“萌(も)えキャラ”のポスターでPRする「ひょうご環境創造協会」(神戸市須磨区)の環境キャンペーンが話題になっている。昨夏の「クリーンアップひょうごキャンペーン」のポスターで兵庫県内の女子高生に見立てたキャラクター、桜川ミカ、森清美が登場。異例の人気を集めたことから、2作目ではマイバッグ運動を展開。今夏は美人教諭も加わる3作目を作成した。(中部 剛)
ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の挿絵を担当した人気イラストレーター、ゆきうさぎさんがデザインした。
1作目では、県内の高校に通う1年生ミカと清美が清掃活動。昨秋の2作目はマイバッグ運動をアピールし、同級生の男子、蒼空(そら)守が加わって「レジ袋もっともっと減らし隊」を結成した。
今夏のデザインで3人は2年生になり、顔つきもちょっぴり大人に。「環境保護への意識が高まり、凛々(りり)しくなりました」と同協会の担当者。さらに白衣に眼鏡を掛けた理科教諭が「減らし隊」の顧問に就いた。
ポスター希望者を募ると、100枚に対し、1作目は海外を含め227人の応募があり、2作目は252人に達した。5月下旬から受け付けを始めた3作目は既に60人を超え、環境キャンペーンとしては異例の人気を集めているという。
また、街頭では専門学校アートカレッジ神戸(神戸市東灘区)の学生がこれらのキャラに扮(ふん)し、環境美化を呼び掛けている。同協会の担当者は「ミカ、清美、守がごみのないまちを目指して頑張っている。今後のストーリーを楽しみにしてください」と話し、次作も検討している。
創造協会は3作目のポスター希望者のほか、女性教諭にふさわしい名前も募集している。7月末まで。ホームページなどで受け付けている。同協会TEL078・360・1308
(2012/06/13 12:12)
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