政治自民「いずれ解散」と楽観視 修正協議、不発なら谷垣氏にブーメラン+(1/2ページ)(2012.6.14 23:46

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自民「いずれ解散」と楽観視 修正協議、不発なら谷垣氏にブーメラン

2012.6.14 23:46 (1/2ページ)
いずれ解散と楽観視する谷垣氏だが…

いずれ解散と楽観視する谷垣氏だが…

 社会保障・税一体改革関連法案をめぐる民主党との修正協議で、自民党が「高めのボール」を投げ続けている。14日も、社会保障制度改革基本法案(仮称)に対する民主党の修正案を門前払いにし、再修正を要求した。こうした強気の姿勢には、修正協議で合意できても決裂しても、いずれは「解散」になるとの楽観論が影響している。(小島優)

 「箸にも棒にもかからない」。修正協議の税分野の実務者、町村信孝元官房長官は14日の派閥会合で、民主党が13日に示した修正案を厳しく批判した。

 自民党は15日までの修正協議決着、21日までの一体改革関連法案採決を民主党に要求。民主党の対案にも「全部書き直さなければ協議に応じない」(幹部)と強硬姿勢を続ける。

 今後の展開について、自民党は2つのシナリオを描いている。

 修正協議が決裂すれば、野田佳彦首相の政治責任を追及し、内閣不信任決議案と首相問責決議案を提出。消費税増税への反対を強める小沢一郎元代表のグループや民主党内の中間派を取り込んで可決させ、解散に追い込めるとの読みがある。

 逆に、自民党の社会保障制度改革基本法案を民主党が丸のみして修正協議が合意に至れば、一体改革関連法案の今国会での成立は確実。自民党とすれば、法案成立への協力と引き換えに「話し合い解散」を確約させることができると踏んでいる。

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