関西電力:計画停電 グループ分けなど概要まとまる
毎日新聞 2012年06月15日 19時34分
関西電力は15日、電力需給逼迫(ひっぱく)時に供給を順番に止める計画停電について、関電管内を48グループに区分けして実施することなどを盛り込んだ概要をまとめた。政府と最終調整したうえで、来週にも公表する。企業や家庭に対してダイレクトメールで周知するほか、ホームページ上に検索システムも設ける。
地域が偏らない8グループを1ブロックに束ね、合計6ブロックに設定する。停電の実施時間は午前8時半〜午後9時。停電時間帯は準備作業に必要な時間(30分間)を含む2時間半ずつで、「午前8時半〜同11時」「午前10時半〜午後1時」など6時間帯に分けて各ブロックに割り当てる。停電を実施する場合には、需給状況に応じてブロックごとに、必要なグループの電力供給を止める。停電時間帯は毎日変更し、計画停電の可能性が高い昼間の時間帯に偏らないよう公平性を保つようにする。また、停電するグループの優先順位も入れ替える。
政府や関電は、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働した場合でも、万が一のために計画停電の準備を進める方針。【横山三加子】