ここから本文です
[PR] 40代、年下にモテる理由とは?「本当に40代?」2週間集中美容

女川、東通再開見通せず 「地元の理解 最大限努力」

河北新報 6月17日(日)6時10分配信

 政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を最終決定したことで、今後は他の原発の再稼働の可否が焦点となる。東北電力は東通原発1号機(青森県東通村)と女川原発1〜3号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を目指すが、ともに安全対策などに課題があり、運転再開の時期は見通せない。
 東北電は16日、「政府や関係自治体の決断に敬意を表する」と大飯原発の再稼働決定を歓迎した。海輪誠社長は東通、女川の両原発について「さらなる安全性の向上に取り組み、再稼働に向け、国と地域の皆さまから理解いただけるよう最大限努力する」とするコメントを出した。
 東北電は両原発のうち東日本大震災で設備被害がなかった東通1号機の早期再稼働を目指してきたが、5月に新たな課題が浮上した。
 敷地内の断層に関し、経済産業省原子力安全・保安院が「(東北電が主張する)活断層でないとするデータが不十分」として追加調査を求めた。同社はボーリング調査などを検討中で、年内に国や地域住民に結果を説明したい考えだ。
 東北電は東通1号機について、昨年12月に安全評価(ストレステスト)の報告書を提出し、国が妥当性審査に入っている。ただ安全規制を新たに担う「原子力規制委員会」の設置がずれ込んでいることなどから、審査は大幅に遅れている。
 女川原発は、震災発生時に一部設備が損傷した。進行中の大規模な復旧作業や配管などの新たな耐震補強も含め、工事は来年以降も続く見通し。震災発生時に基準地震動を上回る揺れを観測したため、基準値の見直し作業も必要だ。
 国は原子力防災の重点地域を、従来の半径約10キロ圏から30キロ圏に拡大する方針を示している。東北電の両原発とも、広域的な防災体制はまだ十分に整っておらず、再稼働に向けた課題は山積している。

最終更新:6月17日(日)6時10分

河北新報

 

主なニュースサイトで 女川原発 の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

国内トピックス

注目の情報


PR