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愛媛県知事 伊方運転再開は必要6月18日 18時20分
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関西電力大飯原子力発電所の次に、運転再開に向けた国の手続きが進む四国電力伊方原発3号機について、地元、愛媛県の中村知事は、運転再開は必要だという考えを初めて示しました。
一方、中村知事は、安全性を国が責任を持って示すことなど、条件が整わなければならないとして、同意するかどうかは白紙だとしています。
愛媛県にある伊方原発3号機は、ことし3月、国の原子力安全・保安院が再開の判断の前提となっているストレステストの結果を「妥当」と結論づけ、すでに発電に向けた準備作業が始まった大飯原発の2基の次に国の手続きが進んでいます。
愛媛県の中村知事は、18日の記者会見で、伊方原発3号機について「この国のエネルギーの実態や経済情勢を考えると、今すぐに原発をなくすことは現実的ではなく、運転再開は必要だ」と述べました。
中村知事が伊方原発の運転再開の必要性について発言したのは初めてです。
一方、中村知事は、安全性を国が責任を持って示すことや、地元の同意を得ることなどの条件が整わなければならないとして、同意するかどうかは現段階では白紙だとしています。
伊方原発の安全性を確認する国の手続きは、原子力の安全規制を担う新たな組織で行うことになっていますが、具体的な見通しは立っていません。
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