NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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玄海原発で電源ケーブル焦げる

１５日午前、玄海原子力発電所の低レベル放射性廃棄物を処理する施設で、照明用の電源ケーブルの一部が焦げているのが見つかり、九州電力が原因を調べています。九州電力によりますと、１５日午前１０時４５分に、玄海原子力発電所の低レベル放射性廃棄物を処理する「雑固体溶融処理建屋」といわれる施設で、火災警報器が鳴りました。九州電力の関係者が建屋内を確認したところ、３階の天井に設置されている照明用の電源ケーブルがおよそ８０センチにわたって焦げているのが見つかりました。「雑固体溶融処理建屋」は玄海原発の３号機と４号機の隣りにある施設で放射線管理区域内から出た金属片などを溶かして処理していますが、火災警報器が鳴ったときにはこの作業は行われていませんでした。けが人はなく、原発の放射線の値に異常は見られないということです。これまでのところ原因はわかっていませんが、同じ建屋内で溶接作業を行っていたということです。九州電力はこの作業との関連についても調べています。九州電力は「焦げていたのはケーブルの一部にとどまり、大きな被害はなかった。今後、原因を究明し、対策を講じたい」と話しています。玄海原発の４つある原子炉は現在、定期検査のため運転は行われていません。

06月15日　19時04分

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