手のひらを乗せるのが自然。それだけに、店員は「変な書き方をするなぁ~と思ったことを覚えています。名前を書く時も見えないようにしながら書いていましたし…」と述懐する。克也容疑者は氏名欄に「吉田新一」との偽名を用い、生年月日も「昭和38年3月26日(実際は昭和33年4月26日)」と5歳もサバ読んでいた。
店員によると、克也容疑者は5日午前10時30分頃、物音ひとつ立てずに入店し、購入する眼鏡(フレーム7000円、レンズ3000円)を即座に決定。両目の視力は0・06だったが、なぜか来店時に眼鏡は着用していなかった。実際は54歳だが、茶色い縁の若者向けの眼鏡を掛けると「40代後半くらいに見えました」(店員)。人当たりは良く、むしろ好印象を与えたというが、眼鏡を受け取ると瞬時に退店したようだ。
逮捕後に「高橋容疑者が眼鏡を購入した店」と報道されて以降、図らずも同店の売り上げは3~4割増。新規の客が訪れる他、以前からの顧客が再訪するケースも多いようだ。しかし、克也容疑者が着用したモデルは1本も売れていない。男性店員は「さすがに抵抗はあるのではないでしょうか」と話していた。
(2012年6月19日06時02分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)