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日本とEPA交渉入り“待った”
6月14日 5時45分

日本とEPA交渉入り“待った”
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日本がEU=ヨーロッパ連合との間で締結を目指しているEPA=経済連携協定について、ヨーロッパ議会は13日、非関税障壁の撤廃など市場開放に向けた日本側の対応が不十分だとして、正式な交渉入りに待ったをかける決議を採択しました。

日本がEUとの間で締結を目指しているEPAを巡っては、将来の交渉に向けた枠組みを話し合うための事前協議が先月末までに終了し、ヨーロッパ委員会がヨーロッパ議会と加盟国に対して正式な交渉に入るための承認を求める手続きを始めています。
これについて、ヨーロッパ議会は13日、フランスのストラスブールで開かれている本会議で採決を行い、非関税障壁の撤廃など市場開放に向けた日本側の対応が不十分だとして、正式な交渉入りを認めないとする決議を517対74の圧倒的多数で採択しました。
ヨーロッパ議会の審議では、議員たちからとりわけ日本の自動車市場の開放を巡って日本側の取り組みに対する不満の表明が相次ぎました。
EUのファンロンパイ大統領は来月にも日本を訪問して首脳会議を開き、正式な交渉入りを宣言したいという意欲を示していましたが、ヨーロッパ議会が待ったをかけたことで、いつ交渉に入れるのか見通しが立たなくなっています。

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