妻への感謝
私がうつ病を発症した2001年は、仕事が猛烈に忙しいだけではなく、「婚活」もしていました。「お見合いパーティー」で知り合った女性とお付き合いを始めて2ケ月くらい経ったところで、うつ病の症状が出てきて、心療内科に通い始めました。その方に「うつ病になった」ことを伝えたら、あっさり去っていってしまいました。そのこともまた、私の症状を悪化させた大きな要因の一つです。とはいえ、その方と結婚したとしても上手くいかなかったことでしょう。
今の妻とは、付き合い始めてからしばらくしてのクリスマスイブに、うつ病経験のことを全て話しました。2001年の苦い経験があったので、うつ病のことを話すことには勇気が要りましたが、「それでダメになるならば、それまでの人だ」と割り切って、思い切って打ち明けたのです。そして、妻は、その事実を受け止めてくれたうえで結婚しました。
結婚後も、時々調子が悪くなりましたが、妻は優しく見守ってくれました。認知行動療法のHメンタルクリニックに行ったとき、「パニック発作」を起こして、かかりつけのTメンタルクリニックに行ったとき、栄養療法の新宿溝口クリニックに血液検査の結果を聞きに行ったとき、等、要所では、妻は一緒に病院に来てくれました。辛い時に妻がそばにいてくれたということは、とても嬉しく、ありがたいことでした。
さすがに、妻は、うつ病の辛さを理解することはできないですが、辛い時に「そばにいてくれて、世話をしてくれる」「話し相手がいる」ということは、最も苦しかった2001年頃の独身時代とは比べ物にならない素晴らしさがあります。
妻には、とても感謝しています。3月14日のホワイトデーには、心を込めて、プレゼントを贈りたいと思います。
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私は、住んでいた所の保証人になってくれた人に、親にも話したので家に来るように言われても、こんなマトモなお宅だったら、絶対とは言わなくてもかなりの高い確率で、私の親がこの方の家の向こう三軒両隣くらいに、「精神病院に入院させた負肖の娘をもらってくれて大変感謝しています。どうか負肖の娘をよろしくお願いします」と言いふらしにくるのでは無いかと思い、行けませんでした。
ネットと電話と手紙だけで、合った事はありませんが、知り合いとしてだいぶ長くやり取りしてました。
この方の親とも電話で話した事はあります。
親がアパート破壊した業者に協力し鍵施錠ということがあって、その後弁護士が降りて怖くてそこに居られなくて、ネットカフェに居た時に、この事を思い出し、行かなくて良かった、私の読みは当たっていた、と思いました。
ちなみに弁護士には・・・
(弁護士には、親の事を脅しに使われました。訴訟じゃなく交渉でと言われ、自分が降りたら親からの連絡がそっちに直接行きますと言われました。最初は訴訟すると言ってました。ある大企業を訴えた事で超有名になった人です。一瞬だけですが。AP電にまで出てたと後で名前で検索して知りました。)
賃借人の権利を守る団体の人が言う解釈と一緒に聞き比べると、おかしさがよくわかると思います。(団体の人も、ある政党がそんな事言うわけ無いとか言って、変なんですが)
http://www.youtube.com/watch?v=GfbqZ2ZzDQw ある市民団体との最後の会話
http://www.youtube.com/watch?v=WIyDenjR4bI 弁護士に辞任を言い出された時(内容証明出した弁護士と同じ)
他の記事で、心療内科で多剤投与された事を知りました。では精神科の危険をご存じということになりますが、まだ精神科を勧めてしまわれるわけでしょうか?
薬漬けにしない医者の確実な情報とセットでないと、非常に危ないのでは無いかと思います。
薬漬けにする医者をご存じなら、それは何とかしなくて良いのでしょうか?
薬漬けにしない医者も、薬漬けにしている医者を止めなくて良いのでしょうか?
投稿: oooquree | 2012年6月18日 (月) 01時51分