京都府亀岡市で無免許の少年(18)が集団登校中の小学生ら10人を車ではねて死傷させた事故で、京都地検は17日、京都家裁から検察官送致(逆送)された少年を自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)の罪で京都地裁に起訴した。遺族らは危険運転致死傷罪の適用を求めていたが、地検は、少年には運転技能が認められ、居眠り運転も過失とみなすほかない、と見送った。
起訴内容によると、少年は4月22日未明から、友人らと交代しながら軽乗用車を無免許で運転。約30時間後の23日朝、居眠り運転で児童らの列に突っ込み、女児2人と保護者1人を死なせ、児童7人に重軽傷を負わせたとされる。地検は、これ以前の2回の無免許運転も起訴内容に盛り込んだ。