放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~

清志郎が生きていたら、今の現状に何を叫んでいたんだろう。

宮城の放射線量過去平常値 0.0176~0.0513μSv/h(文科省発表)
堀場製作所Radi PA-1000でγ線(μSv/h)を測定。

脱原発!No nuclear! 自然エネルギーへの転換を!
NEW !
テーマ:
坂本龍一氏 ~ 存在をかけて声上げ続ける
 声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。
 社会を変えるには結局、それしかないのだと思います。


放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-坂本龍一
NEW !
テーマ:
 2012年6月17日(日) 夜10時から放送の「NHK教育テレビ ETV特集 」の番組タイトルが変わった。

「核燃料サイクル“迷走”の軌跡」から
「不滅のプロジェクト ~核燃料サイクル 半世紀の軌跡~」

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0617.html

原子力ムラからの圧力?政府からの圧力?

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-ETV

テーマ:
NHKアーカイブス シリーズ環境(2) 水俣からの問いかけ

総合テレビ 平成24年6月24日(日) 午後1時50分~3時00分(70分)
*近畿地方ではEテレで6月30日(土)午前2:00~3:10【金曜深夜】の放送です。

 2月環境月間のシリーズ2回目は、日本の「公害の原点」といわれる水俣病の問題を改めて見つめる。1956年に公式発見され、この7月末で、水俣病被害者救済の申請が締め切られるなど、注目を集めているこの公害病は、チッソの化学工場の廃液に含まれる有機水銀が、魚など自然界の食物連鎖で起きたものである。このような形のメチル水銀中毒は世界初で、「ミナマタ」は世界にその名を知られた。
 しかし、加害企業であるチッソが責任を認めるまでには、長い歳月がかかった。番組では、戦後50年の1995年に放送されたNHKスペシャル「チッソ・水俣 工場技術者たちの告白」を視聴し、命や安全と企業の問題について、福島第一原発後の視点もあわせて考えていく。水俣を長年見つめてきた石牟礼道子さんや原田正純さんからのメッセージも交え、環境汚染と人間について現地・水俣から問いかける。

ゲスト:姜 尚中さん(東京大学大学院教授・熊本出身)
※桜井洋子キャスターが、水俣にて現地収録
放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-120624_1 放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-120624_2 放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-120624_3

テーマ:
5分頃『事前にビタミンCを摂取すると、放射線の被害を防ぐことができる。直接遺伝子を攻撃するのは放射線の20%。残りの80%は、活性酸素。放射線は体内の水の分子にあたると活性酸素を出す。この活性酸素が細胞膜や遺伝子を傷つける。これはビタミンCで中和することができる。

Protect Yourself from Radiation(Part1)


Protect Yourself from Radiation(Part2)
http://youtu.be/j4cyzts3lMo
Protect Yourself from Radiation(Part3)
http://youtu.be/ZYiRo2Oucfo
Protect Yourself from Radiation(Part4)
http://youtu.be/51Ie8FuuYJw

テーマ:
核燃料サイクル“迷走”の軌跡
NHK教育テレビ ETV特集

2012年6月17日(日) 夜10時
2012年6月24日(日) 午前0時50分 再放送

 日本の原発から出た使用済み燃料は1万5千トン。行き場のないまま原発敷地内などに保管されている。ゴミである使用済み燃料の処理方法が無いまま稼働を続ける原発は、トイレの無いマンションと揶揄(やゆ)される。この問題を一挙に解決する方策として模索されてきたのが「核燃料サイクル」だった。その夢のサイクルが、福島原発事故をうけて原子力行政が問い直される中、根本的に見直されようとしている。将来に向け、私たちはいまどのような選択をすべきなのか。それを考える前提として核燃料サイクル60年の足取りを知っておくことは必要だ。

 日本では、原発開発が始まった当初から「核燃料サイクル」が目標にされた。使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、再び燃料として利用する「核燃料サイクル」は、資源小国のエネルギー問題と、放射性廃棄物というやっかいなゴミ問題を一石二鳥で解決してくれる夢のプロジェクトとしてスタートした。サイクルの要となる高速増殖炉は、プルトニウムをウランと混ぜて燃やし、使用前よりも多くのプルトニウムを作り出すことができるというもの。これを確立することができれば、理論上、千年はエネルギー問題から解放されると期待されてきた。

 この「核燃料サイクル」の計画からその後の経緯までの内幕を、赤裸々に記録した録音テープがある。日本の原子力政策を中枢で担い続けてきた、政・官・財・学の中心人物が、非公式で開いていた「島村原子力政策研究会」の会合を録音したテープだ。国家プロジェクトとして始まった核燃サイクルがさまざまなう余曲折の中で迷走していった過程が語られている。

 日本の核燃サイクルは「トリウム」という軍事利用できない燃料を使ったものが研究された。しかし、実現を急ぐ政界の意向から英米から既成技術を輸入することに方針転換された。英米で開発されていたのはトリウムではなく「プルトニウム」を使った核燃サイクルだった。プルトニウムは核兵器の材料になる。1960年代に中国やインドでの核開発に脅威を感じたアメリカは、70年代に日本の核燃サイクルに待ったをかけてきた。この圧力は日本に「焦り」と「意地」を生じさせ、冷静な開発を困難なものとしていった。

 計画開始から半世紀以上が経過した今、まだ核燃サイクルは実用化されていない。そして使用済み燃料の問題は依然として解決していない。「一石二鳥」どころか「二兎(にと)を追う者、一兎(いっと)も得ず」の状態になっている今、核燃サイクルという夢を追ったプロジェクトの経緯を検証し、問題の所在を明らかにする。


放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_01b
 原発敷地内の使用済み燃料プール。国内各地の原発敷地内などに、こうした状態で1万5千トンが保管されている。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_02b
 高速増殖炉「もんじゅ」。発電機能を備え、高速増殖炉を実用化へ近づける炉として期待されたが、1995年に冷却剤のナトリウム漏えい事故を起こした。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_03b
 1961年、原子力委員会が作成した「原子力長期計画」。「核燃料サイクル」の確立が、国の目指すべき目標として掲げられた。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_04b
 元内閣調査室調査官の志垣民郎氏。1968年3月から、日本の核武装の可能性を探る調査を、極秘に開始。調査では、「原爆を小数製造」することは、「可能であり、また比較的容易」とされた。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_05b
 シカゴ大学のリチャード・ガーウィン博士。1960年代から70年代にかけて、アメリカでは、日本が核燃料サイクルを進めることは“核武装”につながるとの懸念が高まっていたという。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0617_06b
 岐阜県瑞浪市の研究施設では、地中300メートルの坑道で、最終処分の方法が研究されている。現在、国内では最終処分場をどこに設置するかは、全く決まっていない。

テーマ:
乾燥アシタバから放射性物質
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120608/t10015709611000.html
NHK WebNews 6月8日 21時37分

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0608

 東京からおよそ120キロ離れた伊豆大島で作られたアシタバの葉を乾燥させたものから、国の基準を超える放射性物質が検出され、東京都は業者に出荷の自粛を求めました。
 東京都の島の農産物から基準を超える放射性物質が検出されたのは今回が初めてです。

 伊豆諸島で盛んに生産されている乾燥したアシタバは、熱風などによってアシタバを10分の1程度の重さまで乾燥させたもので、お茶や粉末パウダーとして使われています。
 東京都によりますと、先月下旬に伊豆大島で出荷前の乾燥したアシタバを検査したところ、2つの事業所で作られたものから国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを上回る280ベクレルと、105ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。

 一方、生の葉からは検出されていません。

 東京都はこの2つの業者に対して、今年度、生産した乾燥アシタバの出荷を自粛するよう求めました。
 東京都の島で放射性物質が基準を超えた農産物が見つかるのは初めてです。
 東京都は、「大島は東京から一番近い島であるため、比較的放射性セシウムの量が多く、茶のように古い葉の表面から吸収された放射性物質が新芽に移動した可能性もある」としています。

テーマ:

ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているのか

NHK教育テレビ ETV特集

2012年6月10日(日) 夜10時

2012年6月17日(日) 午前0時50分 再放送


 福島第一原発事故により、大気中にはおよそ90京ベクレルという、大量の放射性物質が放出された。

 原発事故から1年あまりたった今、事故直後には汚染がみられなかった場所で次々に新たな汚染スポットが見つかり、汚染地図の更新が必要になっている。その原因と考えられているのが、水による放射性物質の移動である。河川を介して放射性物質はどのように広がっているのか。


 番組では川が放射性物質を拡散するメカニズムを明らかにするため、福島県を水源とする阿武隈川、阿賀野川という二つの一級河川の上流から下流まで400か所以上で専門家とともに独自の調査を行った。


 福島県中通り地方を縦断し宮城県沖に流れ出る阿武隈川。京都大学の試算によると阿武隈川には一日当たり1700億ベクレルの放射性物質が阿武隈川を移動している。私たちの調査では水そのものからはほとんど汚染は検出されなかった。しかし、川底の土からは場所によっては6万ベクレルを超える高濃度の汚染が検出された。


 一方、福島県から新潟県へ流れ日本海に注ぐ阿賀野川の河口付近でも川底の土から汚染が見つかった。ここでもやはり川底の粘土鉱物が放射性セシウムと強く結合し、汚染の原因となっていた


 阿賀野川の上流にあたる会津地方は、事故直後に原発周辺の住民が避難するほど汚染が低い場所だったはずだ。調査の結果、阿賀野川の支流の放射性物質の量が、雪解けを挟んで大きく跳ね上がっていた。これが粘土鉱物と結合し、はるか遠くの日本海側まで移動する実態が浮かび上がってきた。


 番組では、去年の11月から半年間の独自調査を元に「水」によって集められ、「川」という道で予想外に遠くまで移動し、溜まり、汚染を拡大させる放射性物質の実態と、その動きに翻弄される流域住民の苦悩を伝える。


放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0610_01b

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0610_02b

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0610_03b

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0610_04b

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0610_05b


テーマ:
1940年上映のチャップリンの映画「独裁者」で、ヒットラー的な独裁者のダブル役の床屋が、兵士たちの前で演説をするはめになるシーン



申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。
それは私には関わりのないことだ。
誰も支配も征服もしたくない。
できれることなら皆を助けたい、ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。 

私たちは皆、助け合いたいのだ。
人間とはそういうものなんだ。
私たちは皆、他人の不幸ではなく、お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。 
私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。

この世界には、全人類が暮らせるだけの場所があり、大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。 
人生の生き方は自由で美しい。
しかし、私たちは生き方を見失ってしまったのだ。 
欲が人の魂を毒し、憎しみと共に世界を閉鎖し、不幸、惨劇へと私たちを行進させた。

私たちはスピードを開発したが、それによって自分自身を孤立させた。 
ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げた。

知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、薄情にした。 
私たちは考え過ぎで、感じなく過ぎる。 機械よりも、私たちには人類愛が必要なのだ。 
賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。 そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。

飛行機やラジオが私たちの距離を縮めてくれた。
んな発明の本質は人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。

今も、私の声は世界中の何百万人もの人々のもとに、絶望した男性達、女性達、子供達、罪のない人達を拷問し、投獄する組織の犠牲者のもとに届いている。

私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」。 
私たちに覆いかぶさっている不幸は、単に過ぎ去る欲であり、人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。 
憎しみは消え去り、独裁者たちは死に絶え、人々から奪いとられた権力は、人々のもとに返されるだろう。 
決して人間が永遠には生きることがないように、自由も滅びることもない。

兵士たちよ。
獣たちに身を託してはいけない。
 
君たちを見下し、奴隷にし、人生を操る者たちは、君たちが何をし、何を考え、何を感じるかを指図し、そして、君たちを仕込み、食べ物を制限する者たちは、君たちを家畜として、単なるコマとして扱うのだ。

そんな自然に反する者たち、機械のマインド、機械の心を持った機械人間たちに、身を託してはいけない。 
君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。 
君たちは心に人類愛を持った人間だ。 
憎んではいけない。 愛されない者だけが憎むのだ。 愛されず、自然に反する者だけだ。 

兵士よ。
奴隷を作るために闘うな。自由のために闘え。 
『ルカによる福音書』の17章に、「神の国は人間の中にある」と書かれている。 
一人の人間ではなく、一部の人間でもなく、全ての人間の中なのだ。 
君たちの中になんだ。

君たち、人々は、機械を作り上げる力、幸福を作り上げる力があるんだ。 
君たち、人々は人生を自由に、美しいものに、この人生を素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。

だから、民主国家の名のもとに、その力を使おうではないか。 
皆でひとつになろう。 
新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう。

そんな約束をしながら獣たちも権力を伸ばしてきたが、奴らを嘘をつく。 
約束を果たさない。 
これからも果たしはしないだろう。 
独裁者たちは自分たちを自由し、人々を奴隷にする。 

今こそ、約束を実現させるために闘おう。 
世界を自由にするために、国境のバリアを失くすために、憎しみと耐え切れない苦しみと一緒に貪欲を失くすために闘おう。 

理性のある世界のために、科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。 
兵士たちよ。 民主国家の名のもとに、皆でひとつになろう。

テーマ:
福島県安達郡大玉村って、東北道の安達太良SAの近くなんだね・・・。
高放射能汚染された土を、子供たちにさわらせるなんて(>_<)

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0531-1
                  去年9月に安達太良SAで放射線量を測った。

--------------------------------------------------------------------------------------
大玉村の大山小で「畑の学校」 放射線も理解、食と農学ぶ 
http://www.minpo.jp/view.php?blockId=9975996&newsMode=article&pageId=4107
福島民報 2012/05/29

 大玉村の大山小の「畑の学校」開校式は28日、同校そばの畑で行われた。福島第一原発事故以降、農業体験授業を中止している学校が多いが、食や農業の大切さと放射性物質への理解を深めるため、安全を確保した環境で実施する。
 畑の学校運営には、県県北農林事務所、JAみちのく安達、村農政課、地元の農家らが協力する。初回は5年生約40人が参加し、除染済みの畑にサツマイモの苗を植えた。畑の放射線量は低いが万一を考え、作業時間は10分程度とした。収穫後、農作物の放射性物質測定も行う予定。畑の学校は全校生が参加し、今後、カボチャやスイカの苗も植える。
 式では「学校長」を務める同村の農業伊藤一男さんが「農作業の喜び、苦労を知ってください」とあいさつし、安斎宏之校長が「農業体験を通じて、農業の知恵と放射性物質の知識を学ぼう」と児童に呼び掛けた。
 参加した角田一希君(10)は「土に触れる授業は楽しい。放射線についても、しっかり勉強していきたい」と話した。
放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0531
【写真】サツマイモの苗を植える児童

テーマ:
福島第一建屋内ルポ 4号機依然危うさ 吹き飛んだがれき山積プールに核燃料1535体
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052702000095.html
東京新聞 2012年5月27日 朝刊

 政府と東京電力は二十六日、福島第一原発を報道陣に公開した。三回目の今回は、細野豪志原発事故担当相に同行する形で、4号機原子炉建屋に初めて記者が入り、本紙は代表取材者を務めた。内部は厚さ一メートルもある外壁が吹き飛び、折れ曲がった鉄筋や配管があちこちに残されていた。水素爆発のすさまじさを思い知らされた。

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-0527

 何度も写真や動画で見たはずだった。しかし、現実の迫力に足がすくんだ。

 午後一時四十分、建屋に入ると、すぐ右手が吹き抜けになっていて、最上階まで工事現場で使うような仮設階段が延びていた。人が肩をすぼめて歩けるくらいの幅しかない。中腰のまま頭を何度もぶつけながら上ると、全面マスクの息苦しさも手伝ってすぐに汗が噴き出した。

 二階に着くと、多くの人が崩落を心配する使用済み核燃料プールを支えるため、事故後に設置された支持構造物があった。鋼鉄製の支柱をコンクリートの壁が取り囲む構造だという。見上げると、プールの底の部分のコンクリートが見えた。意外なほどきれいな状態だった。

 四階まで上ると急に明るくなり、一気に視界が開けた。水素爆発が起きたとされるフロアだ。海側のコンクリート壁は吹き飛ばされ、床には一面にがれき、がれき、がれき。戦争で爆撃を受けた跡のようだ。配管が激しく曲がり、鉄骨もあめのように曲がったままさび付いていた。

 五階フロアに立つと、使用済み核燃料プールがあった。がれきがプール内に落ちないよう、水面を浮き板で覆っている。監視カメラがある一画からは水面が見えた。七メートル下には千五百三十五体もの核燃料が眠る。水は写真で見るよりずっと暗くよどみ、中の様子はうかがえなかった。

 プールの隣には、格納容器の黄色いふたがあった。近くの台に上ると、急に放射線量が上がり、一気に毎時〇・三ミリシーベルトを超えた。「3号機から高線量が流れてくるんです」と東電社員。がれきのすき間から、3号機のぐにゃりと曲がった建屋が見えた。

 この日の建屋内の取材は約三十分。建屋が傾くなどの異変は感じられなかった。ただ、ここまでぼろぼろになったかという印象だ。東電は東日本大震災のような震度6強の揺れに耐えられると強調するが、実際に大地震が来たら、本当に耐えられるのか、現場を見るほどに疑念がわいた。

Amebaおすすめキーワード