PSW研究室

ひょんなことから大学の教員になった精神保健福祉士のブログ

そんなソーシャルワーカーデー

2010-06-25 10:45:18 | イベント告知
もうすぐ、ソーシャルワーカーデー
7月19日、海の日は、ソーシャルワーカーデー。

「へぇ〜、そんなの、あるんだ〜?」
その率直な言葉、そのままに、ポスターができました。

このコピー、ベタだけど、なかなか、いいかも?
「そんなの」って何?…って、柔らかいインパクトはあるかな?

みずからを「そんなの」と卑下するのが、日本人的かもしれないけど。
とりあえずは、「そんなの」があることを、アピールできれば良いんでしょう。(^o^)

でも、ポスターそのものは、あまりインパクトないですね〜。
キャッチコピーほどには、内容に目がいかない感じで。

今、シンボルマークとロゴも公募しているらしいです。
やっぱり「SW」とハートマークのイメージなんでしょうか?

そういえば、PSW協会のマークもそうですね。
はてさて、どうなりますやら?

「人とつながり、社会を変える」
これが、2010年のテーマです。

昨年から始まった、このソーシャルワーカーデー。
主催は、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会です。

若者の福祉離れが、ひとつの危機感になっています。
3Kイメージの福祉現場、福祉国家資格をめざす学生が、年々減少して…。

新規学生の募集停止に追い込まれた、福祉系専門学校は数知れず。
福祉系の大学も、半数が定員割れを起こしています。

協議会代表で、福祉教育学校連盟の会長だった、大橋謙策さんが提唱して。
「自分たちでソーシャルアクション起こさなきゃダメだ!」…と。

でも、何をするにも、先立つものが何も無いので。
1口5000円のカンパ、僕も払いました、ハイ…(^_^;)

今年、東京では、文京学院大学で「中央のつどい」が開催されます。
各地で、これに合わせて、いろんな催しが行われます。

詳しくは、ホームページを…と言いたいところですが。
…ちょっと、ダメじゃん!って感じです。

検索かけても、ポスターしか出て来ないし。
協議会のHPはリニューアル中とかで、余りにもしょぼいし…(ー_ー;)。

今や、誰もがまず、インターネットで情報を得る時代なのに。
広報媒体が、ポスター以上のものが無いというのは…。

来年は、APC21(アジア太平洋ソーシャルワーク会議)が日本であるのに。
大丈夫かな…と、ちょっと心配になってしまいます…(^_^;)

ソーシャルワーカーのムーブメントが、社会性乏しいままでは、困ります。
「人とつながる」ことも「社会を変える」こともできません。

他人事のように論評してちゃ、いけないんでしょうけど。
ちょっと、さすがに、いかがなものかと思ってしまいます。

なお、主催の協議会を構成する17団体は、以下の通りです。
日本のソーシャルワークを動かしていく、エンジンとも言えます。

あ…、各団体の方々、辛口批評、お許し下さいね <( _ _ )>
別に協議会や各団体を、敵に回すつもりは、毛頭ありませんので。

でも、ネットメディアの整備は、早急に取り組んだ方が良いですよ。
ポスターだけじゃ、誰も情報にアクセスできないですから…。

【ソーシャルケアサービス従事者研究協議会】

社団法人日本社会福祉士会
社団法人日本精神保健福祉士協会、
社団法人日本医療社会事業協会
特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会
社団法人日本介護福祉士会
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
社団法人日本社会福祉士養成校協会
一般社団法人日本精神保健福祉士養成校協会
社団法人日本介護福祉士養成施設協会
一般社団法人日本社会福祉学会
日本地域福祉学会
日本介護福祉学会
日本ソーシャルワーク学会
日本福祉教育・ボランティア学習学会
日本医療社会福祉学会
全国社会福祉施設経営者協議会
財団法人社会福祉研究所


※一応「ソーシャルワーカーデー」のホームページ、ご紹介しておきますね。
→ http://www.sw-day.jp/

※画像は、西新宿の空。記事内容とは関係ありません。
ジャンル:
イベント
キーワード
ソーシャルワーカー ソーシャルワーク 一般社団法人 精神保健福祉士 介護福祉士 日本社会福祉学会 日本介護福祉学会 社会福祉施設 キャッチコピー 社会福祉士
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2 コメント

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お久しぶり (クマプー)
2010-07-11 22:00:56
龍先生、お久しぶりです。
ブログを見ていて、お元気そうで何よりです。クマプーは、昨日今日と日本学校ソーシャルワーク学会に参加してきました。いろいろなテーマがありましたが、「こんなひどい時代に社会に出て行く若者たち」という分科会に参加し、考えること多々ありました。精神障がい者の排除の問題は、今までたくさん体験してきました。でも、限中学生、高校生が、貧困構造に巻き込まれていく怖さを実感した時間です。話はちがいますが、「ソーシャルワーカーデー」というイベントに関しても、京都では反対意見が多いです。「なんの意味があるのだろう?」と・・・   排除とは関係ないかもしれないけれど、海の日がどんな日なのかという説明を受け、ワーカーが自分の立ち位置をしっかりと見つめないといけないという意見が多く出ました。「ただ、自分たちの仕事の宣伝や、学生募集目的ではあかんねー・・・。」という意見が多かったです。ついつい、世の中の流れに巻きこまれますが、ワーカーデイのこと、排除型社会の怖さを改めて感じたこの頃です         
クマプーさんへ (龍龍)
2010-07-12 11:32:11
お久しぶり!
元気と言うよりは、これでも青息吐息で、疲れまくっているんですけどね?(爆)

「こんなひどい時代に…」ね…。
いつからでしょうね、こんなひどい時代になったのは…。
貧困と格差の拡大は、グローバリゼーションと相まってではあるんでしょうけど。
どんどん、ズルズルと、底なし沼のように、この国の貧困構造が深刻化しているような。
正職員のイスに座りたくても、そのイスが以前よりはるかに限られているし。
弱肉強食型の自己責任論に、すべて押し切られているような気がします。

SWデーについても、明確なアクションがないと、あまり意味ないでしょうね。
自分たちがいいことしています的なアピールだけだったら、訴える内容も乏しいと思います。
京都の人たちの意見は、もっともじゃないですか?
イベントやるには、その費用対効果も当然考えるべきでしょうし。
大学の偉いセンセイたちが音頭をとっているからというのではなく、現場側からリアルに訴えていくものが無いと、意味がないよね。

国の福祉・介護人材の需要・供給予測も、まるで荒唐無稽だし…。
「こんなひどい時代にSWになろうとする若者たち」を大事にしなきゃね〜。
閉塞感漂うこんな時代に、晴れ間はあるのか…。

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