産総研関西センターで爆発
大阪・池田、けが人なしか
１８日午後４時半すぎ、大阪府池田市緑丘、独立行政法人産業技術総合研究所（産総研）関西センターの実験棟で爆発があった。２階南側の実験室約６０平方メートルを焼き、午後６時すぎに鎮火した。池田署によると、けが人はいない。
付近約１００世帯の住民が一時避難したが、有毒ガス発生やセンター外への延焼はなかった。
同センターによると、爆発が起きたのはリチウムイオン電池の実験をする棟の２階。午後４時すぎ、既に実験を終えて無人だったが、職員が棟の外から煙を確認。その後、同４０分ごろから４、５回爆発音がした。
実験設備の電気機器が何らかのトラブルで発火し、実験室内の有機溶媒やリチウムが高温になり爆発した可能性がある。同センターは、国内有数のリチウムイオン電池の研究開発機関。
池田市消防本部によると、午後４時３５分ごろ、センター職員から「煙が充満している」と１１９番があった。
現場は阪急宝塚線池田駅の東約１キロの住宅街。すぐそばにある大阪教育大付属池田中によると、窓から煙が見えたため、部活動中の生徒を校舎内に避難させた。煙に毒性がなく、爆発が続かないことを警察や消防に確認し、下校させた。
(カテゴリー：社会)