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狭山茶 全工場で国基準下回る6月14日 4時0分
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去年、原発事故のあと売り上げが落ち込んだ特産の狭山茶のことしの新茶の販売に向けて、埼玉県がすべての製茶工場を対象に出荷前の検査を行った結果、国の基準を上回る放射性セシウムは検出されませんでした。
狭山茶を巡っては、去年、流通していた商品から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されて売り上げが落ち込んだことから、埼玉県はことしの新茶の販売に向けて240余りあるすべての製茶工場を対象に出荷前の検査を行いました。
検査は今月初めまでに終わり、この結果、全体の4分の1の工場では放射性セシウムは検出されなかったほか、最も高かったさいたま市の製茶工場でも1キログラム当たり8.2ベクレルと、国の基準の1キログラム当たり10ベクレルを下回ったということです。
埼玉県では今月下旬から収穫が始まる二番茶についても引き続き検査するほか、市場に出回っている商品の抜き打ち検査を行うなど、狭山茶の安全の確保に努めていきたいとしています。
埼玉県は「放射性セシウム対策など、農家の努力の結果ではないか。今後も気を緩めず狭山茶の信頼回復に努めたい」と話しています。
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