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検査の漁 放射性物質検出なし
6月15日 22時34分

原発事故の影響で自粛が続く福島県沖の漁の再開を検討するため、14日、相馬市の沖合で行われた漁で、「ミズダコ」「ヤナギダコ」「シライトマキバイ」の3種類のタコや貝は、水揚げ後の検査の結果、いずれも放射性物質は検出されませんでした。
県内の漁協の組合長の会議で承認されれば、今月20日にも同じ海域でこれらのタコと貝の販売を目的とした漁が試験的に始まる見通しです。

福島県沖では原発事故の影響で漁の自粛が続いていますが、福島県漁連は漁の再開に向けて、14日、魚介類の放射性物質の検査をするための漁を、福島第一原発から北東に50キロ以上離れた相馬市の沖合で初めて行いました。
対象となった魚介類は、これまでの福島県の調査で放射性物質の量が国の基準値を大きく下回っている、「ミズダコ」「ヤナギダコ」それに「シライトマキバイ」というツブ貝の一種の3種類で、14日から15日にかけて水揚げされた、これらの魚介類の放射性物質の検査が行われました。
福島県などによりますと、生の状態とゆでて加工した状態で、2回の検査が行われ、いずれからも放射性物質は検出されなかったということです。
この検査結果は、今月18日に開かれる県内6つの漁協の組合長の会議に報告され、そこで承認されれば、今月20日にも同じ海域でこれらのタコと貝の販売を目的とした漁が試験的に始まる見通しで、福島県産の魚介類が1年3か月ぶりに市場に流通することになります。

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