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【プロ野球】

巨人きょう交流戦初V決める 星野楽天には昨年から負けなし

2012年6月16日 紙面から

仙台行きの飛行機の搭乗口へ笑顔で向かう原監督=新千歳空港で(佐藤哲紀撮影)

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 杜(もり)の都で悲願達成だ。セ・リーグ勢初の交流戦優勝までマジック1としている巨人が15日、新千歳空港発の航空機で仙台入りした。原辰徳監督(53)は目前に迫った初のタイトルにも「ここまでは順調に戦えたということでしょう」と泰然自若。デニス・ホールトン投手(32)を起用する16日の楽天戦(Kスタ宮城)で一気に決めにいく。

 全体練習のため、グラウンドに降り立った原監督が動いた。打撃ケージに入ると、自らバットを手にした。打撃投手を相手に通算382本塁打のバッティングを披露。初球でバットを折ってしまうアクシデントもあったが、のんびりとしたムードもチーム状態への自信の表れ。大一番に向け、ベテランの小笠原、古城を合流させるなど、万全の態勢を整えた。

 16日の勝利へ向け2つの心強いデータがある。巨人は2010年以来、楽天を相手に3年越しの7連勝中。星野監督になった昨年からは6戦全勝、一つも負けていない。さらには先月30、31日の東京ドーム2連戦では、初戦に杉内が限りなく完全試合に近いノーヒットノーランを達成するなど、心理的にも圧倒的に優位に立っている。

 16日に先発するホールトンも楽天と相性がいい。ソフトバンクで最多勝を獲得した昨季、楽天に対して5勝0敗、防御率1・99をマーク。チームとしても、ホールトン個人としても“カモ”と言ってもいい相手なのだ。この日はランニングなどでじっくりと調整したホールトンは「優勝する試合で勝ち投手になれれば最高。投手陣も打撃陣も調子がいいし、それを続けていけばいい」とすっかりその気。逆転優勝の可能性を残すロッテと日本ハムはともに3試合を残しながら1敗もできない状況。圧倒的な優位に立つ巨人だが、勝って堂々と王者の座に上り詰める。 (臼杵秀之)

 

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