那須町、那須塩原市を含む、関東全域に住む人、および福島県に住む人々は、3月12日以降の福島第一原発の爆発事故により、 大量の放射性物質を内部被曝したと考えられます。

 特に、放射性ヨウ素I131については、30歳くらいまでの若い人、 特に、乳幼児から小学生くらいまでの子供の甲状腺がんの原因であることがはっきりしており、今回の事故で、これから数年ないし15年くらいの間に、 数万人規模の甲状腺がんの大量発生が予想されております。

 この甲状腺がんについては、定期的な甲状腺の超音波検査で早期に発見することが可能です。当院では、甲状腺がんの超音波によるスクリーニング検査を、 2011年現在、 18歳以下の人に対して、これから15年間にわたって年2回程度行っていくことを強く勧めます。

 甲状腺の超音波検査は、 痛みや苦痛は全くなく、食事も通常で良い検査ですので、予約なしで簡単に施行できます。
 また、 この診療(検査)は、 通常の健康保険で可能である場合があります。3月12日から現在まで、栃木県北から福島県に住んでいた場合などは、一般的な診察後、超音波検査が必要とされ、保険で診療可能と判断されます。

 窓口に お申し込みください。

2011年7月7日から施行

もみの木医院長

 
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