福島原発事故に伴い、那須町と那須塩原市も軽度の放射線被曝地域になりました。 政府や東電は、真実を発表しませんが、外国の研究者は、今後も事故の推移いかんによっては、多量の放射性物質で再び汚染されることが、十分にあり得ると警告しています。
特にこわいのが、放射性物質を呼吸で吸い込んだり、飲食で体に取り込んでしまう 内部被ばくです。 原子力発電所の事故で放出される多種の放射性物質のうち、特に幼小児から30歳代くらいまでの若い人の甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素については、ヨウ化カリウムという薬を飲むことによって、予防できることがわかっております。
この薬は、通常の薬と異なり、 今後、事故の拡大により、放射性物質を吸入した可能性がある時に、1回だけ服用して甲状腺への放射性物質の取り込みを防ぐものです。 したがって、被曝の24時間以上前から服用したり、被曝した日から2日以上たってから服用しても、意味がありません。
当院では、ヨウ化カリウムを入手できましたので、 希望の患者さんに、以下の要領で処方できることになりました。ヨウ化カリウムの処方は、以下の要領でおこないます。 |