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◆録音告げると刑事一変「仲直りしよ」 大阪府警の取り調べ
産経新聞 11月15日(月)13時6分配信
大阪府警東署の刑事2人が任意の取り調べ中に暴言を吐くなどし、特別公務員暴行陵虐などの罪で大阪地検特捜部に告訴された問題で、取り調べを受けた大阪府内の男性が、産経新聞の取材に応じた。
男性は任意同行される車中から取調室での聴取の途中までを約3時間、ICレコーダーで録音。「身に覚えがないのに、家族にも捜査が及ぶと脅され、辛かった」と振り返った。
取り調べは、東署刑事課の警部補と巡査部長が遺失物横領事件の捜査で9月3日に行った。
財布を落とした女性が免許証の写真を添付したメールを送りつけられ、メールの分析から男性が疑われたとみられる。
男性によると、いすをけったり肩を押さえつけたりする暴行もあり、途中で録音していたことを告げると、態度が一変。「仲直りしようや」と握手も求められたという。
男性は「子供には警察官は正義の味方と説明していたのに、まったくイメージが変わった。こうやって冤罪(えんざい)ができると身にしみてわかった」と話した。
(転載終了)
上記記事にあるように、またもや警察による悪質な民間人への取調べが表面化した。
それもまた、よりによって先月問題になったばかりの大阪府警である。
(大阪府民として情けないというより、恐怖心を感じる話である)
表面化したケースだけでもこのザマゆえ、その実態(絶対数)はこの100倍は下らないであろう。
つい先月のエントリーにてコメントしたが、いまや警察官どもは、一般市民を監視し、管轄エリアを巡回中に一般市民を呼び止めては、何かと”イチャモン”に等しい嫌疑を口にして恫喝する”ゴロツキ集団”である。
「悪いヤツらから僕たち私たちを守ってくれるお巡りさん」
「頼もしくて優しいみんなの味方のお巡りさん」
なんていうのは、映画やTVドラマの中だけの話である。
その実態は、裏金にまみれ、国家権力の犬として一般市民を監視する”番犬”そのものであり、その姿はさながら戦時中の“公安”そのものである。
今回の記事のケースでは”被害者”の男性が「ICレコーダー」を隠し持っていたが故に発覚したわけであるが、改めて”護身”のためにもICレコーダーの携帯が不可欠な世の中になってきたことを実感する次第である。
改めて、以下のエントリーも参照いただきたい。
※「監視社会」への備え その1 〜 ICレコーダー携帯のススメ〜
さあ、みんなこれを読んだら、明日にでもICレコーダーを買いに行って、外出する際は必ず携行しよう!
話しついでにもう一つ言うと、男性の方は、満員電車に乗るのは極力避けるべきである。
何故なら、そこには”痴漢冤罪逮捕”という悲劇が常に隣り合わせであり、決して他人事ではないからである。
何故、警察官が一般市民に”イチャモン”同然の嫌疑を掛けてしょっ引こうとしているのか?
まちのお巡りレベルの警官は、単にノルマを課せられているだけで、深い考えもない無意識の行動であろう。
しかし、警察官僚レベルの次元では、微罪でも良いから一人でも多くの市民をしょっ引いて来て、「個人情報データベース」を構築するべく、指紋・顔写真をはじめとする個人を特定するための情報を収集しているのである。
即ち、”国家権力”による「監視社会化」を着実に進行させるべく、一般市民の包囲網の構築を着々と遂行しているのである。