うつ病の私や家族を支えてくれた”ことばの贈りもの”作品集
「うつ病の私や家族を支えてくれた”ことばの贈りもの”作品集」という、2012年1月に発行された、無料の小冊子を紹介します。
医薬品メーカーである、グラクソ・スミスクライン株式会社が主催し、一般社団法人うつ病の予防・治療委員会(JCPTD)とNPO法人うつ・気分障害協会(MDA-JAPAN)が協力して生まれた小冊子です。
うつ病の患者・家族が病気と向き合う中で、周囲の方から支えとなった言葉を募集し、315通の応募から、選ばれた28の言葉が紹介されています。
私の印象に残っているのは、次の2つです。
①「神様がくれた休暇」~この言葉は、北海道の医師が、うつ病患者さんにかけられた言葉です。私も、誰かに「うつ病は、神様がくれた休暇だから、ゆっくり休みなさい」と言われた覚えがあります。気楽になるフレーズです。
②「やまない雨はないよ。心の天気が悪いときは、家でじっとしてればいい。きっと晴れ間がでてくるよ。」~このフレーズもいいですね。兵庫県のうつ病患者さんの奥さんの言葉です。「日はまた昇る」とか「夜は必ず明けて、朝が来る」というフレーズも同じように使えると思います。
この小冊子に選ばれなかったものも、全て「ことばの贈りもの」のWebサイトで見ることができます。
残念ながら、この小冊子の配布は終了してしまっていますが、ホームページで見ることは可能です。良い参考図書だと思います。
主催者であるグラクソ・スミスクライン株式会社は、抗うつ薬「パキシル」を2000年から発売していることで、精神科関係者であれば、有名な医薬品メーカーです。私も現在、「パキシル」を服用しています。
「パキシル」が原因で、若い人の自殺を招くのではないか、といったアメリカでの発表がありましたが、そのような事実はないと同社が発表したことによって有名になったこともあります。(詳細は、グラクソ・スミスクライン株式会社のホームページ参照。http://glaxosmithkline.co.jp/)
グラクソ・スミスクライン株式会社は、パキシルを製造・販売する医薬品メーカーとして、「企業の社会的責任(CSR)活動」の一環として、このような小冊子の企画を行ったのでしょう。私は、「企業の社会的責任(CSR)活動」についても仕事にしています。
今日は、「企業の社会的責任(CSR)活動」の国際規格”ISO26000”の勉強会に行って、勉強してきます。
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パキシルはSSRI の一種だと思います。
2009年に厚生労働省が注意喚起してます。
医薬品・医療機器等安全性情報No.258(PDF) - 厚生労働省
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/258.pdf
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:GT5UpnQ_eH0J:www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iya ku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/258.pdf
医薬品・医療機器等安全性情報No.260(PDF) - 厚生労働省
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/260.pdf
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:6yc6iIF3o8AJ:www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_ j/iyaku_j/anzenseijyouhou/260.pdf 三環系四環系のうつ薬についても攻撃性が検討されている。
日本うつ病学会の抗うつ薬の適正使用に関する提言
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:3U8KZAqM_ngJ:www.secretariat.ne.jp/jsmd/k outsu/pdf/antidepressant%2520.pdf 精神科医、心療内科医向け
自分のブログ記事に書いたもののコピペです。
http://ameblo.jp/oooquree/entry-11278470588.html
うつ病の支援団体は、私のような立場の人間も入れてくれるのでしょうか?
人は一人では生きていけない、時には人に頼る事もあってもいいと他記事にお書きでしたが、頼るという状態は相手の協力あってのことで、頼るという捉え方だと相手の任意の協力しか得られないので、断る事も認められる事になります。
家族性のうつ病の場合家族が虐待してるので、基本的人権にも関係する問題になりますが、それを断るのは憲法上はおかしいですが、罰則は無い義務なので、それでまかり通って行ってしまいます。
精神医療被害者連絡会というNPO は、前から連絡が取れず、主催者のブログにコメントしていたら、ついに有償だと書かれ、NPOは任意団体なので支援したい人を選べるとか、責任は無いとか書かれました。
証拠になるような録音を貼ったらこういう事を言われました。仲間のライターは、盛んに私のような強制入院の事例もブログに載せていると言うのに・・・
この記事↓に自分のコメントを載せてます。もし仮に私の言っている事が妄想だったとしても、自傷他害の恐れがないので、強制的に入院させられる事はないはずです。今いる市のPSWも親戚に言って親の異様な行動を止めて欲しいとか親を専門家に診てもらいたいと言っても、やってくれません。
http://ameblo.jp/oooquree/entry-11277745146.html
私以外にもあります。
ライターの人が前にやっていた掲示板に書き込まれた親が懇意の医者に強制的に入院させられた人の書き込み
http://backupurl.com/2qfwkm
ライターの人のブログ記事にも高校教師の子供が強制入院させられた話が載ってます。
自分の場合はこの人と違って、高校も中退してないし、親がお金が無いと言って進学させなかったので大学に行ってませんが、周りは進学してました。親がお金を出せば行ってたでしょう。
だから、もっと病んだ親です。代理ミュンヒハウゼン症候群並みに病んでいると思います。
世の中には、昔、夫の暴力や異様な執着から逃げるのをサポートしたり、保護してから、それ相応の法的措置を取る事が出来なくて、妻が自分で逃げ続けるしか無かったように、実の親から逃げている人たちというのも居ます。
性的虐待のようなわかりやすい目的があるわけじゃなく、意味不明に困った事をしたり、破壊的だったりという親もいます。
一人暮らしで親と絶縁 でgoogle 検索すると親から逃げる情報交換スレッドも出ます。
投稿: oooquree | 2012年6月18日 (月) 00時42分