現代自労組幹部、またも賭博で摘発

 現代自動車労組の幹部が、またも賭博を開帳し警察に摘発された。蔚山中部警察署は15日、現代自労組の代議員C容疑者(51)と組合員7人の計8人を、賭博容疑で書類送検した、と発表した。

 C容疑者らは今月14日午前3時20分ごろ、蔚山市北区の飲食店で会食をした後、240万ウォン(約16万円)相当の金を賭け、賭博を開帳した疑いが持たれている。

 C容疑者は2008年にも、賭博を開帳したとして摘発され、刑事訴追されるとともに会社から減給の処分を受けた。なお、C容疑者は代議員を8期務め、現代自労組の中心的な活動家として知られている。

 現代自労組は真相について自主的に調査に乗り出し、近日中に代議員大会を開いて、C容疑者に対する懲戒処分のレベルを決める方針だ。

 労組の関係者は「労組の幹部が関与している以上、徹底的な調査を行うとともに、再発防止のため厳正な処罰が避けられない」と語った。現代自労組は、組合員が賭博などの容疑で刑事訴追された場合、内部の議決機関を通じ、警告や権限の停止、組合員資格の剥奪(はくだつ)などの懲戒処分を決定する。

 現代自労組は以前にも数回、幹部らが賭博事件に関与し摘発された。昨年6月には労組の幹部や元幹部らを含む約10人の社員が、常習的に賭博を開帳したとして一斉に摘発され、懲役刑や罰金刑を言い渡された。

蔚山= 金学賛(キム・ハクチャン)記者
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