元オウム教団幹部　野田成人のブログ

◆高橋克也逮捕について

「精神主義のオウムが登場し事件を起こした背景には、拝金主義・経済成長重視の風潮への懐疑があります。欧州債務危機でも分かる通り、この問題は改善されるどころか社会の土台を揺るがすまでに至っています。にもかかわらず表面的な大捕物劇でオウム問題収束とみるマスコミ・一般大衆には大きな懸念を抱いています。」

　週刊文春のくだらない記事を見て検索で飛んできた方へ

　菊地直子出頭について、小生のコメントは以下の通りです。

「今までのことをありのままに話して、恐らく死刑・無期懲役にはならないと思うので、今からでも残りの人生をやり直して欲しいと思います。」

　マスコミの皆様へ、よっぽどのことがない限り、取材は受けないと思います。コメントが出たＮＨＫは、小生がまだ何も知らないところにたまたま最初にかかってきました。文字媒体なら考えてもいいです。

　今回小生にも取材依頼がありましたが、結局受けませんでした。

　理由は、「麻原の性格が〜」「団体の幹部が〜」という個別の話ばかりで、時代の流れというかその背景について、ＮＨＫも一切思考停止だったからです。９５年当時のマスコミワイドショーの報道とほとんど変わることなく。

　オウム信者の洗脳も強烈でしたが、現代の７０億人類の洗脳も同等に強烈です。それはお金、資本主義、その背景の近代合理主義、更にその思想を生み出した一神教（アブラハムの宗教）的な直線的史観、これらに洗脳されているということです。ＮＨＫの取材に答えることは、問題を麻原個人の性格等に矮小化し、本質を見えなくさせてしまうと危惧したわけです。麻原は、単に「時代の影の反逆」を背負わされた人物に過ぎません。

　オウムが暴走し事件に突っ込んでいったように、人類も一旦地球レベルでの破壊へと至ることは不可避でしょう。

　まあ近代合理主義の思想からすれば、当ブログはキチガイの戯言ですので、お気に召さない方は気になさらぬようお願い申しあげます。