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記事コピー 時事通信社長退任へ
6月18日 23時13分

時事通信社は、記者が共同通信社の記事をパソコン画面にコピーして原稿を書き配信していたとして、中田正博社長が責任を取って退任することになりました。

時事通信社によりますと、今月13日、アメリカのワシントン支局の記者が、共同通信社の記事をパソコン画面にコピーして、これを参考に記事を書き、契約各社に配信したということです。
配信されたのは、アメリカ政府がオランダの銀行に過去最高の罰金を科したという内容の記事で、「ワシントン共同」という発信元を示すただし書きが残っていたために発覚したということです。
時事通信社は、18日、臨時の取締役会を開き、中田正博社長が責任を取って今月30日付けで退任する人事を内定しました。
中田社長は、「他社の記事をコピーしてはり付けることは記者として許されず、報道機関としての信用を大きく失墜させた。共同通信社をはじめ、配信先、読者の皆様におわび申し上げる」とコメントしています。

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