京都府亀岡市で車が暴走し、児童らが死傷した事故で、京都地検は17日、運転していた少年について、「危険運転致死傷罪」の適用を見送り、「自動車運転過失致死傷罪」で起訴しました。
今年4月、京都府亀岡市で、児童2人を含む3人が死亡した事故では、無免許で運転していた少年が、自動車運転過失致死傷の非行内容で送致されていました。
遺族らはこれまで、より罪の重い「危険運転致死傷罪」での起訴を求めて、21万人を超える署名などを集めてきました。
しかし、京都地検は17日、運転していた少年について、「捜査は尽くしたが居睡り運転である以上、危険運転は適用できない」として自動車運転過失致死傷罪などで起訴しました。
「聞いた瞬間、頭がまわらなかった。いろんな方に署名してもらったが、法律の前では反映されなかった」(松村幸姫さんの夫・松村晶史さん)
「死んでいった子どもたちの叫びも含めて考えてもらいたい」(松村幸姫さんの父・中江美則さん)
少年は今後、成人と同じように、刑事裁判で裁かれることになります。 (06/17 18:33)
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