トップページ社会ニュース一覧熱中症の疑い 高校生20人余に
ニュース詳細

熱中症の疑い 高校生20人余に
6月14日 15時5分

熱中症の疑い 高校生20人余に

14日昼すぎ、石川県白山市の陸上競技場で高校生22人が熱中症とみられる症状を訴え、病院で手当てを受けていますが、消防によりますと、これまでのところ、症状の重い生徒はいないということです。

14日午後0時40分ごろ、白山市にある松任総合運動公園の陸上競技場で、県立松任高校の生徒が頭痛や吐き気など熱中症とみられる症状を訴えていると、高校から消防に通報がありました。
消防によりますと、女子生徒20人、男子生徒2人の合わせて22人が白山市内の病院に搬送されて手当てを受けていますが、これまでのところ症状の重い生徒はいないということです。
高校によりますと、14日は、1年生から3年生までの全校生徒およそ500人が1500メートルの持久走や50メートル走など、5種目のスポーツテストを屋外で行っていました。
消防によりますと、現場からおよそ1.5キロ離れた消防本部に設置された温度計では、通報があった午後0時40分ごろの気温は26度3分だったということです。
県立松任高校の木下鋼典教頭は、当時の状況について「グラウンドで持久走をしていた1年生の女子生徒が、最初に熱中症の症状を訴え、その後、駆けつけた救急隊が同様の症状の生徒がいないか放送でたずねたところ、次々に生徒が症状を訴えた」と説明しました。
そのうえで「スポーツテストの前には水分補給を十分にすることや、休憩時間に日陰にいるように指示していましたが、このようなことになるとは思わず、生徒と保護者に謝罪したい」と話していました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ