平成19年8月6日〜8日、本学でオープンキャンパスが開催され、延べ391名の方々の参加がありました。
第1部の全体説明では学科紹介、入試説明、進路説明、在学生・卒業生からのメッセージが行われました。続いて図書館や情報処理演習室などの学内施設を見学したあと、食物栄養学専攻の実験実習、生活科学専攻の展示、法経科のミニ講義、個別相談が行われました。
そのときの在学生・卒業生のメッセージを掲載します。
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松永 彩加さん (三重大学人文学部3年 2007年3月 法経科第1部卒業) こんにちは、はじめまして。 私は、今年3月に三重短を卒業し、4月から三重大学に通っている松永と申します。 今日は、編入学の体験を中心に、三重短大の思い出をみなさんに紹介させていただきたいと思います。私が編入しようと考えていたのは、三重短入学当初からですが、本格的に勉強を始めたのは1年生の春休みです。 三重短大の良いところは、入学してすぐに専門的な勉強ができることだと思います。また、三重短大は規模も小さくて、先生との関係、また学生同士の関係が密で、深いことです。この二つのよいところは、私が編入学をする上で、とても助けになったといえます。 まず、専門的な勉強がすぐにできるという利点についてお話します。編入学の試験では、自分が今まで学んだ専門的な知識が問われます。そのために、早くから専門のゼミに所属し、勉強していたことは大きな強みになりました。その点に関して、現在、四年制の大学に通っていて、思うことがあります。単位の関係上、大学1年生の講義を受けなければならないのですが、その講義は高校の授業の延長のようなもので、正直退屈です。そういう意味では、三重短大ではすぐに専門科目について学ぶことになりますので、今振り返って考えても、とても刺激的だったと思います。 |
次に人間関係についてです。三重短はとても小さな学校です。けれど、だがらこそ周りの人とすぐ友達になることができました。また、編入の際にには一緒に勉強する仲間が自然とでき、とても励みになりました。また、編入の勉強の指導をゼミの先生に受け、ゼミの先生にはとても感謝しています。そのようなケアがあることは、三重短大のよいところだと思います。そして、就職、編入という卒業後の進路に向かって、一緒に乗り越えたゼミの友達はやっぱり特別な存在です。 ゼミ生の中にも編入を目指す友人は多くいて、私はゼミの先生、友人たちと共に編入を乗り切ることができました。ゼミを中心として、編入の勉強会をひらいたり、長く勉強して壁にぶつかったときには、みんなで励ましあい、助け合いながら、なんどとなく壁を乗り越えてきました。先に試験を終え、合格した友人も、ずっと支えになってくれました。 編入という関係以外にも、学園祭にゼミで参加したり、合宿をしたりと短大のゼミで出会った友人たちは、わたしにとってかけがえのない存在になっています。 わたしは、現在大学3年生で、大学生活を満喫していますが、三重短大の二年間があったからこそ、今の自分があるのだと思っています。そういう意味で、三重短大に入学してよかったと思っています。 みなさんも、縁があれば、この学校に入学して、充実した学生生活を送って欲しいと思います。ご清聴ありがとうございました。 |
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鈴木 麻由さん (法経科第1部 法律コース2年) こんにちは!三重短期大学へようこそ!私は法経科法律コース2年の鈴木麻由です。私が三重短に人学して感じたことや良いところを皆さんに紹介していきたいと思います。 三重短に入学してから今まで、とても短く感じています。私も高校3年生の夏休みに三重短のオープン・キャンパスに来て、先輩たちの話を聞いていました。今、まさか自分がここでしゃべることになるなんて、とても不思議な気持ちです。 皆さん三重短に来られた印象はどうですか?三重短はごらんのとおり規模の小さな学校です。何度か来ただけで大体の学校の構造はつかめると思うので、学佼内で迷う心配はありません。 まずは大学の生活面について、良いところを三点紹介します。 一つ目の三重短の良いところは、先生や学生同士の距離が近いところです。小さな規模だからこそ、学校内の人と顔を合わせる機会が多く、自然と仲良くなることができます。私自身は人学してすぐにこの環境になじむことができたので、日々、居心地のよさを感じでいます。学校全体がとてもアット・ホームな雰囲気なので、安心して学生生活を送ることができます。また今年のスポーツ大会では、1・2年生と先生を混じえてのドッチボール大会を楽しみました。最初は大学生になってドッチボールをするのかとあまり乗り気ではありませんでしたが、参加すると案外楽しんでいる自分がいました。他にも自治会企画のバス旅行、盆ダンス、学祭など、様々な行事が開催されます。盆ダンスや学祭は地域の方々との交流の場でもあります。今年の学祭には是非足を運んでみてください。 二つ目は、三重短は学校に車で通うことができることです。気付いた人もいると思いますが、すぐ隣には自動車学校があるので、授業の空き時間に車校の予定を入れたり、大学生のうちに都合よく車の免許がとれます。とても便利な場所にあるので、三重短生の車校の利用率は高いです。私も大学一年生の時に、隣の車校に通い、免許をとり、最近では自宅から車で通学することが多くなりました。時間のある学生時代のうちに賢く免許をとっておくことができます。 三点目は部活動やサークルについてです。これはきっと知っている人は少ない情報だと思います。三重短は三重大学に近いので、三重大のサークルに入ることができるんです!三重短生だけではなく他の大学生と交流ができることって、とても魅力的だと思いませんか?三重大にはたくさんサークルがあります。興味のあるサークルを見つけて参加し、学校外の輪の中に入ることで新たな人間関係をつくることができます。三重短ならではの長所を利用し、大学生活を2倍楽しいものにすることができます。 次に勉強面についてお話します。法律の勉強は内容が難しいというイメージがあるかもしれませんが、それは心配しなくても大丈夫です。みんなスタートは同じです。今まで知らなかった法律や法的な考え方を知ることで、考え方の幅が広がります。先生の部屋に遊びに行くと先生は喜んでくれ、とてもフレンドリーな対応をしてくれます。 |
そして1年生の後期からはゼミが始まり、範囲を狭めて深く追求できるスタイルの授業形式をとっています。私は民法ゼミに所属しています。法律とは、知っていればいるほど実生活の中で役に立つ内容だと思えるようになりました。授業中には勉強に関係ない話で盛り上がることもあり、担当の先生やゼミ生と過ごす時間は楽しいものです。 また法経科は他の大学では経験できないもうひとつの特徴があります。それは夕方から夜9時までの法経科2部の授業が開講されていることです。法経科ではその夜間の授業をとることもでき、夜間も合わせると一日最大7コマの授業が開講されています。勉強したい人は勉強のできる環境があり、自分の都合にあわせて時間割を選べることができます。2部は幅広い年齢の学生が在籍しているので、年齢を超えた友人ができるチャンスが広がっています。普通の大学生活では味わうことのできない環境の中がここにはあります。ひとあじ違う大学生活を過ごしみたいと思いませんか?三重短に入学すればそれが可能になります。 少し就職についてお話しておきます。三重短は就職率が高いところが白慢です。三重短の学生を採用したい企業は学校推薦で募集をかけるほど、三重短生は印象がよく、信用と信頼のある学生として評価されています。 私は、授業が毎日詰まって大変だと感じたことはありません。今まで勉強に追われた日々を過ごしてきた気もしません。その理由は、必修の講義が少なく、その分自分の興味のある講義がたくさん取れるからです。二年間だからこそ、自分のしたいことはうまく時間をつくってアルバイトや遊びに励むことができているのだと思います。また、三重短に入ってよかったことは勉強の内容だけではなく、短大で出会った人たちから得たものが多いと実感しています。 最後に、受験生の皆さんへ。短大は忙しいとよく耳にすると思います。実際学生である期間はとても短いです。どうせなら、2年間をだらだら過ごしてしまうより、内容の詰まった充実した2年間を過ごすことができる短大生活を送るべきです。 今の時点では進路を迷っていたり、明確に決まっていないかもしれません。中途半端な気持ちで専門学校に入れば、専門的な知識だけを学ぶので、もしその他にやりたいことが見つかった場合に対処がしづらいと思います。将来を選ぶのは白分白身です。よく考えてください。今の時点で、まだ自分のしたいことが見つかっていない人は大学生活の中で見つけていけばいいと思います。三重短はそんなこれからの白分自身を探すことのできる場でもあると思います。今、高校生活最後の夏休みで遊びたいと思います。まだ進路が決まっていない人は辛く感じるかもしれません。でも、この場にいる皆さんなら乗り越えられると思います。絶対に!来年の自分の姿をイメージし、その姿になるために今できることを一生懸命取り組んで下さい。 皆さんが来年、三重短に入学し楽しい大学生活を送れることを願っています。 |
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小林 沙季さん (生活科学科 食物栄養学専攻2年) みなさん、こんにちは。現在、食物栄養学専攻2年の小林沙季と申します。今日は、三重短での1日や授業内容を含め、色々なことをみなさんにお話したいと思います。拙いスピーチではありますが、どうぞよろしくおねがいします。 では、パワーポイントを用いながら進めたいと思います。 これが、2年生前期の私の一週間の時間割です。 朝、1限目は8:50から始まるので、眠い目をこすりながら起床します。 1科目基本90分授業なので、最初は慣れないかもしれませんが、慣れればあっという間です。 授業は、栄養に関してのことはもちろんですが、人体・病気・食中毒についてなど広い範囲で、食に関する授業を学ぶことができます。また、実験・実習も多くあります。2年生になると、卒業演習という時間があり、自分が興味を持った研究室に所属し、より深く学ぶことができます。 三重短で食栄が一番忙しい学科であると思います。というのも、他の科と比べて科目数が多い上、実験・実習が終わるたびにレポートを書かなければなりません。これが、とても大変です。レポートについては後ほどお話したいと思います。 次に、実際の授業風景の写真を交えながらお話していきます。 こちらは、給食計画実習実務論実習という授業で調理した献立です。つまり、大量調理=給食の授業であります。 私たちの作った献立は、ごはん・ねぎたっぷりのテリヤキチキン・ベジタブルかぼちゃサラダ・けんちん汁・黒ゴマきなこプリンでした。1班約15人で70人分の昼食を作りました。材料の発注・食券の販売・調理、すべてにおいて自分たちで考え行います。何度も試作を繰り返し、そのたびに反省会を開き試行錯誤を繰り返しました。本番は慌しいながら成功しました。お客さんに「おいしかったよ!」と言ってもらえたこれが何よりも一番嬉しく、栄養士として働くやりがいを少し垣間見えたように思いました。 これは、反省会の様子です。パワーポイントを使って次回につなげるような発表を行いました。 次は、臨床栄養学実習で作った、糖尿病患者様への献立の写真です。この授業では、病気別の食事について学びます。 特に、病院で働きたい私としては力を入れた授業の1つでもありました。 病気によってある栄養素が制限されたり、多く摂取する必要があったりと、その時々に応じた献立を作ることにとても苦労しました。ですが、その分やりがいがあり、自分たちで栄養計算し、献立をたて、調理し、見た目もよくおいしく出来上がると、達成感を強く感じました。 |
これは1年生のときに行ったのですが、生化学実験の授業風景です。正直、私はこの授業に一番苦労しました。私は高校まで文系で、化学構造式や様々な薬品の名前が出てくるたび、頭が痛くなっていました。レポートも最初は何を書けばよいのかまったく分からず、途方にくれていました。 実験にレポートは、実験内容を熟知していなければ書けません。なので、積極的に図書館の書物を利用し、どうしてもわからないところは先生方に質問しに行きました。 先生方はとっても親身になって教えてくれますし、また就職の相談等様々なことの相談に乗ってくださいます。 ちなみに、この写真は身近な食品からDNAをガラス棒で巻き取る実験最中です。このDNAの巻き取りは、後ほどみなさんにやっていただくことになっているので楽しみにしていてください。 次に、私のとある1日を紹介します。 月曜は1限目から授業があり、私は四日市市の自宅から通っているため、6時に起床します。家を出て、電車にゆられ、学校に着き、授業を受けます。12時からお昼で、私は母が作ってくれたお弁当を食べますが、食堂・売店で購入することも可能です。友達とわいわいしながら昼食をとります。 授業がない時間は、レポートを書いたり、献立をたてたりと時間を有効に使うようにしています。 アルバイトも可能です。レポートが多い時期には、夜遅くまでレポートを書くこともあります。 最後に、これは調理実習が同じ班だった友達と最後の授業にとった写真です。私は三重短に入り、食栄の仲間たちと本当に楽しく毎日過ごしています。栄養士免許と取得するための科目が多いので、必然的に同じ授業をとることになるので、1日をほとんど共にします。また、実験・実習が多いので協力して作業することで親密に関わることができます。 プライベートでも遊ぶことが多く、よい友人関係があります。 短大は、2年間という短い期間でとても忙しいですが、その分充実した毎日を送っています。 そんな時間を送れるのも、三重短のアットホームで落ち着いた環境の中、先生方・友人たちとともにしっかり学ぶことができる環境があるからだと思います。 これで、私のスピーチを終わります。 小林さんのプレゼンテーション資料(パワーポイント)はこちらから |
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河島 早苗さん (永井病院勤務 2004年3月生活科学科食物栄養学専攻卒業) 今日、私は、オーブンキャンバスで卒業生として皆さんに話をして欲しいというお話を頂き、やってきました。こうやって人前で話すことがほとんどないので緊張していますが、少しでも私の体験談で皆さんのお役にたてたらと思いますので、よろしくお願いします。 私は今、津市内の病院で栄養士として働いています、今年で4年目となりました。ここで、皆さんに質問ですが、病院の栄養士と聞いて、どんなイメージを持ちますか?何か具体的なイメージはわきますか?ちょっと考えてみてください。私がこの4年間働いてきて思ったこと、感じたことは、栄養士という職業に対して、世間一般の人は、漠然としたイメージしかもってないな、ということです。まず第一声は『栄養士なん?すごいな!!』って言われます、で次に『ところで栄養士って何するの?献立たてたり、カロリー計算したりするんやんな〜。わかった、給食のおばちゃんや!』など言われ、だいたいこれで会話が終了します。きっと、小・中学校の給食のイメージが強いのだと思います。でもよく考えてみてください。栄養士の資格は、三重短に2年通って、しっかり勉強したら、取得できます。給食のおばちゃんには、栄養士の資格がなくても、調理師の免許があればなれます。献立作成やカロリー計算も今の時代パソコンがやってくれます。じゃあ、栄養士って何をするの??って話ですよね…。 ここからは私の話になりますが、私は高校2年生くらいに栄養士になりたいなって思ったんですけど、そのときは、今言ったようなイメージすらない状態でした。ただ単に、食事のこと、栄養のことに興味があっただけで、資格をとって将来、こうしたい、ああしたいっていう目標もなかったように思います。しかし、三重短に入り、さまざまなことを学びました。栄養士になるために必要な基礎知識や技術は、必須科目となっていますから、今、何も出来なくても心配いりません。実験や実習も週に何度かあるので、ほかの人と協力しながら物事を進めていく協調性も身につきます。私は、この実習を通じて、友達の輪が広がりました。レポートの提出や何かわからないことがあれば、図書館ですぐに調べることが出来ます。授業のこと、進路のこと、他にも何かわからないことがあれぱ、先生方が真剣に相談にのってくれます。 2年間というのは、あまりにも早く、あっという間です。食栄は、授業数も多く、学校にいる時間も多い分、同じクラスの子と過ごす時閥も長くなり、皆仲がよかったです。バイトをしたり、免許を取って車で出かけたりとブライベートな時間も取れますし、県内だけでなく他県から来た友達と知り合ったりと、なんだか今までの学生生活とは違い、とても楽しかったことを覚えています。 |
ここからは、就職の話をしたいと思います。最初に話したように、私は病院に就職しました。ほかにも教育現場や行政、事業所など、就職先はさまざまです。栄養士の求人募集は一般企業とは畏なり、時期が遅く、また人数も少ないため、私の時も、就職先が決まるのは人によってかなり差がありました。それでもクラスのほぼ全員が自分の進む道を見つけ、卒業しました。今の時代、やはり栄養士の需要は高いと思います。当初、私の希望の就職先は『小学校の栄養職員』でした。栄養職員、いまは栄養教諭と呼ぶと思いますが、これには公務員試験を受けて合格しないといけないので、学校の勉強にブラスして公務員の勉強をしました。なぜ、小学校に行きたかったかというと、三重短では2年生になると、1週問校外実習に行くのですが、そのときの私の実習先が小学校で、そのときの経験がきっかけで小学校の栄養教諭を目指すことにしたわけです。しかし、勉強不足のため試験は不合格で、ほかの就職先を探すことになりました。そして三重短の先生のご協力もあり、今の病院への就職が決まりました。 病院の栄養士の業務内容ですが、まず病院の栄養士といっても、その病院に採用される『直営栄養士』と、委託会祉に採用され、病院に配属される『委託栄養士』にわかれます。私は最初に述べた『直営栄養士』です。主な仕事は、厨房では調理や盛り付け、配膳、積み込みに加え、病棟から回ってくる食事に関する伝票の整理などです。また事務所では、献立作成やカロリー計算、発注業務やパソコン人力などが行われます。管理栄養士になると、栄養指導や病棟での患者さんの栄養管理、会議への出席などが加わります。現在、私の勤めている病院には、管理栄養士3名と栄養士2名がおり、このような業務を手分けして行っています。 今になって思うことは、臨床面についてもっと勉強しておけばよかった、ということです。4年目の今でも、日々勉強で、まだまだわからないことがたくさんあります。毎日大変ですが、やりがいは感じています。 このように、短大生活の2年間は私にとってあっという間でしたが、かなり濃いものでした。三重短で過ごせたことはとてもよい思い出ですし、今こうやって栄養士として働けているのは、三重短に入り、2年間学んだことと、さまざまな先生や友達に出会えたおかげだと思っています。 今日ここに見えた皆さんには、これから将来のことを考える時間がたくさんあります。夢をもって、それを信じていれば、その夢は必ず叶うと思いますので、あきらめないで、これからもがんばってください。そして私たちの仲問が1人でも増えることを願っています。 最後まで聞いてくださりありがとうございました。これで私の体験スピーチを終わりたいと、思います。 |
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川島 英里さん 三重県労働者住宅生活協同組合勤務 2006年3月生活科学科居住環境コース卒業 私は今、三重県労働者住宅生活協同組合で働いています。これは県下の労働組合の出資により設立された団体で、県下各地の分譲住宅や注文住宅、リフォーム事業をしています。私は分譲受託の商品販売企画という部署で、書類整理や企画商品の内容を考えたり、商品説明のためのDVDをつくったりしています。 それでは、私の三重短期大学時代を話したいと思います。私が三重短期大学を選んだきっかけは元々インテリアに興味があり、明和町の自宅から近いということもあって居住環境コースを選びました。 居住環境コースのお薦めポイントはインテリアや都市計画、充設計など基礎から幅広く学ぶことができる点です。授業は教室内での勉強だけでなく、野外調査をする授業もたくさんあります。グラウンドで測量の実習をしたり、短大周辺を歩いて、地区・集落の地域状況を調べたりもします。今だから言える話なのですが、地域状況を調べるためにウロウロ歩いていると、現地で工事作業をしていた優しい方に声をかけられ最初、不審者扱いされたのですが、調査の説明をしたところ、地区全体の地域地図をくれて、完璧に地域状況を知ることができたという素敵な出来事もありました。 また、住設計の課題ではなかなか先生にOKがもらえず、文句を言いながら友達と夜遅くまで残って、課題に取り組んだこともありました。余談ですが、課題でなかなかOKを呉れなかった先生は、今箱の学校には見えないので、安心して下さい。 2年次になると、ゼミも始まり、興味のあることを深く学ぶことができます。私はゼミで、幼保一元化のテーマに取り組みました。幼保一元化というのは、幼稚園と保育園を同じ施設や敷地内で運営しようという試みのことです。一元化によって生まれるメリット、デメリットを知るためにゼミのメンバーであちこちに調査をしました。どの施設の園長先生も、メリットしか教えたもらえなかったり、東京へ行った時は予約したはずの宿泊先のホテルが取れていなくて、現地で夜にみんなで電話をかけまくって宿泊できるところを探したこともありました。 |
今振り返ると、そのときは大変でしたが、どれも楽しかった思い出です。 もう一つのお薦めポイントは、指定科目を受けると2級建築士の受験資格が得られる制度があるということです。また、自分のコース以外の科目も受講できるので、コースにとらわれずに興味があるものを選べます。実際に私も、調理実習の科目も受講していました。 居住環境コース卒業後の就職ですが、就職指導担当の先生が親身になって相談に乗っていただけるので安心です。私の場合、就職内定まで時間がかかり、大変だったのですが、そのたびに励ましてもらったり、学生部で何度も模擬面接をしていただいたおかげで自信を持つことができました。また先生は気さくな方が多く、気軽に相談に乗っていただけるので、先生を身近に感じることができるのではないでしょうか。 また、在学中にカラーコーディネーターの資格を取っておいたことも、就職活動に役立ちました。何がきっかけで次へつながっているかわからないので、いろんなことに興味を持ってチャレンジすることが大切だと思います。 私が三重短期大学を選んだきっかけは単純なものでしたが、卒業して、振り返ってみると、三重短期大学を選んで本当に良かったと思っています。大学での2年間がとても楽しかったので、今では、これから大学生活を送る皆さんが少し羨ましいです。 私は冒頭で2005年度に卒業したといいましたが、実はその後2年間、三重短期大学の科目履修生として通学していました。それは、住宅関係の仕事に就き、建築士の資格を取りたいと思い、在学中に取り残した科目を受け、2級建築士の受験資格が欲しかったからです。私のこれからの目標は2級建築士の資格取得です。 働き始めるとなかなか自由な時間ができないので、学生のうちに興味のあることにチャレンジして、目標を持ち、充実した学生生活を送ってください。 |
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杉村 奈美さん (生活科学科 生活福祉・心理コース1年) 生活科学科では今年から生活福祉・心理コースができ、社会福祉のことだけでなく心理のことも学べるようになりました。このほかに住居の諸点から生活のさまざまなことを考える居住環境コースがあり、この2つのコースで成り立っています。色々な分野で生活のことを幅広く学べるのが魅力です。 私が三重短大を選んだ理由は、社会福祉のことを詳しく勉強したいと思い、また心理の勉強もできるということで、福祉の視点と心理の視点の両方からいろんなことを考えたいと思ったからです。また、公立で家から通えることも理由の一つでした。 現在は、社会福祉の分野では高齢者・障害者・子どもの福祉、福祉制度などについて基礎を学んでいます。また、心理学については、引きこもりや薬物依存などの事例を通じて心理学的アプローチについて学んでいます。福祉は漠然としていてよくわからない部分がたくさんありましたが、学習していくうちに漠然としていたものが見えてきました。これからの社会で知っておかなければならないことをたくさん気づかされました。 生活福祉・心理コースでは、社会福祉士の基礎資格が取得できるので、それを目指して頑張っている人もたくさんいます。社会福祉士の資格を得るために施設での実習や現場体験、ボランティアを通じて講義だけではない生きた学習もしています。 私はサークル活動でボランティアサークルに所属し、子どもの仕事体験、遊び場づくり、音楽療法のお手伝いや老人ホームの夏祭りのお手伝い、障害者の方々との交流などに取り組んでいます。 |
短大に入学したときには友人ができるかどうか不安でしたし、勉強について行けるかどうかの不安もありました。しかし今はそんな不安もありません。入学する前に行われる新入生ウエルカム・パーティーや入学してからの新入生歓迎スポーツ大会、グループワークの講義があり、お互いに話すきっかけができ、他の学生との距離や先生方との距離が縮まりました。そのおかげで三重県内の北勢から南勢までの地域の学生を始め、県外では愛知県・岐阜県・奈良県・大阪府、遠いところでは鹿児島県や沖縄県などのいろんな地域からのたくさんの友人ができました。友人とは方言の話や日常生活の話、バイトの話、悩みなどたくさんの話をして、毎日の会話が絶えず、楽しい日々を過ごしています。また講義でわからなかった所を教えあったり、試験期間中は一緒に勉強しています。 また、先生方はとてもわかりやすい講義をしてくれます。先生方との距離が近く、親しみやすい先生がとても多いので、学校生活が充実して送れると思います。 2年間というのはあっという間に過ぎていくと思いますが、限られた時間の中で興味のある分野を深く学習し、自分の夢に向かってたくさんの人と支え合っていくことで、今よりももっと充実した学生生活が送れ、思い出に残る2年間になるのではないかと考えています。 三重短大は充実したカリキュラムで学習でき、とても楽しい学校生活がおくれると思いますので、是非皆さんも受験して欲しいと思います。後ほどわたしたちで良ければ相談に乗りますので、何でも気軽に相談してください。 ありがとうございました。 |
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