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東電が発電所無人化で遠隔操作
電気料金の値上げを打ち出し、よりいっそうの業務の効率化が求められている東京電力は、山梨県の変電所で監視業務に当たる社員を無人化して、東京・立川市から遠隔操作で監視することになり、18日から運用を始めました。
18日は立川市内の施設で開始式が行われ、東京電力の担当者がおよそ100キロ離れた山梨県大月市の変電所にシステムの運用が始まることを電話で伝えたあと、スイッチを押して遠隔操作を始めました。
山梨県の変電所では、これまで12人の社員が変圧器や周辺の見回りなどの監視業務に当たってきましたが、18日からはこの監視業務を無人化して、立川市内の施設に設置された制御盤やカメラで業務を行います。
東京電力のこうした無人化は群馬県と東京・八王子市の変電所に次いで今回が3か所目で、東京電力は、平成27年3月までに、管内に27ある大規模な変電所の監視業務をすべて無人化する計画です。東京電力多摩支店によりますと、去年の原発事故以降、支店の社員のおよそ1割に当たる180人が、損害賠償に対応する部署に異動したため、無人化に伴い確保した社員を主に現場の不足分に充てるということです。
東京電力多摩支店の高橋彰支店長は「集中制御で効率化を図り、電力を安定供給できるよう一層の連携を図りたい」と話しています。
06月18日 18時58分
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