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福井県知事 関電社長に対策など確認
6月15日 19時16分

福井県知事 関電社長に対策など確認
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福井県の西川知事は、関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機について、運転再開への同意を16日に野田総理大臣に伝えるのを前に、15日、関西電力の八木誠社長と会談し、運転再開に向けた体制や対策などを確認しました。

福井県の西川知事は、15日、福井県庁で関西電力の八木社長と会談しました。
この中で西川知事は、「大飯原発の運転再開を判断するにあたり、電力事業者の姿勢や覚悟を改めて伺いたい」と述べ、運転再開に向けて配置される人員の体制や、今後実施する予定の安全対策などについて確認しました。
これに対し八木社長は、関西電力やメーカーなどの人員を増やし、みずから陣頭指揮を執ることや、原発事故など緊急時の対応拠点となる「免震事務棟」と呼ばれる建物など、3年後に設置するとしている計画を、できるだけ早く実施していくことなどを伝えました。八木社長は、「わが国の原子力発電の在り方も左右する大変重要なものと強く肝に銘じ、安全・安定運転を進めていきたい」と述べました。
これに対し西川知事は、「大飯原発の安全確保について社長の考えを確認できた」として、16日、野田総理大臣と会談し、運転再開への同意を伝えることにしています。

関電社長“強い決意で臨みたい”

西川知事と面談したあと、関西電力の八木誠社長は、大飯原発の運転再開に向けて「私が先頭に立って、関係会社、メーカー、総力体制で、一つ一つ慎重に確実にやっていき、その後の安全運転につなげていくことが大きな信頼につながっていくので、強い決意で臨みたい」と述べました。
また、原発の必要性については、「エネルギー自給率が4%と低いわが国では、エネルギーの安全保障や温暖化問題への対応、経済性を考えると、原子力というのは今後も重要な電源である」としたうえで、「野田総理大臣も原子力は重要な電源であると発言したということで、大変心強く思う。政府がぶれない政策を行うことをお願いしたい」と述べました。

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