昨日に引き続き、今日のお昼もお手製お弁当。お弁当を作る時間は実質10分といったところですが、精神的には30分くらい出勤時間に余裕がないと作る気になりません。くだらない原価計算をすると、ご飯とおかずを合わせて150円といった感じで、ランチを500円に切り詰めると月に7千円程度の節約になります。残業代が支給されるのでしたら、数時間の残業代と同じくらいかな。 |
と、大手町で千代田線に乗り換えて北千住に、当日券狙いなワケですがギリギリ数席残っていてラッキー。とはいえ、正規料金でチケットを買うなんて初めて、劇場の入口に加藤制作総指揮さんがいらっしゃってご挨拶。加藤さんとは毎日会っているような気がするので、実際に会った前回はいつだったっけ、と振ると二人共考え込んでしまいました。 |
原作はもちろん読んでいますし、映画は3回も見ちゃったし、なので、どのくらい原作に忠実か、どこをアレンジしているのか、普通ではあり得ないし想像すら出来ない愛をどう表現するのか。当たり前の話しですが観劇は役を演じているわけで、役になりきるといっても自ずと限界があると感じていました。それが、劇が始まってすぐ、一人の男がぽつんと東野圭吾の本からまんま抜け出てきたように歩いています。役になりきっているなんてものじゃない、石神哲哉本人そのものです。それからは彼の一挙一動に身震いし、最後は泣かされる場面と分かっていても泣いてしまいました。すげぇな、人間はやろうと思ったことは大抵のことはできると思っているけど、石神哲哉本人を劇に登場させるなんて、流石はキャラメルボックスだぜ。 |
予め調べておいたお店へ向かうべく、北千住駅を出て西に国道へ向かいます。北千住駅から国道へ向かう通りには両側に味噌ラーメン屋さんだらけ、いずれにもお客さんが入っているのは凄いね。目的のお店は22時閉店なので向かっているウチにふと時計を見るとあと10分、しまった、加藤さんとお喋りしすぎた。閉店間際に駆け込むのは避けたいので、少し手前のらーめん錠屋@北千住にしました。店内に入ると先客ゼロ、はイイとしても、BGMの音量が大きくて来店に気づかれません。 |
そっと後ずさりしたい気持ちを抑えて「すみませーん」と声を掛けながら、店内中央のカウンター席に座ります。誰もお客さんがいないお店にはそもそも入らないという人が多いでしょうけど、入るとしたら、どの席に座る人が多いのかな。カウンターのみ3席、7席、2席の店内には仮面ライダーグッズで溢れかえっていて、マンガも多く、のんびり本でも読んでくつろいでもらいたいということであれば、ハイチェアとハイボリュームはやめましょうよ。オーダーしてからメニューを眺めてみると味噌、白とんこつ、赤しょうゆ、黒つけ麺といったラインナップ、チャーシューメンにすると見た目の迫力満点ですが、まあ、いいか。 |
しばらく待ってみそネギ750円、味噌ラーメンというより野菜ラーメンみたいですけど。昭和レトロなオブジェと仮面ライダーで奇をてらっているかに思わせつつ、マー油を効かせた味噌スープはオーソドックスで正統派の味わい。なんだ旨いじゃないか、東京ウォーカーのラーメン殿堂店入りは伊達じゃないですね。 |
極細麺かと思わせておいて、やや細めの平打ちはやや固めの茹で上げでスープの持ち上げも良いです。 |
駅へと向かうすがら、時計を見ると終電まで余裕があるので、えいと勢いを付けてラーメン剛田北千住店に入りました。店先には開店記念のチラシが置いてあり、ひょっとして新店か、それにしては汚れが目立つなあと調べてみると4月オープンでした。券売機を見ると味噌、旨辛剛田味噌、醤油、剛田つけ麺、と揃っていて、券売機左上の法則に従ってボタンをぽちりと。 |
「1名様、ご来店〜〜」と店員さんに案内されて店内に入ってみると左側に7席、5席、2席のカウンター、右手は柱を避けるように4人掛けテーブル席が2卓、用意されています。先客数人でしたので店内中央の照明が一番明るい席に座り、お冷やを飲みながら蘊蓄を読んでいました。背脂は最上質の秋田県産豚背脂を使用、まろやかな旨みとほのかな甘みが感じられる濃厚スープ、麺は特注の中太麺、スープは濃い味付け(記載がダブってないか?)、背脂はひかえめの「さっぱり」、多めの「普通」、超多めの「ギタギタ」から選べます。 |
少し待って味噌らーめん750円、背脂は多めのギドギドでお願いしましたが、背脂を振ってからチャーシューを乗せてあるんですね。大きな中華鍋で赤味噌ベースのスープをニラとモヤシと共に炒めてあり、濃厚でありながらすっきりした後味のスープが秀逸ですね。背脂はたっぷりと振られていたけどスープと一体化していて、後から振りかけられたとは思えない美味しさ。真ん丸中細麺はスープにあまり絡まないけど、これはこれで悪くないです。トッピングは大きなチャーシューが2枚のみでしたので、食べている途中で卓上のオロシニンニクと豆板醤を色が変わるくらい入れてみました。 |
にんにくは背脂に完全に隠れてしまい、豆板醤は色味と辛味が浮き上がってきて美味。ご馳走様でした、見た目ほど背脂はしつこくなくてむしろ程々の甘味と旨味ですので、その辺を幟なりタベストリーなりで紹介した方がいいんじやんないかな。 |