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「解けない」はずの次世代暗号、148日で解読- 読売新聞(2012年6月18日20時06分)

 解読に数十万年かかるとみられていた「ペアリング暗号」を、コンピューター21台を使って148日で解くことに情報通信研究機構と九州大などのチームが成功し、18日発表した。

 暗号は278桁で、解読の世界記録。この暗号は、解読がほぼ不可能な次世代の暗号として有力視されているが、チームは「思ったより 脆弱 ( ぜいじゃく ) であることが実証された。より大きい桁数の暗号を使う必要がある」としている。

 クレジットカードを使ったネットショッピングなどでは、重要な情報が漏れないようにするため、暗号を使った通信が行われている。解読技術やコンピューターの進歩につれて情報漏れの危険が高まり、より安全性の高い新暗号が必要になる。しかし、研究チームはペアリング暗号を解読する新しい「攻撃法」を開発した。

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