NHK新潟県のニュース　新潟放送局

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放射性物質の公園芝を張り替え

胎内市の公園で、茨城県の業者から購入した芝から放射性セシウムが検出されたことを受けて、公園を管理する新潟県は、芝を撤去する作業を始めました。
ことし２月に完成した胎内市下赤谷の樽ケ橋河川公園に植えられた芝からは、放射性セシウムが１キログラムあたり最大で１２７０ベクレルの検出されました。
芝は原発事故のあと茨城県の業者から購入したもので公園を管理する新潟県は、念のために、２千平方メートルあまりの芝をすべて撤去して張り替えることにしました。芝の撤去作業は１４日から始まり作業員はマスクや手袋をして放射性物質が飛び散らないよう水をまきながら機械で芝をはぎ取っていました。
撤去作業は２週間程度の見通しですが、新しい芝を植えるのは秋になるということで、公園は、芝を撤去したあと放射線量を測定して安全を確認したうえで、土の状態で使用できるようにするということです。
新潟県は、撤去した芝を、生産した茨城県の業者に返し、芝を張り替える費用については、東京電力に請求することを検討しています。芝に関しては国の放射性物質の基準が定められておらず、新潟県は国に対し、新たに基準を定めて産地での検査で基準を上回った場合は流通を規制することなど対策を求めています。

06月14日　19時22分

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