【意見】住民説明会 私が北橋北九州市長に質問したい4つの項目
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6月16日(土)と17日(日)の2日間で、北橋市長出席の下、追加の住民説明会が実施される。
その会場で、私は、以下の項目を北橋市長に直接質問したいと考えている。
しかし、私は、度々住民説明会に出席している為、手を挙げても司会者から当てられることがなく、事実上質問ができない。
そこで、私が質問したい以下の4項目をここに示させて頂く。
16日(土)と17日(日)の住民説明会に出席される北九州市民の方は、是非、以下の項目をご質問頂ければ幸いである。
【私が北橋北九州市長に質問したい4つの項目】
①そもそも、震災がれき推計量約1700万トン(1679万トン)の内の、たった0.2%である約4万トン(2年で約8万トン)だけを、北九州市で受け入れることのメリットが非常に疑問である。
常識的に考えて、たったこれだけの量を北九州市が受け入れても、東北の復興には全く貢献しない量である。
たった4万トンのがれきを、莫大な輸送費(税金)をかけて宮城県から北九州市へ運び、焼却する必要性が本当にあるのですか?
②「森の防潮堤」プロジェクト(森の長城プロジェクト)を推進している宮脇昭博士は、「木質系がれきの方が、埋め立てに適している」と主張されている。
また、宮城県議会も「森の防潮堤」プロジェクトに賛同し、強力に推進している。
北九州市に、「森の防潮堤」プロジェクトで利用できる木質系のがれきを、わざわざ持ってくる必要性は、全くないのではないですか?
③「実害」「風評被害」を止める一番簡単な方法は、北九州市での震災がれき受け入れを止めることではないですか?
④宮城県環境生活部震災廃棄物対策課に、電話で問い合わせをしたところ、「がれきの焼却は、仮設の焼却炉を使い宮城県で対応できるが、焼却灰の最終処分場に関しては、埋め立て容量が県内だけでは足りないので、県外にお願いしたい。」(下記リンク参照)との回答があった。
震災がれきそのものではなく、東北や関東地方で発生した、「放射性物質が高濃縮された焼却灰」を北九州市に持ってきて、最終処分することはあるのですか?
先日、門司区での説明会では、今永博環境局長から、「他の地域から焼却灰を持ってくることはない」との答弁がありましたが、北橋市長からも、ご自身の任期中は、「東北・関東地方から焼却灰は受け入れない」とはっきりお約束を頂けないですか?
以上、北九州市民の皆様、こちらの質問を何卒よろしくお願い致します。
6月17日AM6時 追記:
①住民説明会で北九州市側が市民の拍手を禁止する行為は、斎藤利幸弁護士曰く、憲法21条「表現の自由」に抵触する可能性が高いです。住民の声を市政に反映させる為に、この様な市側の横暴な態度には、市民の側から強く抗議すべきだと思います。
②北九州市側は、小倉南区の説明会で、市民2人から質問を受け付けて、市側が回答をするという方式に変更。これでは、質問の論点がはっきりしなくなり、市側が質問に対して、明確に回答しないということにつながります。住民説明会としては、非常に不適切なやり方です。
この点は、市民の側が、はじめにきちんと抗議をおこなうべきだと思います。
③「北九州市でも、被災地の負担を受入れて痛み分けをしよう」という意見が何人かの市民側から出ましたが、「放射能の危険性を痛み分けしよう」というのは、生い先の短い老人の方ならともかくとして、放射性物質の悪影響を受けやすい幼い子供達にとっては、残酷極まりない話だと思います。
私は、同じ北九州市民として、このような残酷な意見が、市民の側から平気で出されることに、強い憤りを感じます。
④北九州市は、今回の広域処理で一切の財政負担を負いません。広域処理の費用は、基本的には全て国が負担することになっており、北九州市はむしろ国から多額の補助金を受ける立場になります。
したがって、北九州市で処理すればするほど、東北の被災地に予算が回らず、東北の復興の為にはなりません。
<北九州市 災害廃棄物受入検討に関する区民説明会 日時>
■ 八幡東区
平成24年6月17日(日曜日)15:00〜16:00
九州国際大学 KIUホール(定員:500名)
●受入検討の説明 北橋 健治 北九州市長
●来場者との意見交換
<お問合せ先>
■入場方法、受付、広報に関すること
戸畑区役所総務企画課 電話:093-871-3600
小倉南区役所総務企画課 電話:093-951-4111
八幡東区役所総務企画課 電話:093-671-0801
■説明会の議事等に関すること
環境局循環社会推進部業務課 電話:093-582-2180
環境局環境政策部総務課 電話:093-582-2173
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