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できごと
【亀岡暴走】「危険運転致死傷罪」見送り 京都地検、運転の18歳少年を起訴
2012.6.17 22:16
京都府亀岡市で集団登校中の小学生ら10人が軽乗用車にはねられ死傷した事故で、京都地検は17日、自動車運転過失致死傷と道交法違反(無免許運転)の罪で運転していた無職少年(18)を起訴した。犠牲者の遺族らが罰則の重い危険運転致死傷罪での起訴を求めていたが、地検は少年に運転技能があり、事故は居眠り運転による過失が原因だったと判断し、適用を見送った。
地検は同日、犠牲者遺族らに対する説明会を開き、質疑に応じた。
遺族らの要望を受けて地検が再捜査した結果、第三者機関の鑑定で、少年の運転する車が事故直前、当初の推定よりも約10キロ速い時速60キロで走行していたことも判明したが、危険運転罪の適用条件である「制御困難な高速度」に当たらないと判断した。
一方、新たに2件の無免許運転を立件。これにより不定期刑の上限である懲役5年以上10年以下の求刑が可能になった。
起訴状によると、少年は4月22~23日、京都、亀岡両市内で無免許で運転した上、23日朝、同市内の府道で居眠り状態に陥り、集団登校中の小学生らの列に突っ込み、3人を死亡させ7人に重軽傷を負わせた。また同11、17の両日、京都市内などで無免許運転をしたとされる。
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