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仕事の合間のペダリングが想像力を豊かにする?

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Sun, Jun 17, 2012

クミコハウス

今ネットで検索すると、世界一有名なゲストハウスとなっているバラナシの宿。
しかしその評判は決して良くなく、地球の歩き方でさえ紹介されなくなっています。

http://www.kazetairiku.com/note/india/diary_23.htm

ぼくがこの宿を知ったのは1986年頃。さそうあきらによる「カッシーの月」という
漫画作品で、そこでは「ナツコハウス」として登場していました。
それ以来、バラナシ、クミコハウスはぼくのあこがれの地でした。

ようやくインドを訪れることになったのは1995年。ぼくは30歳になっていました。
当時はまだバックパッカースタイルでクミコハウスのシングルルームに泊まりました。
主人のクミコさんは漫画と違って素っ気ない感じ。ほとんど話はできませんでした。

宿の食事は上の階のドミトリーでみんなと一緒にとります。
宿泊者はやはりほとんどが日本人旅行客で、長期滞在者が多く、
なんか内輪で固まっているような雰囲気がありました。
食事のときにはめずらしく欧米系の女の子が交じっていたのですが、
彼女が言葉がわからないのをいいことに、日本語でからかわれていました。

この風景に嫌気がさして、結局ぼくは1泊でクミコハウスを去りました。
内陸部の落ち着いたホテルに移り、ベッドに横になり一息つくと
あこがれだったクミコさんと感動を共有できなかった悲しさがこみ上げてきて
涙が止めどなく流れてきました。体調を崩し気味というのもありましたが、
これはバラナシという街に精神的にあてられたのだと思います。

そのバラナシをこの夏、17年ぶりに訪ねます。
今の自分にはあの街はどのように映るのか、楽しみであります。

作成者 瀧 浩明 [ コメント : 0]

Sat, Jun 16, 2012

インド観光ビザ取得顛末

ようやくインドのビザがおりました。ここまでの顛末を書いてみます。

インドのビザは茗荷谷のインドビザ申請センターで取得します。
オンライン申請が推奨されていますが、記述式申請もできるようです。
ぼくは前者を選びましたが、記述する内容が多岐に渡っているのでかなり面倒です。
例えば、過去10年の渡航先、インドに入国経験がある場合、訪ねた場所、連絡先。
両親の名前と出身地。勤務先と連絡先。本籍地の郵便番号等々。

あと、オンライン申請をした場合、申請書を提出するまで1日あけなければならないので、
記述式申請の方が2日ほど早くおりるのかもしれません。
オンライン申請が終わり、申請書提出の日を指定すると、時間は勝手に設定されてしまいます。

オンライン申請はFireFoxでも問題なく進められました。
渡航回数をmultipleとするところをsingleと入力してしまいましたが、
最終的に受け取ったビザではmultipleとなっていました。
添付写真は仕様が細かく指定されていて、5×5cmの大きさのところ、
3.5×4.5cmで提出してみましたが、問題はありませんでした。
むしろビザに顔写真のコピーが載るので、顔の大きさの方が重要なようです。

申請書の提出の際、インド渡航歴のある場合はそのときのパスポートの提示が求められます。
この時の手続きはスムースに行われました。申請費用はひとり2135円。
追加書類の提出は求められませんでした。委任状も必要なし。

あとはひたすらwebにてビザ進行状況をチェックします。
どうも申請書の提出から1週間というのが一般的な期間らしい。
この間はいつおりるのか全くわからなかったので不安でした。
電車は不便なので自転車で行きたいのに雨予報だったりするとうつになったり。

ぼくの場合、金曜の10時に申請して翌週金曜の3時にprocessedの確認をしました。
書面には5時の15分前には並ばないこととありましたが、4:40の段階で30名ほどの列がありました。
最終的にはビザ受け取り人数は130名ほどまでふくれあがったようです。

受付時間は5時から5時半なのですが、なかに入れたのは5:08頃。
説明があったのが5:15。前日までの発給分が優先され5時半過ぎから窓口が開きました。
当日発給分はインド大使館からのパスポートを待つので6時以降になるとのことでしたが
実際は6:50頃までずれこみました。早めに並んでもあまり意味はありません。
多くのパスポートを抱えた業者も散見されていましたが、特に優先はされていない様子。
ようやくパスポートとビザを受け取ったのは7時でした。

いや、インドだけならともかく、他の国もまわるならこれは大変だ。
昔はもっと簡単にビザがとれたように思うのですが。

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Fri, Jun 15, 2012

お金持ちと仲良くする方法

この前、西原か大山の高級住宅地で、家庭教師とおぼしき若者が、
豪邸に招きいれられているのを見て、自分に足りないのはこれだと思いました。
日常的にお金持ちと交流を持って、その敷居をまたいでいること。

不況の今、一般的サラリーマンは給与の先が見えず下手すりゃリストラ
なんてことも考えられる状況では、住宅ローンなんて怖くて組めません。
そこにターゲットを絞っていたローコスト建築家は今、苦境に立たされています。

こういうときに頼りになるのはやはりお金持ちです。
彼らにとって家を建てるというのは道楽のようなものです。
しかし、どうやったらお金持ちと知り合うことができるのでしょう。

設計事務所に勤めている時、所長はほとんど線を引きませんでした。
基本デザインを含めて一任された形でやりがいはありましたが、
肝心なところを学び、盗むことを忘れていました。
それが仕事のとりかたであり、人間関係の築き方です。

今頃気づいても遅いですね。
でもちょっと意識して考えてみよう。

作成者 瀧 浩明 [ コメント : 0]

Thu, Jun 14, 2012

癒着?

先週金曜日の午前に申請したインドのビザがまだおりません。
サイトに入力したのは火曜だから、それからもう1週間過ぎています。

ビザ申請のサイトには、観光ビザは申請翌営業日の午後におりるとありますが、
今週の火曜日に電話で聞いたら「マダマダデスヨー」と言われてしまいました。
まあ、相手がインドなんでしょうがないかとは思いますが。

インドのビザは東京と大阪で発給していて、基本的に2度訪れないといけないうえ、
申請時刻は勝手に指定され、受け取り時刻は夕刻の30分だけ。
これでは地方在住のひとは業者に依頼するしかありません。
ちなみにH.I.Sでの代行手数料はひとり10505円。いい商売です。

ビザ申請サイトにも申請代行業者のリンクが張られていました。
それによると約3日でビザ自体はおりるとのこと。(おりてないし)
さらに3万円追加するとトータルで3日間の短縮ができるサービスあり。

え?なにこれ。速達料金だけじゃないよね。賄賂?

ただ申請代行業者がはびこるところに一般人が入っていくと、
後回しにされたりすることはどこの国でも結構あります。

自宅を登記するときに司法書士も土地家屋調査士もすっとばして自力でやりましたが、
あからさまに嫌な顔をされ、検査時の工程を随分厳しく注文つけられました。
あれに比べれば建築確認申請などまだまともな方かと思います。

まあそれもトラブった時に上から圧力をかけてもらったなんて話は聞きますが。

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Wed, Jun 13, 2012

PC買い替え?

最近、eMacのブラウザ(FireFox)の画面上端にプラグインのアップデートを催促する
アラートが出るようになりました。
おそらくFlashPlayerのことですが、いまだPowerPCの身としては対応できません。

実際、Facebookに貼付けられた動画は今のFlashでは再生できませんし、
SilverlightやGoogleChromeをインストールすることもできません。
動画も画面が大きくなると動作がスムースではなくなります。

うーん、さすがにそろそろIntelPCのiMacに買い替えかなと価格を調べてみると
安いのでは8万円前後からあります。お、なんとか衝動買いできる範囲。
ただ、附属してくるOSは10.7 Lionです。

MacOSはLion以降、PowerPC向けのソフトに対応する機能が削除されています。
ただ、Lionがリリースされたのが昨年の7月で、その前に出荷されたiMacには
前バージョンのSnowLeopardが搭載されています。

じゃあそれを捜そうかと思ったときにふと気づきました。
IntelPC対応で困るソフトってそんなにはなく、CADソフトのVectorWorksと
Photoshopくらいで、後者はGraphicConverterとSeashoreでなんとか代用できます。

そこで要となるVectorWorksの製造元のHPに行ってみると愕然。
手持ちのVectorWorksはLionはおろか、Leopard以降はすべて対応していませんでした。
VectorWorksの最新バージョンは安くても20万円はします。

うわあ、これは保留だ。
現eMacをVectorWorks専用にして、ネット接続はiMacと使い分けてもいいのですが、
まだそれほど困っているわけではないので、しばらくタイミングを見てみます。

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Tue, Jun 12, 2012

花はなぜきれいなのか

花を見てきれいだと思う動物は、おそらく人間だけでしょう。
しかしこれはなぜそういう風にできているのか。

花はもともとは昆虫に受粉を喚起するための姿なのでしょう。
その頃の記憶をいまだに受け継いでいる?いや。

赤ん坊に花を見せても、好奇心しかくすぐれないでしょう。
まずは口に持っていってしまうかもしれません。
そうだとするとこれは後天的なもので、教育や刷り込みにて得られる感情なのかも。
もしかしたら、世界には花をきれいと思わない部族もいるのかもしれません。

そう思う理由のひとつとして、ぼくは花に対する感情がひととずれている面があるからです。
幼い女の子が花をきれいだと言って摘んでしまうという行動があります。
花を摘むというのはその植物の死を意味します。
それも子孫を残そうとするタイミングで。

ぼくはこれがとても残酷なことのように思えます。
花を花瓶に生けたとしても、根がある状態より長生きすることはおそらくない。
花の美がその植物の生命を危うくしています。これは自然の摂理に反していないか。

美に対する所有欲というのも後天的なものでしょう。
植物の生命と美の所有はどちらの方が大事なのでしょうか。
人間、特に西欧文化は生物として変な方向に進んできてしまったような気がします。

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Mon, Jun 11, 2012

久々にラ・クープへ

昨晩は我が家の数ある記念日のひとつで、奥沢のフレンチ、
ラ・クープへ行ってきました。おそらく1年半ぶりくらい。

相変わらず満席の室内は、マダムのサービスが行き届いています。
水やパンが少なくなると何も言わずにさっと足してくれます。
メニューはさほど改訂されていないようですが、
前菜のフォアグラの蜂蜜ソースはやはり絶品。

コースも飲み物もリーズナブルな価格で気やすく注文できるのが嬉しい。
サービス料もかかりません。
料理が出てくるのも速く、ストレスを感じさせません。
記念日には写真撮影のサービスもあります。

こういう等身大のそれでいて満足感の高いレストランというのはなかなかありません。
もう通いはじめて6、7年になると思いますがずっと続いてほしいお店です。

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Sun, Jun 10, 2012

ストーブデビュー

自転車復帰後6年経ってようやくストーブを購入しました。

学生時代には夏のキャンプでガソリンを使い、
圧力を加えるタイプのストーブを使っていて、
毎日コメからご飯を炊いていました。
今考えると、随分贅沢な時間の使い方をしていました。

その頃の装備は、フロントバッグにリアキャリア上部、リアサイドと
若干荷物が増えても問題ありませんでしたが、
復帰して最初に触れた世界はロードバイクで、ウェストポーチすら邪道と言われました。
結果、荷物はジャージのバックポケットに入るものだけに絞り込まれました。
このジャージ2枚重ねだけで、1泊2日のツーリングに参加したこともあります。

その後、ミニベロを購入し、サドルバッグをつけましたが容量はさほどではない。
固定車を買ってからはメッセンジャーバッグを使うようになります。
この頃から山サイにも参加しはじめて、ストーブがあったらいいなと思うようになりました。

一方、山サイを続けるうちに、ドロップオフでバッグが前面に回り込んでしまうことが判明し
ここでようやくリュックにたどり着きます。20lなので容量は十分です。
そんななか、月末に1泊2日の山サイを控え、ストーブの購入に至りました。

バーナーはプリムスの114ナノストーブ。
若干高価ですが、多くの方が使われているので安心感があります。
ポットは小さめのプリムスアルテックポット0.6l。
このなかに燃料とバーナー一式を収納することができます。

や、実戦が楽しみだ。
ちなみに学生の頃使っていたフロントバッグは今は工具入れになっています。

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Sat, Jun 9, 2012

スカイハウス再訪

ミニベロで茗荷谷へインドの観光ビザの申請に行った帰りに、
スカイハウスと東京カテドラルに寄ってきました。
ともに約25年ぶりの再訪で、設計者が亡くなっているのも同じ。

スカイハウスは閉め切られていて、ひとが住んでいる気配はしません。
隣接する菊竹事務所も平日の昼なのに人影は見られませんでした。

スカイハウスの増築部分は以前より若干狭まった印象はありますが、
竣工時の空に浮いたイメージからは遠いです。
この家はメダボリズム建築として建てられたので、子どもが巣立った後は増築部分を排除して、
竣工時の姿に戻るのだと勝手に推測していただけに残念です。
文化財の指定とかは受けないのでしょうか。いつの間にか取り壊されそうで怖い。

東京カテドラルは外観はまさに昭和の名建築。
内部も悪くはないのですが、グラウンドレベルに透明ガラスの開口があるのが意外。
西欧の教会建築ではあり得ないことです。光は基本、上からで、ガラスは色付きなど半透明。
やはり丹下さんはコルビュジェと同じで内部空間に弱い。

その前に跡見学園女子大文京キャンパスに面白い高層建築発見。
この2号館は日本設計によるものらしい。どこかオランダ風なデザイン。
他の校舎も日本設計によるものなのでしょうか。坂倉風な印象もありますが。

http://www.nihonsekkei.co.jp/project/index.php?action_user_project_detail_do=true&pid=63&tp=6

あと、この建物の隣にお茶の水女子大のユビキタス実験住宅、ochaハウスなるもの発見。
准教授の元岡さんという方が手がけたらしい。

http://ochahouse.com/

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Fri, Jun 8, 2012

自転車ツーリングファーストガイド

4月1日にあった都心ポタにグラフィック社の取材が入っていたのですが、記事になる気配がなく、
その後、同じモデルさんで別に取材が行われたと聞いて、あー、お蔵入りかと思っていたら、
6日に発売された、自転車ツーリングファーストガイドなる本にレポと写真が掲載されました。

メインはモデルさんですが、ぼくが入った写真はP45。固定車と一緒に写っています。
他にも小さなのが幾つか。
あと、2009年早春の南伊豆の写真がP109とP110。ぼくは後姿ですがサーベロが写っています。
どちらもツーリング車とは言えませんが。(苦笑)

載ってみての反省点はどれもが無表情だということ。
まあ、この顔じゃ記事にしづらいわな。こういう取材には向いた人材ではないのかもしれません。
いや、こんな顔してても楽しんでいるんですけどね。

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Thu, Jun 7, 2012

ミニチュア風写真

本城直季さんで有名になったミニチュア風写真。
本来はあおり機能で被写体深度を浅くして撮影するのですが、
NHKの番組で既存の写真を加工する手法が紹介されていました。

写真の上方(遠景)と下方(近景)にぼかしをかけ、
中央の残った部分は彩度を上げる。(写真)

これをコマ撮りして早送りするとミニチュアっぽい動画がつくれ、
世界的に流行っている様子。

http://nhk.jp/doga/?472270

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Wed, Jun 6, 2012

9000系デュラエース

Mt.富士のときに話題になっていたシマノの新型11速。
cyclowiredでチェックしました。

http://www.cyclowired.jp/?q=node/84866

デザイン面ではX型を多用した造形と、2トーンのカラーリングが特徴のようです。
チェンホイールはノーマルクランクとコンパクトクランクでのPCDが統一されています。
電動コンポも同時発売。

で、肝心なことが書いてないのですが、リアホイールのオーバーロックナット寸法が
131ミリであるらしい。これをエンド130ミリ幅のフレームに付けろと。

まーた無理言ってる。1ミリって随分違いますよ。
デザインはXTRみたいになってきました。もうネタ切れなのか?

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Tue, Jun 5, 2012

英国

今年はロンドンオリンピックが開催されますが、
英国というのは個人的にいろんな面で身近に感じる存在であります。

まずはなんといってもロックミュージック。
古くはビートルズ、レッドツェッペリンから最近のレディオヘッドあたりまで。
好きなロックはと聞かれるとブリティッシュロックと答えることが多いです。
そういうくくりがあるのかも知りませんが、好きな音楽はなぜか英国発なことが多い。

建築は、ぼくらが学んでいた頃はAAスクールがまだ有力な学校で、
アンビルト・イングランドなる言葉もあるくらい、アメリカとともに
建築シーンを引っ張っていく存在でした。
世代的にはジム・スターリングからザハ・ハディドあたりまで。

自転車では英国通販に随分とお世話になっています。
自転車に関するメーカーは英国は少ないですが、最近はポール・スミスが自転車を取り上げたり、
日本のパンダーニのジャージデザインも英国由来のモチーフが多いです。
一部はパンク・ファッションの影響もあるのでしょうか。

そんな英国への渡航歴は大学卒業時の1回だけ。日にちにして3日間。
石造りのロンドンの街並や、郊外の丘陵地の美しさに目を奪われました。
特にスコットランド辺りに再訪したい気持ちはあるのですが、なかなかタイミングが合いません。
来年あたり、連れ合いにリクエスト出してみようかな。

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Mon, Jun 4, 2012

Mt.富士ヒルクライム当日

朝3時半頃目が覚め、窓から外を見ると曇りで雨が降った形跡はなし。
バナナとおにぎりを食べ、着替えて荷物をまとめます。
支給された預け荷物用の袋は小さく、詰めるのに苦労しました。

5時前に宿を出て駐車場に向かうもこの日も列が。幸い、程なくして駐車はできました。
今回は固定車に乗り馴れた影響で、無謀にも重いギアを踏むという作戦にでました。
で、駐車場からの上りはフロントはアウター絞り。なんか行けそうな感じ?

荷物預けがあるので会場へは6時前に到着。しかしぼくのスタートは7:55。
2時間近く待たされたので、雨具を羽織って座り込み半分眠ってしまいました。
この間、アナウンスによると5合目は晴れから霧雨に変わった模様。

スタート時には、計測開始点がわからずちょっと戸惑う。雨具は脱ぎました。
しばらくはアウターで踏んでいましたが、周囲のペースについていけず早々と断念。
しかしインナーに落としてもさほど速度は変わらず、筋肉を痛めただけでした。

スバルラインは、上りで勾配がうまく把握できないのがしんどい。
速度が下がったのが体力の低下によるものと勘違いして、精神的にめげてしまうことがありました。
距離で半分行ったところで、標高差は半分を超えていて後半は楽になると思いましたが、
急坂パートは実は後半の方が多い。これは下って初めてわかりました。

身体の方は、腰痛は出るも一昨年のような座骨痛まではなんとか至らず、
危ないな、と思ったときにはダンシングを長めに入れるとクリアされました。
漕ぎ方は前過重で踏むペダリングにしたり、いろいろ試してみましたが、
結局、スムースに回すペダリングがいちばんペースが上がりました。
難点としてはこれは長くは続けられないこと。スタミナ不足でしょうか。
この力つきた時間がそのままタイムロスにつながりました。

前半もあまりに漫然と走りすぎたかもしれません。
結局タイムは一昨年の自己ワーストを3分更新。
まあ走り込んでもいなかったので、当然と言えば当然。
足をつかずに完走は出来たので良しとします。

5合目のゴール付近は時折日が射したりして、意外と暖かい。
それでというわけでもないですが、恒例のソフトクリームを食します。
サングラスを眼鏡にかえたら明るいのにびっくり。
写真うつりを気にしないのであれば、眼鏡で上るのですが。

荷物をピックアップしてウィンドブレーカの上に雨具を重ね着し、早々と帰路につきます。
5合目で麓は今、雨という情報を耳にしていましたが、さすがにもうやんでいるだろうと思っていました。
実際、下りの4合目付近の路面はウェットで、ラッキーだったと思いました。

今回のダウンヒルは、久々のサーベロということもあってか楽しかった。
やっぱりカーボンフレームは振動吸収がいいし、固定車のようにクイックでもなく安定している。
気持ちよく下って、不完全燃焼の上り分を帳消しにしました。

しかし高所の下りはやっぱり寒く、東剣駐車場で休憩を入れトイレタイム。
そこから再スタートすると、程なくして小雨がぱらついてきました。
いずれやむだろうと思うも、雨あしは強くなるばかりで結局、北麓会場でも雨。
雨宿りする場所もないので結構つらいです。相変わらず寒いし。

脚から計測チップを外して渡し、サービスのたぬきうどんを雨降りしきるなかかきこみます。
先行していたcさんは見当たらなかったので、そそくさと駐車場まで下ります。
この間、会場では表彰式が行われていましたが、誰か見ているひとはいたのだろうか。

駐車場では少し迷いましたがcさんを発見し、無事合流。
それからは庇のあるところで着替えをし、自転車についた水をふいたり、
ようやく一息つけました。

車に乗り込み、河口湖を離れると陽が射してきました。
最後の最後でタイミング悪く雨に降られましたが、2年ぶりの富士は案外楽しめました。
cさん、お世話になりました。

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Mt.富士ヒルクライム前日

2年ぶりにMt.富士ヒルクライムに参加してきました。通算4回め。
今回は建築家仲間3名でのエントリー。yさんはホテルが別になってしまい
ビジネスホテルが全滅のなか、遠いもののなんとか河口湖畔のホテルを確保しました。

前日は昼の12時半頃、cさんの車にピックアップしてもらって中央高速を西へ。
車中ではシマノの新型11速などについて話をうかがいました。
高速は順調に進み、まずは前日受付のために北麓公園へ。
車が列を作って並んでいましたが、なんとか駐車することができました。
外へ出てみると、Tシャツ、短パンのいでたちだと寒い。空は曇り。

とりあえず受付を済ませてから、いろいろなブースをまわります。
ぼくは雨具を重点的に検索。Lookとかで1万円前後の商品を見かけるも二の足を踏む。
と、Avedioのブースで3000円のものを発見。聞けば雨は通さないとのこと。
生地を見るとほんとかなとは思いましたが、安いので購入しました。
この後、各ブースでは雨具は売り切れ続出となったようです。

cさんの打ち合わせ相手が現れないとのことで、しばらくうろついて時間をつぶします。
某ブースでbさんにお土産をいただいたり、うちへの土産を買ったり。
タキザワのブースあたりにいた大型の茶色いプードルがかわいかった。
見たことないフレームメーカーがいくつか。パンダーニは安くなっていたけどもとが高いからな。

時折雨がぱらつくなか、ようやくyさん夫妻到着。奥様とははじめてお目にかかりました。
yさんの自転車熱にあきれないことを願うばかりです。
その頃からステージでは抽選会が始まるも、どの番号を見れば良いのか結局わからず。

会場を出たのは5時過ぎ。結構長居しました。
車で坂を降りていくと、信号渋滞。スバルラインを下るのが正解でした。
スバルライン取り付きから南に折れ、河口湖駅で左折。湖畔をまわります。
しかし進めどもホテルは一向に見えてこない。宿まで駅から15分くらいは走ったか。
翌日は富士急ハイランド駐車場まで車で行くことに決定。

果たしてそこには電飾が施されドアマンがいる場違いな雰囲気の宿がありました。
名前は足和田ホテル。宿泊料金は観光地のホテルとしては安い。
チェックインしてみると、和室は無駄に広く、窓から見える河口湖も無駄に?きれい。
不思議に思いながら着替えて翌日のレース準備をしてからレストランで夕食。

そこに用意されていたのは窓際で庭のイルミネーションを楽しむ横並びの席。
これってカップルシート?向かい合わせの席にならないか聞いてみるも要領を得ない。
まあ、いいか。メニューは牛肉しゃぶしゃぶ食べ放題。小鉢も幾つかついてきました。
肉の量は意外と多くて、追加を頼むことなくお腹いっぱいになりました。

翌日の朝が早いので、夕食が終わった後に清算。
そのとき、翌日の朝食代わりの弁当を受け取りました。
内容はスポーツ飲料、ゼリー状補給食、カロリーメイト、バナナ、おにぎり2個でした。

食事後に大浴場に行くも、学生みたいなのが騒いでいてうるさい。
まあ宿泊料金からしたらこの辺りの層が多くなるのは必然でしょうが、
それでいて高級感を出そうとするのはミスマッチな感じがしました。

この頃になると翌日の降水確率は50%に落ちていて、あー、走るのかと複雑な気分で床につきました。

作成者 瀧 浩明 [ コメント : 0]
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