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大飯再稼働へ安全強化確認 福井知事、関電社長と

2012/6/15 22:31
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 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、福井県の西川一誠知事は15日、県庁内で関電の八木誠社長と会談した。知事は「福島の事故で失われた原発に対する信頼を取り戻す責任は重い」と述べ、政府が再稼働を決定した際には、安全対策に万全を期すよう求めた。

 さらに、福島第1原子力発電所事故の教訓として「情報の共有や指揮命令系統が十分機能せず、事故の制圧、初動対策に失敗した」と指摘し、情報共有の重要性や、緊急時の初動態勢の整備を訴えた。事故時に指揮所となる免震事務棟や防潮堤の工事計画の前倒しなども求めた。

 これに対し、八木社長は「わが国の原子力発電のあり方も左右する大変重要なもの。安全運転に全社を挙げて取り組む」と述べ、安全対策を強化する意向を示した。

 知事は、中間貯蔵施設を県外に設置することについて「国も本腰を入れるようなので、関電としても全力を尽くしてほしい」と要望。八木社長は「中間貯蔵施設の設置は重要な課題であり、引き続き必要性について(電力消費地の関西圏で)説明したい」とした。

 中間貯蔵施設の設置をめぐっては、今月4日に知事と細野豪志原発事故担当相らが会談した際、細野氏が「中間貯蔵を実施するための体制を政府として抜本的に強化したい」と語っていた。

 15日の西川知事との会談終了後、八木社長は記者団に「『安全運転に強い決意で臨みたい』という私の思いを受け止めていただいた」と述べ、関電の取り組みについて知事の一定の評価を得たとの認識を示した。

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福井、関西電力、西川一誠、八木誠、細野豪志、福島第1原子力発電所


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