Leiermannさんのコメントと、「媚び」と「モテ」の二律背反という記事を読んで考えたことを書いてみた。あと、「恋愛資本主義的価値観の世を断罪する」みたいな内容が書かれていたブログを読んでの感想も混ざっています。（どこだかは忘れてしまったけど）
ちなみに、 オタク≒非モテ という意味でオタクという言葉を使ってます。全然オタクじゃない非モテもいるんだろうけど、だいたい「オタクである非モテ」について語っていると思って下さい。
◆ マスコミ主導の価値観
恋愛資本主義（至上主義？）とか、セックスと消費にあけくれる社会を断罪する人は多い。わたしも今の世の中の価値観を全面肯定するつもりはさらさらないけど、ちょっと待ってくれとも思う。マスコミ主導で作られた価値観や社会像をそんなに鵜呑みにしてもいいものか。
女子高生はオヤジと援助交際し、渋谷にたむろする若者はセックスとドラッグに明け暮れ、暴力的ゲームとアニメが原因で少年犯罪は激増。食生活の変化でキレる中学生、ブランド品に身を包んだ20代〜30代の女は男を見下し奴隷扱い。オタク男はエロゲやフィギュアを集めるキモイ集団を形成し、幼女相手に性犯罪を起こす。
例えばオタクが上記文章を読んだとする。彼は憤慨する。「俺はオタクだが幼女になんぞ欲情しない。俺はガンオタだ！こういうマスコミの偏向報道があるからますます俺らが誤解を受けるんだろ！！」
ところが次の瞬間には「・・・でも他の奴らについては同意。最近の女も男もこういうのばっかだよな。許せん。だからこそこの歪んだ価値観の社会を変えて行かねばならないんだ」とか考えたりするわけですよ。自分以外の人種に関しては偏見入りまくりなのに、まるで自覚がない。
実際には、オタクにも色々な人種がいるように、20代30代の女だって色々いるし、本当に援交してる女子高生なんて、性犯罪を起こすオタクが少数なのと同じように、ごくごく一部。バイオハザードにはまってる人口の何％が暴力事件を起こすのか。そもそも「ゲーム脳」なんて概念に意味があるのか。少年犯罪が激増してるなんてのは印象論も甚だしい。統計では昔から大して変わっていないという結果が出ている。
マスコミに面白おかしく極端に「悪い上澄み」だけクローズアップされて印象操作されている。売らんかな主義で書かれたセンセーショナルな記事や本なんて、現実を正しく表しているとは到底言えない。
大谷昭宏が「フィギュア萌え族」なんて造語でオタクを断罪した時に、ネットのオタク達にも激しい反発が起こった。
「（小児性暴力の）犯人は『萌えの人』ではないでしょうか。少女を『フィギュア化』し、所有したかったのです」などというマスコミの報道に、そんな問題じゃない、何も知らないくせに知ったかぶって解説するな、と吠えてみても、実際オタくさいファッションで出歩いていたら否応なしにレッテルを貼られてしまう。
その風潮にはオタクも本当にムカつくだろうけど、レッテルを貼られてるのは実は他の人種も同じこと。
今どきの女子高生風に装っているだけで、どうせ援交してるやつが多いんだろ、売春婦が、という目で見られたり、20代女性がばっちりブランド品で決めているだけで、どうせ男に貢がせたんだろ、それでその男は次から次へと捨ててるんだろ、男を搾取してる以上おまえも犯罪者だ！とかバイアスのかかった妄想の対象にされるわけ。
（こういう思い込みは自分にもやっぱりあるので自戒を込めての話です。）
ただ、オタク以外の人種は、そういうマスコミ主導型の偏見にいちいち理屈で反発することが少ないと思う。「おまえもどうせああいうのと同じだろ」とか面と向かって言われなければ、大方の人はスルーしてるんじゃないかな。横のつながりがあるわけじゃないから団結して偏見に立ち向かおう、という風潮にもならないし。
（たまにわたしみたいな理屈っぽいのがいてネットでブツブツ言ったりするけど。まあわたしもオタか）
だからってマスコミの報道を全面肯定して、「あたしたち、どうせそういう人種で〜す」と思ってるわけじゃなくて、偏見はスルーしつつ自分の好きなファッションにこだわり続けてるだけだ。
「偏見を持たれたくなければまずそのパンツ見えるようなスカートをどうにかすべきだろう」と女子高生に説教したところで、「だったらアンタもそのオタくさい服何とかしたら？キモイって言われてもしょうがないじゃん」と返される。お互い様なのだ。
つまりオタクも一般人も、ファッションが違っていたり自分の興味のないモノにハマっている人間を互いに馬鹿にし、偏見で見下してるわけで、その意味では同じ穴のムジナと言える。それが何故か一般人の方に理があるように見えていつもオタクが負けてしまうのは数の論理であって、要はオタクがマイノリティだからだろう。
（これがどんどん増加し、政治家だの経営者だの社会的地位の高いオタクも山のように出てくればさすがにキモイなんて言ってられなくなると思う。
関係ないけど、米国のある下院議員が日本アニメのファンだということを知ったアメリカンオタクたちが、大喜びでその事実をアニメフォーラムで吹聴しまくったという話があったなぁ。オタクはどこでもマイノリティだもんね。）
というわけで、数的に劣るオタクがいつも一方的に被害者みたいになってしまうのだけど、お互いに「価値観の違う人間を受け入れずバカにする」という態度を取っている以上は、その点に関しては一般人ばかりを責められないんじゃないのかと言いたいわけです。
受け入れられないまでも、「価値観の違う人に対してはお互いに静かなる尊重を貫きましょう。要するにそれぞれ人の勝手なんだから放置し合いましょうよ」という方向性を目指すのならわかるのだけど、復讐心のなせるわざなのか、叩かれたから叩き返すという状態になって、価値観の断絶を起こしている。
馬鹿にしたり敬遠したりという心理は人間どうしても態度に出てしまう。ブランド女や女子高生にキモイとひそかに嘲笑されている時、オタクにヒシヒシとそれが伝わるように、ブランド女や女子高生の方も、オタクを含めた男性が自分を内心小馬鹿にし、「頭カラッポのヤリマン女が」という目で見ている時、それを敏感に感じている。
（「そんなの態度に出さない」と言うかもしれないけど、普段からブログ等で彼女らへの偏見満載の憎しみを綴っているのに、現実社会ではその内面を完璧に隠しおおせていると思ったら、それは甘いとしか言いようがない。）
こういう状態では相互理解だの、「自分と違う人種をお互いに受け入れる」などという状況に発展するはずがないわけで、理解し合えないのはどちらか一方のせいとは言えないだろう。
◆ 「媚び」とは何か
例えばある女性が非モテのオタクの人を好きになり、つきあいたい、あるいは親しい友人になりたいと考えたとする。
そうなればその人の趣味や考え方や好きなものが知りたいと自然に思うし、どうやったら好かれるのか色々考え、合わせられるところはある程度合わせ、コミュニケーションを取ろうと様々な努力をするだろう。
自分が今まで興味のなかった本や音楽、バカにしていたような趣味でも、「あの人が好きならちょっと聴いて（読んで）みようかな」という気にもなってくる。（恋愛の初歩ですね）
そうやって彼女なりに一生懸命、自分の好意を得ようとがんばっている姿を見たとして、非モテの人は、「雌豚が俺に媚びやがって。こんな恋愛至上主義に毒された女に用はないな。俺は俺に媚びない女が好きなんだ。自分を偽りながら安い好意をあからさまに表すような女は売女だ」と軽蔑するのだろうか。
趣味に合わせるとか、相手の気持ちや考えに共感していることを伝え、好意をはっきり示すことを「媚び」と表現する文章を見ていると、どうしてもそんな疑問が湧いてくる。
だけど逆にその女性が、
「あたしはアンタに受け入れて欲しいと思ってるけどそれを言う気はない。アンタの趣味ってオタ趣味ばっかでしょ？全然興味ない。そんな気持ちをグッと抑えて相手に合わせるような真似はしたくない。いちいち男の機嫌なんか取りたくもないし。先にそっちから好意を示してもらわないと女として負けだと思ってるし受け入れて貰えなかった時に傷つくからアプローチしない。誇り高く自分に正直に生きているあたしをありのままで愛して。自分を偽らないからこそあたしは貴重な存在なのよ」
という心理が透けて見えるような頑なな態度で非モテの人に接していたら、いつまでたっても仲良くなれないだろうし、逆に非モテには、「なんだこの女。喧嘩売ってんのか。プライドばっかり高くてウゼーんだよおまえは！自分を偽ろうが正直に生きようが関係なく嫌いだっつってんの！！」と反発を食らって憎まれるだけだと思うがどうか。
この法則は非モテであろうがモテであろうが同じことだ。（よっぽど他に魅力があるごく一部の男女以外は。）自分から色々な方法で好意を示し努力して、そこから後は、努力が報われるか報われないかという運・不運の話。
モテでも非モテでも、まず受け入れてもらうためにトライしてみないことにはどうしようもないと思う。
◆ 誰かを受け入れることとは？
万が一本人が読んだら困るのでこれは書くのに躊躇するんだけど。電車男みたいな実話。
オタクでない美人の某友人がオタク系男性と交際→めでたくゴールインしている。
（男性は高給取りではあるが、円満な恋人時代を経ての結婚。経済力が目当てだったわけではないのは以下でわかる。プラスポイントではあっただろうけどね）
彼は本当にいい人で、以前はイケメンと付き合っていたその友人が最終的に選んだのも納得がいくと仲間うちでも評判である。（その元カレが非常に感じ悪い男だったので、なおのこと彼の性格の良さが引き立つというのもある。）
とにかく、彼女の女友達にも分け隔てなく親切。卑屈さがない。話が面白い。彼女の好きなドラマを一緒に見、彼の好きなオンラインゲームに二人ではまっている夫婦である。要するに互いの趣味を認め合って仲良く一緒にやってる。友人知人が大勢で押しかけても二人でニコニコしてご馳走出してもてなしてくれる。
これは彼女と付き合ってから性格が変わったという訳じゃなくて、出会った時からこういう人であったらしい。彼のこういうところを好きになったんだ、居心地がいいんだと彼女は言う。
「こういうところ」とは要するに柔軟性、許容性。自らを「オタク」（それほど濃くはないが）と認めながらもそれ以外の人とも普通に接し、好きな相手の趣味や価値観を馬鹿にせず、積極的に受け入れるキャパがあること。好意をちゃんと示す正直さもあるだろう。
もちろん、彼女の方にもオタクだからと頭から拒否しない許容性があってこそ成り立つ関係だけど、彼の方がそもそもそういう性格ではなかったら彼女は好きにならなかったと思う。オタク趣味自体は彼女にとってネックにならないが、性格はネックになるからね。
（ちなみに容姿はやっぱオタクっぽい。彼女とつきあい始めてからかなりあかぬけたらしいが、ぶっちゃけちょっと太ってるし、友人の選んだ服を着ててもなんとなくオタオーラが・・・（笑）でもそんなのどうでもよくなるほど性格がいい。）
だから「男は中味だ」というのは真実ではあると思う。本当に中味のいい男はいい女をちゃんとつかまえる。
彼が一生懸命彼女に好かれようと努力していた時、彼女は「この男あたしに好かれたいからって媚びてるわ。バカじゃないの。卑屈」などとは決して思わなかっただろう。思っていたとしたらそもそも結婚なんかしていない。
そして彼の方も、彼女の恋愛映画が大好きなところとか、服や化粧品にお金をかけるところとか、惚れっぽい性格をバカにしたりはしなかった。（彼女はいわゆる、恋愛至上主義的な女性と言えるのだ）
人をバカにするような男が嫌いな女性だからこそ、一番包容力のある人を選んだんだし。
まあこれは電車男と同じで奇跡的にうまくいったケースだけど、その奇跡が起きたのは、両人とも自分の趣味や価値観をしっかり持っていながら、違う価値観に対して下らないと排除する狭量さがなかったことだろう。
でも本当に一番重要なのは、「自分が誰かを心から好きになる」ことなんだろうな、というのはよく思う。誰をも愛さないような人間は結局誰にも愛されないという言葉はやはり真実だろう。
もちろん、それを悟ったからと言ってホイホイ恋愛するなんてことは無理なんだけど、社会やそこに存在する人間達の悪い側面だけ見て「堕落した人間だらけの歪んだ価値観の社会」と断罪し、誰のいいところも見ない、好きになれないような人間が誰かに好かれようというのは難しい。
昔、鬼束ちひろの「月光」を聴いて、「思春期の厨房みたいな感覚・・・自分だけがこの世の中でキレイな存在だとでもいうのかな〜。」と思ったものだけど、あまりにも社会全体に対する憎しみが激しい人を見ると、どうしてもあの詩を思い出してしまう。
それが「居場所がない・世界から閉め出されている」という疎外感の裏返しだということは、よくわかってはいるけど。
こんにちは。
「価値観の多様化について」以下3回のエントリ、興味深く読ませて頂きました。
今回リンクを張られている先の記事を読んで思った事は、「誠実だけど不器用な人ってやっぱり損なのかもしれないな・・・」という事でした。
単にウケがいいからといって口先だけ迎合するのなら、やはり「媚び」としかいいようがありませんものね。
ナツさんのお友達の旦那さんは、誠実さや恋人への愛情の他にも一種の「器用さ」の持ち主だったのではないかと思います。「話が面白い」っていうのは正にそれだし、それこそ横文字にするなら「コミュニケーションスキル」。
媚びたり無理に合わせたりしなくても相手を自然に受容して、更に自分の人となりを受け入れてももらえるっていうのは才能ですよねえ。
何だか「才能」マンセーで努力は無駄、みたいな文章になってしまいましたが；そういう事ではなく・・・。
人間、「その人の自然体」の範囲内でする努力しか長続きさせられないよな、とそういう意味です。
Leiermannさんがそうだと言っている訳ではないのですが、「社会の価値観」を過度に糾弾する人が1番その価値観に縛られているっていうのはよくある事なんですよね。
そこに収まる事もその思い込みから自分を解放する事もできなくて苦しくてもがいてる状態っていうのがそれなんですから。
追記
「女のオタク（私ですが）が一般的にモテないのは何故か？」については、非常に言いづらい結論が出たりするので論題にすらならないよな、と軽くヒガんでみたり（笑）
●しぎこさん
>媚びたり無理に合わせたりしなくても相手を自然に受容して、
>更に自分の人となりを受け入れてももらえるっていうのは才能ですよねえ。
まさにそうだと思います。例えばわたし自身も皮肉っぽいし厭世的な性格だという自覚はありますが、それをいきなりそんなに親しくもない人に全部まる出しにしてぶつけたら引かれるだけだということはわかってる。わたしもわたしみたいな奴が己をありのままぶつけてきたら絶対逃げるし。
でも自分に正直に生きていても元々の性格が人に好かれるという人を見てると僻みっぽい気持ちにはなりますね。確かに。だからといってそんなところに立ち止まっていても事態は悪くなる一方なんだけど。
>「社会の価値観」を過度に糾弾する人が1番その価値観に縛られているっていうのはよくある事なんですよね。
非モテの人でも悟りの境地に達した人たちがいるようです。「もうモテなくてもいーよ」って人。なのに「非モテ」を名乗るのは不思議な気がしますけどね。
モテるかモテないかなんて価値観からは解放されてるのに、まだ非モテなの？もう君達は自由なんだよ！という。すでにアイデンティティになってるのかな。
>「女のオタク（私ですが）が一般的にモテないのは何故か？」
記事中では「男は中味だ」と書きましたが、「女も中味だ」とは言えない気がしますな〜。でも、「中味だ」という結論が出ても、自分性格悪いのわかってるからあまり意味ないや（笑）
女のオタクの話、ここでも話題になってました。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2005/11/post_6.html
横からの発言ばかりで申し訳ないです。＾＾；
この記事はすごい説得力だと思いました。
その価値観に縛られている人間から見れば、
イケメンと散々遊んでおいて、
その後浮気する心配のない、且つ、
経済力のあるオタクと結婚するのは
どう見ても、いつもの流れにしか見えないんですが。
だって、その前に性格の悪いイケメンと付き合っていたんでしょう？
男を顔と金でしか見る目がない、というのは自明。
前半要旨
・一般人も非モテどちらもレッテル貼りでやってることはお互い様。
・でも非モテは少数派だから被害者になる。
・被害者になっても静かに黙って耐えましょう。
…ヌッコロスゾ貴様！(ノ ﾟДﾟ)ノ ＝＝＝＝ ┻━━┻
ネットでガスヌキぐらいさせろっつの！
だいたいさ、上で説明されてる「媚び」、Leiermann氏のいうそれと全然違うやん。
「男は中身」っつーのも見飽きたね。
「外面ではなく内面だよ」、その言葉の欺瞞性について意識してる？
余計なお世話だが関連のURL貼っとく。
まだ喪男を相手する気があるんならここらへんはキッチリチェックしる。
純粋なココロ；カオはココロより重い
http://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/log/2005/05/post_db8f.html#comments
喪男道；モテ非モテ論争〜その１
http://shrak.blog17.fc2.com/blog-entry-119.html#CommentHeader
過下朗日記；脱オタという倒錯� 銑�
http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama/searchdiary?word=%2a%5b%c8%f3%a5%e2%a5%c6%bb%a8%b5%ad%5d
初カキコにて失礼します。
前半部分、価値観に関する記事にはほぼ賛成なのですが、「媚び」に関する内容については('A｀)さんに同感で、Leiermann氏の述べている「媚び」に対し、論点を外しているように思えました。元記事におけるLeiermann氏の論点の一つは「真の共感」よりも「共感したふり」の方が恋愛の場において有利になるのではないか、という問題（と私は解釈しました）ですが、この点が全く捨象されていたのは残念です。
もっとも、Leiermann氏の記事のみに対する文章ではないのでしょうが、ナツ氏の言う「媚び」はあまりにも漠然とし過ぎています。多くの非モテの人も「趣味に合わせる」ことや「好意をはっきり示すこと」それ自体を「媚び」とは表現しないと思うのですが…
「共感」とは、相手が何を持って番居心地がよい又は悪いと考えるか理解することだと思います。それが媚びであるかどうかというのは些細な問題かと。
たとえば「相手の周囲の状況を相手の立場から分析する」ということと「共感する」は別問題で。例えば、何か相手が問題を抱えているとし、自分にはその解決法が思いついたとして、「君はこうして問題を解決すべきだ」と熱心に説得するのは、場合によっては共感ではないと思っています。なぜなら、本人が「その問題を本当に解決したいと思っているかどうか」ということを考えていないから。本人は、問題を放置して何もしない方が楽でいいのかもしれないですし。
（ただ、居心地がいつも良すぎるようにすると相手が甘えてダメな人になるので、短期的に見ると良くないことでも長期的に見るとプラスになるようなことは弱く加えるべきだと私は思います。人にとって急激な変化は苦痛なのであくまでソフトにですが。というのは別の話ですが。あぁでも、媚びは少なくとも相手を痛くはしないかもしれませんね。）
＞ナツさん
うーん「アイデンティティ」そうかもしれないですね。
私もオタクである事を自嘲しながらアイデンティティにしている所あるから、そういう気持ちはちょっとわからなくもないんですけど。
自虐を持ちネタにしている芸人の匂いもしますね（笑）
＞Shujiさん
モテるモテないと恋人がいるかどうかはまた別なのかもしれません。
ホビーショップでデートしているオタなカップル、結構見ますよー。
それこそ私が言うのも何ですが「むさい系のおにーさんとむさい系のおねーさん」だったりする事はよくありますが、楽しそうに会話してて幸せそうだったりします。
2人がそれでいいんなら全然それでいいんですよね。
＞('A`)さん
「ネットでガスヌキぐらいさせろ」
これについては、ナツさんの前回のエントリ「非モテと共同体」の中の「非モテ男性同士の連帯感を深めるのが目的ならばそれは非モテの人の自由なのですが、女性を結婚する気にさせるのが最終目的だとしたら、実にまずいやり方だと言わざるを得ません。」というご意見に賛成です。
言いたい事が言えれば、あるいはプライドが守れれば実際には女性にモテなくても（愛されなくても）いいのですか？
って言うかそんなにはっきりガスヌキとか言わないで下さい（笑）
「あ〜、苦労してるんだね」と生暖かい目で見守るくらいしか対処の仕様がないですよ。
●Shujiさん
オタク同士はつきあえても、非モテとオタク女がつきあえるかどうかになると難しいですよ。非モテ男性の理想とする女性像って、貞節・奥ゆかしい・純情・母性的とか、要は古風な大和撫子風というイメージがありますが違うんでしょうか？容姿に関する願望はよくわかりませんが、非モテもモテも男性は似たようなもんじゃない？と思ってますね。
ぶっちゃけ、非モテ男性の女性に対する理想（こだわり）ってモテよりずっと高いと思うんですけど。それも彼女ができない原因のひとつだと思います。（下の喪男さんがその一人）
● 喪男さん
少なくとも、友人と結婚した男性は「この女イケメンと散々遊んでたんだろ。俺に好意を示してるように見えても、金目当てに決まってる」などとは考えなかったと思う。そんな風にマイナス思考にばかり陥ってると目の前の幸福を逃す非モテスパイラルにはまるだけです。
「男を顔と金でしか見る目がない女」などと、勝手な思い込みで自分を見下してる男性の心理は口に出さなくても敏感に伝わるものだし、そういう人を好きになったりはしないしね。←非モテと「恋愛経験豊富な美人」がうまくいかない一番の原因じゃないかな。つまり「僻み」。
わたし自身も疑い深いから色々と幸運を見逃してきた気がするんですよ。そういう意味で「性格（中味）」というのは本当にネックになります。相手の問題じゃなくて自分の問題なんです。人の気持ちを疑い自分を否定して勝手に自爆する。
でも信じてみないことには何も始まらないわけでしょ。裏切られることもあるかもしれないけど、それはもう運不運の問題だとしか。
他人を信じられるだけの精神の頑強さも彼（友人の旦那）の最大の長所です。
というわけで、彼は彼女の愛情を信じ、彼女も彼に惚れて結婚した。今でも仲良し夫婦やってますよ。年末年始にも二人で海外行くとの話。
●('A｀)さん
美男美女がモテる法則は絶対に否定しません。記事内の実話はむしろ、「このくらい性格が良くないと欠点は帳消しにはならない」ということを言いたかったりします。「男は中味」ってのはこのレベルで真実になると。
自分はこうはなれないな、と思ったら、ぶっちゃけ性格の悪さを自認しているのなら、容姿を磨く方が手っ取り早いに決まってますよ。
でも非モテの人は顔はともかく性格はいいという自負があるのでは？だからこそ容姿で判断される世の中に不満を述べてるんでしょう。そういう人のために、「確かに中味がいい男はちゃんと美女をつかまえてますよ」という実例を挙げたんです。
過下朗日記さんのところは覗いてました。他の二つは未読です。（あちこち回ってみてわたしが好きだと思ったブログは「俺はおまえのパパじゃない」さんですが、あそこも非モテ系ですよね？むしろ、あーいう系統のブログをもっと紹介していただきたい。）
でもわたしはどう頑張ったところで男にはなれないし、非モテ男性の立場にもなれない。だから女から見てどう見えるかとか、男性全般に対してこう思ってるよ、みたいな意識を伝えることしかできません。非モテ男性同士の自己分析論の方が問題解決のためには有用だと思う人には役に立たない。非モテへの知識に関しては敵うわけありませんしね。
でもうちのブログの読者は20代〜30代の女性が多いので（アンケートの結果による）、彼女らから有用なコメントを貰える可能性もある。「女性と付き合うことが最終目的」なんだったら、柔軟に耳を傾けてみることも必要じゃないでしょうか。女なんてもう要らないと思ってる非モテには関係ない話しかできないと思う。
●鳥蛇さん
>「真の共感」よりも「共感したふり」の方が恋愛の場において有利になるのではないか
うーん・・・。「媚びている自分」という自意識にとらわれすぎるのが異性とのコミュニケーションを限定していないか、って話をしたかったんですが確かにうまく書けなかったですね。
Leiermannさんが反論？の記事を書かれると思いますので、それを読んでじっくり考えたいと思います。
●ぽいんつさん
女性は愚痴っただけで心の重荷が取れてスッキリする、という人が多いので、愚痴そのものが目的だったりしますが、男性は「それはこうしないのが悪いんだ」と解決法、ひいてはダメ出しをはじめるので殺伐とした雰囲気になったりしますね（笑）
（そのあたりの例としてこのへん見てもらえばわかりやすいかもしれない）→http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2004/1105005239.php
共感の定義については同意です。
●しぎこさん
>私もオタクである事を自嘲しながらアイデンティティにしている
わたしもオタクなんですが狭義の意味ではアイデンティティが確立してないんです。何かにとことんはまればそれ専門のサイトに行って仲間を見つけるとかできそうですが、どう考えてもそこまでの情熱はない。興味が多方向に拡散してるので。仕方ないから自分のブログでブツブツ独り言言ってるわけですが。
あー、「独り言オタク」というのがアイデンティティなのかな。
はじめまして。
どうでもいいことなんですが一つ気になったので。
「俺はおまえのパパじゃない」id:kowagariさんのブログですが、
確かに本人は自称非モテだそうですが非モテ批判も同時に行ってらっしゃるので
非モテ系に分類するのはちょっと微妙だと思います。
（昔流行った、ネタとして非モテを茶化すテキストサイト系非モテというのかな）
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/searchdiary?word=%c8%f3%a5%e2%a5%c6
ここらへんで繰り広げられた議論が参考になるかもしれません。
＞ナツさんへ
丁寧なお返事ありがとうございました。
ナツさんから見た非モテの姿を、ナツさんなりにこれからも書いていただけると嬉しいです。
僻みっ子相手でウザったいと思われることが多々あると思いますが、どうか頑張って下さい。応援しています。
＞しぎこさんへ
＞言いたい事が言えれば、あるいはプライドが守れれば実際には女性にモテなくても（愛されなくても）いいのですか？
＞って言うかそんなにはっきりガスヌキとか言わないで下さい（笑）
＞「あ〜、苦労してるんだね」と生暖かい目で見守るくらいしか対処の仕様がないですよ。
今日はレディースデー。となれば覚悟を決めて行くしかないだろう……そう、『世界の中心で、愛をさけぶ』だ！ 覚悟はしていたけど、男の一人客なんてオレだけだったよ。しかも40男。ほとんど変質者だよ！
これ〈ぴあ〉見てびっくりしたんだけどあの中身のない話で2時間20分もあるじゃねえかよ！ 行定勲って頭おかしいんじゃねえか？ 途中まではおとなしく見てたんだけど森山未来がガラス越しに婚姻届を見せて「結婚しよう」と言うところでついこらえきれずに「プッ」と吹き出してしまったんだがほぼ同時に隣で鼻をすすり上げる音が……
わかったよ、オレは。要するに正義は向こう（行定＆柴咲）にあるんだ。あいつらが世間というものであり、あいつらが正しいのが世の中というものなんだ。そして『世界の中心で、愛を叫ぶ』連中を見た瞬間に理由もなくムチャクチャにしてやりたい思いに駆られるオレは悪の側なんだ。
今こそオレはジョーカーの気持ちがわかる。カエルを刺してしまうサソリの気持ちが分かる。オレは必ずやバットマンに退治されるだろう。でも、それがわかっていても、オレは戦いを挑まずにはいられないのだ。あいつらと同じ側にだけは死んでもいられない。（ガース柳下・6月2日の日記より）
しぎこさん。
＞モテるモテないと恋人がいるかどうかはまた別なのかもしれません。
ナツさん。
＞非モテ男性の理想とする女性像って、貞節・奥ゆかしい・純情・母性的とか、要は古風な大和撫子風というイメージがありますが違うんでしょうか？
僕は「非モテ」というのを「世間的な評価を気にしない人」と捉えたいんですけどね。言葉からするとそういう意味だと思うので。
「モテる - モテない」の二項対立ではなく「非」という言葉を使っているのは、坂本龍一の『非戦』という本のタイトルが『反戦』ではなかったのと同じ意味ではないかと。
むしろそういう人のほうが、真っ直ぐに相手のことを見れると思うのですが。
＞ナツさん
私の「アイデンティティ」もそんなに確固とした物ではないですよ〜。
興味の向く物がいわゆるオタク的な趣味にどうも偏ってしまうのでそう自称しているんですが、いい意味で「オタク」という言葉が備えている「専門性」とは程遠い状態です。
＞('A｀) さん
ガース柳下さんかあ。
「地獄のアメリカ観光」という映画関連の本で、好きな作品について語ったら相方のウェイン町山さんに「あんな映画気に入ってるなんて実はおまえホモだろ」とか決めつけられて慌てて言い訳してたのがちょっと気の毒でかわいかったです。（どうでもいい情報）
リンク先の記事はどこも面白かったですが、男の人は「非モテ論」とか「〜派」とか言ってる余裕があっていいよな・・・。
女性は身づくろいをある程度以上に整えるべきだとされたり、ルックスが良くないならせめて控えめにしていろ、と有言無言の圧力を受けたりする事はあまり時代に左右されない当たり前の風潮なので（僻みっぽい？）そんな風にしようとすら今まで思わなかったよ。
私も言ってみようかな、「女だって恋愛資本主義社会から抜け出すべき、モテるスキルのない女差別反対！！」とか。結構切実（笑）
だけど、そうして抜けて（非オタな人は別として）2次元への萌え専門に走ったとしても、やっぱりその対象となるキャラクターはその人の趣味に応じて「美し」かったりする訳ですよね？質によるけど、萌え絵が「かわいくない」とは少なくとも私は思わないし。
そこに矛盾は無いのかなー。
調子に乗ってのこのこ参上。
「月光」を聞いて共感してしまった28歳の過去を持つ馬鹿が登場しましたよ。
そして、失礼な！ といちおー怒ってみることにします（よく言う）。
しかし、釣りかと思うくらいにわかりやすく「女なんかしょせん」という方がいてびっくりですけど（そしてまだ釣り疑惑を捨ててない俺）。
受容と媚びの違いについては、中心になっているのが相手か自分か、ってあたりでしょうか。受容は「相手を理解したい」という気持ちが根本にあって発生するもので、媚びは「自分を受け入れさせるための手管」です。だから媚びって苦手なんだよう。
＞非モテの人でも悟りの境地に達した人たちがいるようです
これは完全にスタイルだと思います。「ああ、そういうことか」と男女の問題について理解したうえで、いま一歩の勇気が持てず、踏み出せないので、とりあえずそんなスタイルをとってみました、という人たちです。
女性に対する極端な決めつけ、恐怖、裏返しの憎悪。これらは、だいたいにおいてセックスに対する恐怖から発生してるんじゃないかと思うです。「馬鹿にされたらどうしよう」という不安の根幹はそのへんじゃないかと。女性に対して自分が弱者であることをよく知り、そしてそれを認められなければ、あとは強者にでもなってみるしかありません。ま、実際は弱者でも強者でもないんですけど。
男性が女性との親密な関係を考えたとき、視野にセックスを入れないってのはまず考えられません。欲望が素直なかたちで達成されるなら、それがいちばんの幸福ですけど、そうでなかった場合、女性に対する平明な認識を妨げるいちばんの要因になるでしょう。
＞僕は「非モテ」というのを「世間的な評価を気にしない人」と捉えたいんですけどね
まあ、希望と現実は往々にして食い違うものですから……。
そしてどういうわけだか、俺は女の人の愚痴を極端に食らいやすい体質らしく……。聞いた時間数の合計なら歴戦の勇者といえます（いらないそんな称号）。なんか嗅ぎつけられてるんでしょうか。
●kiya2014さん
はじめまして。ご紹介の箇所は読んでました。そのあたりを読んで面白いなーと感じたわけなので。非モテの多数派にどういう位置づけをされているのか存じませんが、わたしから見ると主張がいちいち納得がいきます。＜おれパパ
kiya2014さんのブックマーク、飛べなくなってますが公開はやめられたのですか？リファラからあちこち飛べて有用だったのでちょっとがっかり。できればもう一度公開して欲しいものです。時に暴言を見ると痛いですが、みなさんのコメントも基本的には楽しみに読んでいる方ですし。
●('A｀)さん
ありがとうございます。飽きないうちはブツブツ好き勝手なこと語ってると思いますのでのぞきに来て下さい。
それとわたしは「セカチュー」自体、映画も本もスルーしてましたよ。恋愛映画とかウザくてカユくてダメなんです。恋愛「至上」主義に生きた時期もないと我が半生を振り返って思う・・・。
ただ、そういうタイプの友達はいるし、その価値観をどうこう言う気もないけどね。人に迷惑かけてない以上はみんな好きに生きればいいんですよ。
●Shujiさん
>僕は「非モテ」というのを「世間的な評価を気にしない人」と捉えたいんですけどね。
ホントにそうだったらこんな騒ぎになってませんて（笑）「おれは（女に）評価されたくない。恋愛至上主義の価値観が悪い。でも恋愛はしたい」という人が多いように見受けられます。むちゃくちゃ評価気にしてますよ。世間の評価を気にしなければ、世間の価値観もどうでもよくなると思うんですがね。
やっぱ空想の世界に旅立った二次元萌えが一番進化した非モテと言えるのかな。
●しぎこさん
柳下毅一郎氏もオタクと言えばオタクですね。究極の博学オタク。猟奇殺人とかプロファイリングとか好きなんで彼のサイトもずいぶん昔からお気に入りに入ってるなあ・・・「千と千尋は幼女をソープで働かせる話」って評したの、この人ですよね。
モテるスキルかあ。労組みたいにデモって手に入るものならわたしも参加したいですよ（笑）
●えむけーつーさん
>しかし、釣りかと思うくらいにわかりやすく「女なんかしょせん」という方がいてびっくり
喪男さんは釣りでしょ。('A｀)さんも最初釣ろうと思って出てきたと推測（笑）
なんか僻んだこと言ってるので、「人を信じなきゃ！」とか青春ドラマみたいなことをゆって励ましてしまいました。これわたしのキャラじゃないんですけど。天邪鬼だから自分より悲観的なタイプを見ると反射的に反論したくなるんです。早く厭世的で悲観的な自分に戻りたい。
>女性に対する極端な決めつけ、恐怖、裏返しの憎悪。これらは、だいたいにおいてセックスに対する恐怖から
>発生してるんじゃないかと思うです。「馬鹿にされたらどうしよう」という不安の根幹はそのへんじゃないかと。
「セックスが怖い」から女性に憎悪を抱くんですか？先に「馬鹿にされたらどうしよう」という不安が根幹にあって、それがセックスへの恐怖を引き起こしてるんじゃなくて？
愚痴を言いやすい男性ってのは確かにいますよ。相手も迷惑そうな顔もせず説教もせず軽いツッコミ入れながら聞いてくれるので話しやすいです。しまいには女友達にも言わないようなことを言ってたりして自分でビックリ。
ＭＫ２さんもそういうタイプなんでは？
どうなんだろ。
うーん。
いろいろ考えてみたんですけど、ナツさんの言ってることのほうが正しいような気がしてきた（んなあっさりと）。
考えてみれば、俺の説明じゃ「なぜセックスが怖いのか」に対する明確な解答が出てないですもんね。だとしたら解答は別にあるわけで、そりゃ順番逆だろ、って話ですね。
ただ「馬鹿にされたらどうしよう」に少し引っ掛かりがあるんですよね。それはもちろん真実の一部だと思うんですが、なんかそれよりもっと情けない真実があるような……。
イヤな言いかたであるのは百も承知ですけど、たぶん、セックスできなきゃ男じゃない＝失敗したら俺は男性としては機能できなくなる＝生涯一仙人。それは怖い。
っていう流れかなあ。
それがどんだけアホな考えであるかは、実際そこを通過してみるまでわからん、というオチです。ええ、それはもう。自己嫌悪で死にましたよ。女性に対する性欲など！と唾棄していたはずの俺がいちばん囚われてますか馬鹿か俺は、と（それこそ男にありがちな思考法）。
ああそうか。「馬鹿にされたらどうしよう」じゃなくて「相手にされなくなったらどうしよう」なんだ。そりゃ情けねえや！
いや、世の男性一般がそこまで情けないかどうかは想像の限りですが……。
＞自分より悲観的なタイプを見ると反射的に反論したくなるんです
ああ、なりますなります。
てゆうか全身全霊を込めて説教します。
「おまえなあ、ロリコンの俺でも結婚できたんだぞ？」
説得力があるのやらないのやら。
たぶんまったくない。
私が出るとｱﾚかも知れませんが
＞僕は「非モテ」というのを「世間的な評価を気にしない人」と捉えたいんですけどね。言葉からするとそういう意味だと思うので。
むしろ、私には気にしすぎる人のように思えますが。
●えむけーつーさん
>「馬鹿にされたらどうしよう」じゃなくて「相手にされなくなったらどうしよう」なんだ
うーん・・・。そこまで恐怖に追いつめられるとしたら、それは相手の女性を信じてないってことだと思うんですよね。
それよりなにより、相手もいないし人を好きにもなってないのに「馬鹿にされたくない」とか考えてばかりなのはどうよという・・・。人を本当に好きになってみれば、そんなことはどうでもいいことなんだ、もし相手がつまらないことで悩んでいるとしてもすべて許せるんだ、嘲笑なんかする前に本当の意味で許してしまえるんだ、ということが実感としてわかるはず。自分も相手を許せる。だから相手も自分を許してくれる。そういう絶対的な確信ってのは、自分が本気で人を好きになって許してみないことには得ることができないんじゃないかと。自分が誰のことも許せないから自分も誰にも許されないと思い込んでいる。それが恐怖の根源じゃないのかという話です。
（萩尾望都の名作「トーマの心臓」でも読めと言いたい）
まあ、そういう疑心暗鬼自体は実はよくわかるんだけども。でも誰のことも好きになろうとしない、（むしろ憎んで恨んで蔑んでばかりの）奴が行動も起こさずグチグチ言ってるのを見るとやっぱり腹が立って来ます。
ＭＫ２さんは厳密には「元非モテ」ですよね。深い自己嫌悪と、世界（女性）への呪詛の泥沼を経験し、そこから這い上がってきた男であるわけで。（なんかカッコイイぞ。Beyond the Graveみたい）
そうなれたきっかけってのは何だったんですか？非モテの人も多分そこが知りたいんじゃないかと。ある日突然目覚めたのか、奥さんと出会ってすべてが変わったのか、もっと他に要因があったのか。
自力で這い上がって人を好きになったから救われたのか、誰かが醜い自分をまるごと愛してくれて救われたのか、というのも知りたい。
さしつかえなければでいいので、回答よろしくお願いします。
＞ナツさん
＞人を本当に好きになってみれば、そんなことはどうでもいいことなんだ、もし相手がつまらないことで悩んでいるとしてもすべて許せるんだ、嘲笑なんかする前に本当の意味で許してしまえるんだ
なんかやっぱ横レス気味になっちゃいますけど、子供の頃友達いなかった私からすると、実感がないものはなかなか信じることが難しいですよ。私の場合は異性ではなく友達ですけど。それでも、何度もやってみたら信じられる体験もちょっとずつふえるわけで。あると信じてやるしかないのは辛いです。何回もへこむ羽目になるし。でもやらないと先細りなんでしょうがないんですけど。
＞えむけーつーさん
＞「おまえなあ、ロリコンの俺でも結婚できたんだぞ？」
あなたかっこよすぎ。
私、昔は今よりかなり太ってた時期も痩せてた時期もあるのですが（今でも外見にコンプレックスがあるのですが）、正直、今の体重から±5kg程度の変化なら、外見に関係なく自分が元気ならそこそこモテるし元気じゃないときはモテない、というのが実感です。
だからもう、外見が云々とかグチグチ言うのに腹立ってしょーがないんですが、「さすがに偏差値20だと倍率の高い一芸入試ぐらいしかなくなっちゃうよ」ってゆってるだけなのに「一流大学に入らないとダメだとか言いやがって！」ってキレられて、どうしたらいいのかわからないです、いつも。
横レスで失礼しますが……
＞ぼいんつさん
＞だからもう、外見が云々とかグチグチ言うのに腹立ってしょーがないんですが、「さすがに偏差値20だと倍率の高い一芸入試ぐらいしかなくなっちゃうよ」ってゆってるだけなのに「一流大学に入らないとダメだとか言いやがって！」ってキレられて、どうしたらいいのかわからないです、いつも。
勝手な推測なのですが、人間は
「あなたは顔が悪いから駄目」
といわれたほうが「性格が悪いから」という理由で駄目だしされるより、まだしも救われるんじゃないでしょうか。
顔って、不可抗力（本当はそうでもないんですが）ですからね。
性格や頭が悪いから他人に受け入れられないのかもしれない、と考えることは、ものすごい恐怖なのでは？
顔が悪いのは不可抗力だから仕方ないし、そんなことで他人を差別する人間こそが悪だし、だから自分はそんな外見で人間を評価するという悪しき基準にしたがわない！
意地でも今の自分のままでいる！
という思考の流れはトテモ自然なのではないでしょうか。
「それに顔がいいやつは性格悪くてももてるじゃん」
というのも確かに事実ですからね。
私は結局、無理に「顔じゃない」といったってしょうがないよな、原因は顔だという結論が唯一の救いなんだから、そこを奪ったら辛すぎるよな、と今は思っています。
「モテるモテないの秘密」って、本当は性格でも知能でも顔でも経済力でもない別の要素が関わっている気が、私にはするんですけどねえ……
そこに気付けば、「現在自分がモテないのは顔や性格や知能とは無関係で、自分は特に劣っているわけではないのだ」と判って、人間として駄目だしされている感覚が薄らぎ、苦しみが減じるのではないか、と思うのですが、ちょっと難しいですね。
顔と性格の二つ要素に縛られるからこそ、苦しんでしまうのではないか、と私は思ってしまいます。
＞まの様
以下まったく無視していただいても構わないのですが…、
＞「モテるモテないの秘密」って、本当は性格でも知能でも顔でも経済力でもない
＞別の要素が関わっている気が、私にはするんですけどねえ……
とは、どのような要素を想定されているのでしょうか？
その直後で、「そこに気付けば」というソリューションを述べられているので、
是非「”そこ”とは何か」もご教授くだされば幸いです。
管理人さん自体がいい恋愛をしてない感じなんだよね。頭もいいし、文章力もそこそこあるんだけど。。ネットの中であれこれ考えてるだけみたい。極論をあげてるのも経験が浅い人の特徴だなぁ。。
ルックスのいい人はチャンスが多いわけだし。
ルックスの良くない人はチャンス自体が少ないんだよね。
近年のルックスの良くない人を馬鹿にする風潮は気持ちのいい物じゃない。
俺も２０歳くらいからすごい勢いでオシャレ代にお金を使って勉強もしたけど、結局は顔とスタイルが物を言うし、おしゃれだと言われるのと元々ルックスがいい人は違う。
もちろん性格でカバーできる部分もあるけど、自分の好きな系統のおしゃれじゃないと言うだけで、悪口を言ったり避けたりする女性も都内には多い。
自分で学費を払ってたりで、おしゃれ代にお金を使えない人もいるし、すごいスポーツマンなんだけど、顔がきもぃって言われたりで嫌がられる人もいる。
ネットや携帯の普及で恋愛も合理化してるから、ルックスの悪い人にはますますチャンスが回らないしね。
正直可愛そうだなぁって思うんだ。。
●ぽいんつさん
>実感がないものはなかなか信じることが難しいですよ。
そう、「自分の中にない感情だから信じることができないんじゃないか」って話。自分の中から出て来た感情であれば、「ああ、これがそうなのか」ということを信じざるをえないでしょう。相手があれこれ悩んでいたとしても、好きになってしまえば「別にそんなの関係ないよ」と思える。そういうのって自分がその境地に至らないと実感できないだろうと思うんですが。
まあ愛されることばかり考えている間はそんなもん無理だと思うけど。人のことをちゃんと見もせず、ただ自分の内側に向かって「どうして自分はモテないんだ？」と繰り返しブツブツ話しかけてるだけじゃ。
人を好きになることはおくとしても、とりあえず女性や社会に呪詛をまき散らすことをやめるだけでも少しは状況が変わると思うんですが。
●まのさん
>私は結局、無理に「顔じゃない」といったってしょうがないよな、原因は顔だという結論が
>唯一の救いなんだから、そこを奪ったら辛すぎるよな、と今は思っています。
ま、まのさん、優しい言葉・・・と見せかけてズバッと真実を突いてますね。わたしも上の方のコメントで「非モテの人は顔はともかく性格はいいという自負があるのでは？だからこそ容姿で判断される世の中に不満を述べてるんでしょう。」と遠回しに書いてみましたが。
ただわたしは「性格（人格）が一番の問題だ」ということにとっとと気づいた方が問題解決の近道だと思うんですけども・・・。まあ、問題解決なんか本当はしたくなくて、「非モテ」をアイデンティティにして仲間うちでアジってたほうが彼らにとって幸せなのかも、と感じる時もあるけど。
●はじめさん
>ネットの中であれこれ考えてるだけみたい。極論をあげてるのも経験が浅い人の特徴だなぁ。。
>ルックスのいい人はチャンスが多いわけだし。
あのですねー、「ルックスの良さがモノを言う」のはもう分かり切った話なんですよ。だけど問題は、非モテの多くの人が「外見だけ変えて愛されたとしても、それは本当の自分を愛されたことにはならない」って思ってることなんです。そういう意見を何度も見ました。容姿を磨くことに抵抗がある人が多いのもそのせいです。（「脱オタしたくない。それで好かれたとしたら容姿だけで好かれたことになってしまう」とか言ってるんだよなあ。どうしろってのよ）
「本当の自分」だけで愛されてる人間なんて、モテにも何人いるんだよ・・・と言いたいけど、本人が「そうじゃないと本当の恋愛じゃない」と思い込んでる以上仕方がない話です。よーするに極端なのは非モテの人たちなんですよ。だったら内面から愛されるにはどうしたらいいか、あるいは「そういう愛され方は不可能」（なぜなら自分にだって出来ないだろうから）ってことを納得させる方法を考えるしかないでしょう。
＞はじめさん
釣り…ですよね？
お願いだから、そうだと言ってください。
＞ぽいんつさん
かっこよくない。どっちかっていうとサイテー（あえてカタカナで侮蔑的に）。
＞ナツさん
差し支えは別にないです。
ただ、長文になるのと個人的な話が混じるので退屈かもしれません。
しかし鋭いなあ。「信じてない」ってまさにそのとーりでしたもん。
んで以下本文。
結局は「自分で気づく」以外に方法はないと思います。実のところ。
俺自身がそうであったような「自分だけがかわいそう」「自分だけが悪くない」という思考法の若者はたまに見かけます（俺の場合逆で「自分だけが悪い」ですが、本質は一緒です）。
自分の経験を踏まえて、本当に全力で説教し、徹底的に愚痴につきあい、正しい（と思われる）ルートのヒントを与え、最後には拳まで振り上げ、相手の拳も食らって本音を引きずり出し、という経験を4回ばかりやりましたが、結果はいずれも同じ。要するに彼がいま安住（当人にとっては苦痛の檻であったとしても）の場所から出たいと願わないと、なにも始まらない、ということです。なにやってもこっちが加害者にされちゃうし。別に気づいてくれるなら、それでもよかったんだけど。
俺が自分で気づいた最初のきっかけは、現実逃避をやるだけやっちゃったからです。フィクションへの逃避も限界超えると、要するにそこに「現実ではない別のリアルな現実」を求めるだけの作業になります。
そんである日、はたと気づくわけです。てゆうか好きだったフィクションのキャラクターが「死んでしまう」というかたちで、強制的に失恋させられた次の日あたりとかに。
「なんだ意味ねーじゃん俺」
なにもできないわけです。死んでいくキャラを目の前にして。あー、フィクションに逃避ってもう無理っぽいなー、でもそうは言っても俺は神の子でこの腐敗した世界に落とされたしなーとか思って、一年くらいフラフラしていたら、いまのうちの奥さまに会ったわけです。
うちの奥さまには、たとえ人間のクズであったとしても、俺のような頭の働きを持つ人間が「必要」であったようです。偏差値38の高校には「神様ってなんでもできるから神様なんだよね。じゃあ人の願いを聞くことも知ることもできるはずだけど、わたしには来てくれなかったから”わたしの”神様はいないんだよ」という話に付き合ってくれる人がいなかったらしく、だれにも話は通じないので、自分は馬鹿だと思ってたそうです。イヤな馬鹿もいたもんですが。
そうは言っても、世界を憎悪でしか把握していない俺としては「必要とされているのは俺の機能でしかない」としか思いません。なるほど人はこうやって利己的に人を利用しつつ自分を支えるだろう。それは当然のことだ、などと思ってました。利用価値があるなら、利用してもらってオッケーよ、ということです。
この考えは、彼女が「あんたは本当にひどい人間だ」「冷たい人間だ」と悲しみと孤独と憤りがごっちゃになった視線で俺を睨むに至っても変わることはありませんでした。なにしろ俺理論にかかっては、それもまた「有効な他人の動かしかた」でしかないですから。無意識レベルでの計算です。
そうしたものが決定的に崩れたのは、彼女と焼肉を食いに行ったときのことでした。自分の意志を主張すれば応分の責任をとらされることを知っていた俺は、逃げ足を残しておくためには他人の意志に従っておくことだ、というのを不文律にしていたので、彼女が焼肉に行きたいといえば行くのです。
無駄にマメな俺は、肉を焼いて相手の皿に乗せるという行為を繰り返していたのですが、気づくと相手に「おいしいか？」という質問を繰り返していたのです。
焼肉はだいたいうまいので、相手は「おいしい」と答えました。
そのとき、俺を覆っていたすべてが一度に瓦解したんだと思います。俺は泣きながら肉を焼き、泣きながら食い、泣きながら「おいしいか？」と何度も質問を繰り返しました。
だからナツさんの質問のうち、部分的には「一瞬にして目覚めた」というのが回答です。
このとき俺が気づいたのは、自分が「たかが焼肉をだれかのために焼く」という程度のことですら、他人にしてやったことがなかったということ。そしてそんなくだらねえことを深夜の焼肉屋さかいで泣き出すほどに切実に求めていた、ということです。早い話が「自分が生きていること」と「他人が生きていること」の接点がまるで見えなかったのが、自分からの主体的な「焼肉を食わす」という行動によって、一気につながったわけです。それほどまでに、だれとの関係も持っていなかったのです。それほどまでに自分をごまかしつづけていたわけです。
てなわけで、俺が自力で気づけた要因のひとつめは、まず俺が15年以上にわたって嘘をつきつづけ、他人との関係を遮断しつづけ、一人の状態であたう限り「絶望」の近似値に到達していた、というのが前提です。
そして、そんなゴミのような物体でも、他人に必要とされる可能性があるということを知ったこと。
そこまで来れば、あとは最後に、自分が他人を必要としていることに気づくまでは時間の問題でしょう。
繰り返しになりますが、前提としては「拒まないこと」です。フィクションへの夢破れた俺は、確かに歪んだ価値観に支配されてはいましたが、自分の29年間を支えたものを失って、なにかを拒む気力すら失っていました。これが現役バリバリのマニアで脳天気に「名雪萌えー」とか言っていられたら、近づいてくる彼女を拒むのは簡単だったはずです。受け入れるフリをして近づけて「すみません。僕は幼女しか好きになれません」とでも言っておけばいいのですから。彼女に嫌われようと、クズ呼ばわりされようと、俺には名雪がいるのですから。
近づいてくる彼女に対して「このクズに近づいてなにやら哲学的なことをしゃべっているこの三流女子校出身の人間はなんだ」と少しでも興味を持ったことが、スタート地点です。
ナツさんの質問とは若干ズレる回答かもしれませんが、端的な回答は以下のとーりです。
きっかけは、逃げることに疲れ果てて、気力を失い、擬似的ユーアーウェルカム状態になっていたこと。
愛する、愛されるの問題については、俺個人の場合は「まずまともな人間関係を形成する」というのが第一段階で、あとはお互い話していく過程で（おそろしいくらいしゃべりました。10時間とかブッ続けで。しかも連日）、互いに「この人間と一生を過ごすことにまったく問題はない」という信頼を醸成していきました。世にいう恋愛とはだいぶ違うケースだと思います。
ちなみにうちの奥さまが俺を見たときの第一印象は「なんだこの物体は」だったそうです。その物体に対する好奇心ですね。それが話すうちに自分の言語が通じることがわかり「自分のことを理解してくれる可能性が高いこの人間とできるだけ長く過ごしたい」と思うようになったそうで、働きかけはとーぜん彼女のほうからでしょう。
だから「本当に」気づくにあたっては、彼女の驚異的な粘り強さがあったからだと思います。
諦めて離れてしまえば、中途半端な状態の俺が、裸でこの世界に立って呆然としていただけでしょうから。つーか俺、結局ぜんぜん自力じゃないって噂。
いちおー理論武装している自覚のない非モテの人たち（モテない理由が、自分が不細工でデブで口下手で性格悪くて最低だから、という部分以外にカケラでもあると思っているすべての人）に言いたいことがあるとすれば、俺の事例は幸運なものに見えるでしょうが、そうではない、ということです。俺は人間関係から逃げるために「どうやったら人間のクズとしてだれにも相手にされないようになれるか」を15年ばかり追求してきました。結論はなにかあったらすぐに泣いて謝ってごめんなさい、と言い、あとで陰口を言うことです。殴られそうになったら土下座することです。簡単です。あっと言う間にだれも相手にしてくれなくなりました。
重要なのは、そんな人間でも、不可避的に他人との関係は発生してしまう、ということです。自分に「拒む」という無自覚な運動さえなければ。
論旨だけつまんで書くかどうか悩みましたが、結局、具体的なエピソードもまじえて書きました。そのほうがわかりやすいかと思ったので。
結果としての長文失礼いたしました。
最後に一言だけ、完全な私事を付け加えておくと、俺は必要とし、必要とされる存在だとなんの疑念もなく思えた日、そして彼女も同様であろうと信じることができた日、見上げた空は異常なくらいに青かったです。
しかし、ナツさんのレスは、的確な理解と主張のあとに強烈なブローが来るので好きだなあ。
＞まのさん
救われたいというよりは逃げたいんじゃないかと思うんですけど、まぁ本人ではないのでわかりようはないですし、どちらにせよ私は、天は自ら助くる者を助くと思う、としか言えないんですよねぇ。
私自身は、ちゃんと相手を尊敬して愛して接していれば大丈夫だと思うんですけど、人に嫌な思いさせられてるとなかなかそれもむつかしいとも思いますし。
＞kiya2014さん
（もしも釣りなどでないなら）まのさんがぼかしているのはご本人がまだうまく言葉にできていらっしゃらないことかもしれないので、まのさんの書いてらっしゃることをご自分なりに整理するなりして自分がどこまで理解したかを伝えたうえで、「”そこ”とはまのさんの仰ることから推測するとXXということですか？」などとした方が答えやすいのではないかと思います。
＞ルックス
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=58709&log=20051107
の「女性誌は読まなすぎるとブスになるが、読みすぎるとバカになる」ではないですが、「ルックスは気にしなさすぎるとブスになるが、気にしすぎるとバカになる」と思います。（ただし、ルックス＝ベースの身体＋おしゃれだと私は思っています、という限定つきで）
ちなみに私は貧乏院生生活の名残で、いまだに1万円以上のスカート買うのにためらいます(*'ー')+
＞ぽいんつ様
本来ならばそうするべきでしょうが、残念ながらまったく見当が付きませんでしたので、あえてこう書かせていただきました。
見当も付いていないのに適当に「それは××ですよね」などと問うのは、ただの価値観の押しつけになってしまいますので…。
＞はじめさん
＞管理人さん自体がいい恋愛をしてない感じなんだよね。←俺はいい恋愛をしてる!
＞ネットの中であれこれ考えてるだけみたい。極論をあげてるのも経験が浅い人の特徴だなぁ。。←俺は経験積みまくり!実践してる!!
＞ネットや携帯の普及で恋愛も合理化してるから、ルックスの悪い人にはますますチャンスが回らないしね。←ピントの外れたいまさらな指摘
＞正直可愛そうだなぁって思うんだ。。←何様的同情も忘れない
“自称”恋愛の達人系ｲﾀﾀ男の勘違いテンプレそのままです
＞kiya2014さま、ぼいんつさま
釣りではないです。ただ、ぼいんつさまがおっしゃるように「別の要素」というものが、自分の中できちんと整理できていません。
そもそも別の要素というのは、一つだけではなく、複数あるように思えるからです。
敢えて言うなら、その複数の要素の中には、「運」も入ると思います。これは「そりゃあ美形に生まれるのはラッキーだよな！」というような単純な話ではありません（それも入るとは思うけど）。恵まれた造作なのに、不運なのかそれを生かせないひともいるからです。
しかし、「運が悪いからモテないんだよ」と言われても、どうしようもないですよね。だからモテの要素に「運」を持ち込むのは、気がひけてしまいます。
ただ、
「おれには人間としての落ち度は何一つ無いのに、モテない！ つまり、社会が悪い」
と思うよりは、
「運が悪い」
と思ったほうが、心の健康を保てるのではないかと思っています。
実際には、性格が悪くてモテないひとは、確実にいます。それは知っています。
ですが、同じような性格でも、運がよければ、許容してくれる人にめぐり合えるときがあるのです。
ですから、「悪いのは運だ」と思うこと自体は間違っていないと思います。程度の問題はあっても。
＞救われたいというよりは逃げたいんじゃないかと思うんですけど、まぁ本人ではないのでわかりようはないですし、どちらにせよ私は、天は自ら助くる者を助くと思う、としか言えないんですよねぇ。
私も基本的には、ぼいんつ様の考え方に賛成ですが、これはある程度余裕のある人間の考え方だと思っています。
人間は自分の欠点を見据えたときに成長する、とよく言われますが、自分の欠点を見据えることはとても辛いのでそれだけで心がいっぱいになってしまい、成長どころじゃなくなることがあるからです。
逆に成長し始めた人間は余裕が出来るので、自分の欠点を見つめることができるようになるんだと思っています。
もちろん、最初からある程度、精神的な強さを持ち合わせているひともいて、そういうひとは、欠点に気付くたびに成長していくのでしょうし、それは人間として望ましい姿です。
ですが、全ての人間がそれほど強いわけではありません。
ですから、逃避が必要なときはある、と私は思っています。その結果、心がラクになって、自分の欠点に気付けるときはあるのですから。
もちろん、逃げ続けて何も解決できずに終わる人もいるでしょうが……
「運が悪い」と自分に言い聞かせるのは、逃避のかたちとしては、それほど悪くないと思います。実際、ある程度運も悪いんですから。
そして逃避している間に「運が上向く」こともあるわけです。
そもそも、自己嫌悪に陥ったり、自虐することには、意味が無い。
何故なら「そんなことをすると、辛くなる」からです。そして「辛くて余裕のない人間は周囲を見る事が出来ない」ので、他者とのコミュニケーションがとりづらくなります。
自分の欠点を見つめた結果、自己嫌悪で胸がいっぱいになって、自虐ばかりする人間になるんなら、そんな欠点気づかない方がよかったのです。
「今までいっぱい努力したのに、おれはモテない！」と悲憤慷慨に満ちている方は、ちょっと休んでみるのもアリなんですよ。
休んで、自分にとって気持ちのいいこと、寛げること、楽しいことを探し、自分をいたわり、自分をほめ、自分をかわいがってあげることは、とても大事です。
そうすれば結果として、「モテ」になることはあると思います。余裕が出来るから。
なれなかったとしても、日々の生活を心安らかに送れます。
「今すぐおれを肯定する女出て来い！ さもないとおれは辛すぎる」
などと思わずに済むんじゃないかと。
もちろん、自分を可愛がる、ということが下手なひとは必ずいるので、そこが難しいんですが。
あれー、書けば書くほどまとまらないなあ……
そもそも、これじゃkiya2014さまの疑問に答えた事にならないし……
えーと、一応結論らしきものを書くと、
○モテには顔や性格、経済力、知性、以外の要素がからんでいる。しかもそれはたぶん複数ある
○その他の要素の中には「運」もある（それ以外の要素もあるが、私には言葉にできない）
○だから、「自分はとりあえず運が悪い」と思って、悲愴な努力や自虐や自己嫌悪をやめて、休んでみてもいいんじゃない？
というかんじでしょうか？
本当はこんな長文コメントをひとさまのブログに書くのは気が引けるのですが、曖昧なことを言い出して、kiya2014さまの注意を引いてしまった以上、一応まとめるのが筋かと思いまして。
そして、にも関わらず、きちんとした回答を出せなかったことを、kiya2014さまにお詫びいたします。
ナツさま、長文コメント、本当に申し訳ありませんでした。
本当は自分でブログを始めて、そこに書くべき事柄だったのかもしれませんが、今はちょっとそれは避けたい理由がありましたので……
俺はモテルとはどこにも書いてないし、実際今の彼女で精一杯ですよ。
がっかりだなぁ。
俺も１０代後半に胃潰瘍になってガリガリになった後、ずいぶん馬鹿にされたり苦労したけど、結局他人のいい所をどんどん吸収していくしかないんだよね。他人の悪いところばかりを見てしまう人間だと、その人も悪い所しか見てもらえないんだ。
●えむけーつーさん
図々しいお願いに快く応えていただきましてありがとうございました。この話、コメント欄で流すのはもったいないからエントリの方に転載したいです。いいでしょうか。
ＭＫ２さんの個人的な体験であるはずなのに、とても普遍性のある話だと思う。（わたしだけが感じていることなのかな。）
特に非モテ諸氏にとって有益じゃないかと思うのは、ＭＫ２さんと奥さんの出会いから始まる関係性です。「世にいう恋愛とはだいぶ違うケース」と書かれてますけど、非モテ系の主張においては「世にいう恋愛」を否定しているわけだから、彼らの精神論的言い分を信じるとすれば、ＭＫ２さんご夫妻の関係性こそ非モテの理想、あるべき男女関係の姿なんじゃないかと思うんだけど。
ただ、ここまでの関係に到達するには苦痛が伴いますわね。それこそ、ファッションやらフィーリングでくっついてしまうライトな恋愛よりずっと相手が生身でぶつかってくる、自分も心をむき出しにしてぶつからなければこの関係性は獲得し得ない。精神的に深い傷を受ける可能性は何倍も高い。それを乗り越えて互いを好きだと思えなければ信頼関係は構築できないわけで。ちょっとダメ出しされたくらいでヘコむような人に耐えられるとは到底思えないわけですが・・・。
●はじめさん
>俺はモテルとはどこにも書いてないし、実際今の彼女で精一杯ですよ。
いきなりやってきて「恋愛経験が浅いなあ。俺が思うに（以下ルックス語り）」とかやりはじめたら、誰だって釣りかモテ自慢かと思いますよ。わたしも絶対釣りだと思ったもん。
はじめさんの言うことは大前提としてみんなわかってることなんだけど、まずルックスを何とかしようという話になると非モテ諸氏には猛反発を食らうんですね。「恋愛資本主義に踊らされた愚民の価値観に何故合わせなければならないんだ。恋愛というのはもっと心の（略）」とか始まっちゃうから。だから精神論がそんなにお好きなら精神論でいきましょうという方向をとってるんです。（わたしはね）
脱オタ（＝ルックス改造）指南をしていたブログは非モテサイドの反発で休止になったらしいです。
>他人の悪いところばかりを見てしまう人間だと、その人も悪い所しか見てもらえないんだ。
ここは同意ですね。わたしもこの上の記事で同じことを書きましたし。
興味深く拝見してました。
まのさんのおっしゃっているのは
辛い事ばかり考えてネガティブなままいるよりも
一度休んで、気持ちを少しでも楽になったら
違う目線で物事を考えられるかもしれないという事かと思いました。
そのことが現状を客観的に見ることにもなるのかもしれないですね。
モテる／モテないは運もひとつというのも、
運にも色々な運があると思います。
愛す、愛される環境に産まれ、育つ運は自分で決める事も、今更努力するでどうにかなるものでもありません。
ただ、愛す、愛される機会は自分でつくることができるのではないでしょうか？
しかも、一度だけではなく何度でもつくり出せるのではないでしょうか？
周りに異性がいなくとも、異性に会う機会はつくり出せるのではないでしょうか？
機会が多いほど多くの他人を観察できて、視野が広がり、自分が受け入れられる事も増えるし、受け入れられない事も具体的にわかってきます。
まぁ受け入れられないと思っていても、惚れてしまえば自分の好みや正義よりも相手を受け入れることを選んでしまったりするんですが。。。
それもまた自分の器が大きくなったことにしたら自分の栄養になると思いこめばいいんじゃないでしょうか。
今苦しんでいる事もきっと栄養になっているんでしょうから
どうせなら苦しみ悩むのも楽しんだらいいんじゃないでしょうか？
たぶん、そういうちょっとした余裕も魅力になったりするんだと思います。
(余計なお世話ですね。話がまとまりかけているときにしゃしゃり出てすみません。
運について調べると面白いですよ。
後、「恋愛論／スタンダール著」という昔の話や最近文庫になった「恋することと愛すること／遠藤周作」も恋愛ってなんだよ？と考えている人にオススメします。)
＞ナツさん
あんなもんでよければどーぞ。
「普遍性がある」と思っていただけたなら幸いです。できればナツさん以外の人もそう判断してくれることを願います。
＞まのさん
誤解招くような書き方してすみません。まのさんではなくkiya2014さんが、釣りというか、ケンカ売り出すのか真面目にききたいのかどっちかわからなかったので。
＞「運が悪い」と思ったほうが、心の健康を保てる
＞逃避が必要なときはある
はいずれも賛成なのですが、運でしょ、って書いたら「運で片付けるな」とLeiermannさんに怒られました。まぁ私の書き方のせいでしょうが。
私は、
＞悲愴な努力や自虐や自己嫌悪
など内向きに行くのは本人の趣味だと思うことにしているので、好きにしたらいいと思います。ただ、
＞「今までいっぱい努力したのに、おれはモテない！」と悲憤慷慨に満ちている
のを外への攻撃に向けるのだけはどうかなぁと思うわけです。
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