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オスプレイ配備中止を 市民大会6月17日 18時18分
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沖縄の普天間基地に、アメリカで墜落事故が起きたばかりの最新型輸送機オスプレイの配備が計画されていることに対して、基地がある宜野湾市で大規模な市民大会が開かれ、参加者が配備の中止を訴えました。
大会は、宜野湾市の海浜公園で開かれ、主催者の発表でおよそ5000人が集まりました。
まず、宜野湾市の佐喜真淳市長が「住宅地に隣接し、『世界一危険』と言われる普天間基地に、安全性が懸念されているオスプレイが配備されようとしている。日米両政府に直ちに配備を中止するよう求める」と述べました。
そして、基地の近くにある宜野湾高校の1年生、喜屋武雅さんが「8年前に起きた普天間基地のヘリコプター墜落事故や、オスプレイのこれまでの事故を踏まえ、同じ過ちを繰り返さないよう省みてほしいです」と訴えました。
大会ではこのあと、「オスプレイは開発段階でも実戦配備されてからも死亡事故を起こしていて、配備は断じて容認できない」などとして、日米両政府にオスプレイの配備中止を求める決議を採択しました。
オスプレイを巡っては、先週、アメリカ本土の基地で訓練中に墜落事故が起きたあと、政府が「配備に向けた手続きを留保する」としていますが、沖縄県内では、配備計画そのものの撤回を求める声が強まっています。
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