元オウム教団幹部 野田成人のブログ

原則1日コメント3個迄 これまでの賠償額448万円 

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◆高橋克也逮捕について

「精神主義のオウムが登場し事件を起こした背景には、拝金主義・経済成長重視の風潮への懐疑があります。欧州債務危機でも分かる通り、この問題は改善されるどころか社会の土台を揺るがすまでに至っています。にもかかわらず表面的な大捕物劇でオウム問題収束とみるマスコミ・一般大衆には大きな懸念を抱いています。」

◆悩める青年との会話、続き。

「人から『お前はもうダメだ、いくらやっても無駄だ』って言われると何か安心するんですよ。」

 とその青年は言った。

「誉められるより罵倒される方が安心するんだよね。そういう人よくいるよね。」

「最後まで面倒見切れないのに、面倒見るような振りしておいて、途中でほうりだされるのってメッチャ迷惑だよね〜。」

 こう応える大村さんに、その青年も多少共感を覚えたようだ。「おっちゃんキラー」の異名を持つ大村さんは、誰とでもすぐ仲良くなれるのが得意技。

 どんなダメ人間でも全く価値がないということはあり得ない。少なくともダメ人間は、他のダメ人間の苦しみを理解し、許容することができる。小生もこの面で大分彼女に助けてもらっている。しかし絶対的な善を追求しながら悪を排斥するだけの一神教的思考では、このようなことは不可能。

 話逸れるが、大村さんはアレフの中では全くの厄介者扱いだった。

「もう彼女の面倒みるのは大変なんですよ〜、正悟師面倒見て下さいよ!」

 何度となく、クソ真面目なパールのK師にこう言われていた。その度毎に「ああいいよ」と答えていた。結果的に大村さんは小生より先に教団を追い出されたが、このように人の役に立っている(とはいえフル稼働ではないが…)。

 教団の一神教的価値観で「ダメ人間」烙印を押された人でも、現世で高評価を受ける人も少なくない。ろくろく修行もせず、個室に引きこもったままだった人が、現世では一部上場企業の正社員でバリバリ頑張っていたり、と。

 話を悩める青年・「自殺予備軍」に戻す。何にしろ幼少期に両親から十分に愛情を注がれて、自己の存在意義を見いだせるようになったかどうか。それが一つ重要に思われる。

 古い記事のどこかにあったかも知れないが、私と同世代、2年間でクビになった回数が高橋慶伸の記録(六大学野球の本塁打23)を超えるかどうかのおじさん。彼も「自殺予備軍」で、何回か自殺しようとして放浪の旅に出ている。去年それで実家に帰った時、自殺しようかという心情を親に吐露した。その時言われたのが、

「死ぬんならどっかで一人で死んでこい」

 結局追い返されたそうだ。早い内に両親は離婚し、親戚の内を何カ所かたらい回しされて育ってきたという経験を持つ。

 別の人で物心ついた頃には両親は離婚、かつどちらも自分の元から居なくなったという人もいる。その人も親戚の家をたらい回しにされて育ってきた。今彼は留置所に入っている。小生が住居提供開始した時には分からなかったが、前科があった。今回再犯でほぼ実刑は間違いなさそうだ。身寄りがないに等しいので、継続して支援する予定。

 彼が「自殺予備軍」かどうかは定かではないが、出所してきた時、仕事も金も身寄りもないわけだ。礒飛容疑者と同じ事を考えないと誰が言えようか。私との出会いそのものも路上だったわけだし。

 犯罪者への支援は、私がモデルにした元「ほっとぽっと」の藤田孝典氏が今実践中。彼は別の団体を立ち上げて、反貧困さいたまの弁護士達の協力を得ている。弁護士が刑事弁護で担当する刑事被告人が、執行猶予等で出所した後のケアをしているようだ。このことは毎日新聞の記者から聞いた。

 ただこの支援そのものも平坦な道でないことは確か。藤田氏のところの実績は聞いていないが、少なくとも私の所では、出所後の支援3件中2件は既に再犯で拘留中。う〜ん。。

 それでもこの手の身よりもなく居場所もない人達には、傷ついた心を受け入れるだけの寛容さが不可欠。「どっかで一人で死んでこい」「死にたいなら自分で死ね」という思考では、社会を逆恨みさせかねない。

 ところで最初の「自殺予備軍」青年、すったもんだがあって今は人生やり直し中。「職業訓練校」みたいな所に自発的に通うことになりました。

「自分でもやる気になったのが不思議」だとか。

 よくよく話を聞いてみると、その少し前に簡単な資格も取っていた。

「先生に『お前みたいなダメなヤツには絶対無理』と言われて腹が立ったから頑張った」とのこと。

 なんだか「お前はダメだ、と言われると安心する」と矛盾しているのだが、「人間だもの(あいだみつお)」ってやつか?

 本人少し前向きになって喜んでいるところに、唯一の同級生・同世代の友達から絶交の連絡が。何でもその青年が「職業訓練校に行く」と話してから、突然怒りだしたのだという。不良友達の同級生は、その青年が努力しようとしているのが許せないのだろう。色々と因縁を付けられ続けた青年は、自分の非があるところは平謝りに謝ったが、それでも絶交だという。

 本人が努力しようとするなら、足を引っ張る悪縁はどこかで切れることは予想された。それでもたった一人しかいなかった同級生・同世代の友達がなくなるのは、非常に辛かろう。小生も大村さんも親の世代だから、同じ世代の話し相手にはなり得ない。

(現在進行形の困り中)

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