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大飯原発再開でも節電呼びかけ
6月17日 9時10分

大飯原発再開でも節電呼びかけ
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運転再開が決定された関西電力大飯原子力発電所は、フル稼働までには1か月以上かかるとみられることなどから、政府は電力不足の懸念は続くとして、関西電力の管内などに引き続き節電への協力を呼びかけることにしています。

関西電力大飯原発の運転再開を巡って、政府は、16日、野田総理大臣と関係閣僚による4大臣会合を開き、福井県など立地自治体の同意が得られたとして、運転再開を決定しました。
大飯原発が運転再開されない場合、この夏の関西電力管内の電力需給は、おととし並みの猛暑となれば、最大で14.9%の電力不足に陥ると見込まれていましたが、大飯原発の3号機と4号機が運転再開すると、需給はほぼ均衡するまでに改善する見通しです。
ただ、関西電力は、16日、大飯原発の3号機と4号機が共にフル稼働するのは来月24日になるという見通しを示しています。
このため、政府は、梅雨明けが例年よりも早くなるなど、大飯原発の本格的な稼働を前に電力需要が大幅に増加する事態となれば需給がひっ迫する可能性も否定できないとしています。
こうしたことから、政府は電力不足の懸念は続くとして、関西電力の管内などに引き続き節電への協力を呼びかけるとともに、今週中にもエネルギー・環境会議を開き、万一の電力不足の際に備えて準備を進めている計画停電の実施方針を決めることにしています。

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