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岩手・宮城内陸地震発生から4年 栗原など被災地で慰霊

追悼のサイレンに合わせ、慰霊碑に手を合わせる遺族の伊藤さん(右)と佐藤市長=14日午前8時43分、栗原市花山の市花山農山村交流センター前

 死者17人、行方不明者6人を出した岩手・宮城内陸地震は14日、発生から4年を迎えた。宮城県栗原市内の慰霊碑や被災地には遺族や市民が訪れ、犠牲者の冥福を祈った。岩手県一関市は同日、市警戒対策本部を廃止した。
 栗原市では発生時刻の午前8時43分、防災行政無線から追悼のサイレンが流れ、市民が黙とう。
 佐藤勇市長も発生時刻に合わせ、花山農山村交流センター前の慰霊碑を訪れ、遺族とともに献花し犠牲者の霊を慰めた。
 土石流で7人が亡くなった栗駒耕英の駒の湯温泉にも遺族や住民が次々と訪れ、それぞれ慰霊碑に焼香し花をささげた。
 弟の会社員森正弘さん=当時(61)、仙台市泉区=を亡くした伊藤千秋さん(69)=青葉区=は「弟が生きていたらもっと楽しかったのに、と今でも感じます。一日一日を大事に生きようと思いました」と語った。佐藤市長は「命の重さを感じている。山の再生に向け努力することを誓った」と話した。


2012年06月15日金曜日


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