民主党の朴用鎮(パク・ヨンジン)スポークスマンも、ブリーフィングで「1日午後に朴槿恵(パク・クンヘ)セヌリ党議員から、いわゆる“疑わしき国家観”発言が出た。これは党派色論を提起したもの。朴議員のこうした指針に従い、セヌリ党全体が党派色論に乗って踊るようあおり始めた」と語った。続けて朴スポークスマンは「林議員がペク・ヨセプ氏と会った時刻にも、朴議員の指針がある」と語った。朴槿恵元代表の指針がペクさんを動かしたのではないかという主張で、これによると、ペクさんは特定政党の手下になるわけだ。
■「北朝鮮人権法」叩きも開始
党代表予備選に出馬したイ・ヘチャン候補が連日「新マッカーシズム」を主張しているのも、同じ流れといえる。同氏は「北朝鮮人権法は内政干渉」という自らの発言が問題になるや、突然「新マッカーシズム」を主張し始めた。朴智元(パク・チウォン)非常対策委員長は7日、ラジオ番組に出演し、北朝鮮人権法について「北朝鮮で韓国を規制する法律を制定したら、韓国は守ることができるだろうか」と語った。またキム・ハンギル党代表候補は、記者会見で「北朝鮮人権法には、北朝鮮の人権問題を改善しようという真剣さが見られない。人権の名で平和を脅かす行為はあり得ない」と語った。
■一歩引いている大統領選候補者たち
党権候補者・議員の口から連日飛び出す発言は、文在寅(ムン・ジェイン)常任顧問や孫鶴圭(ソン・ハッキュ)元代表など、大統領選の有力候補の立場とは一定の距離がある。文顧問は今月5日「北朝鮮の人権問題や、北朝鮮から脱出した人たちを保護する問題は、理念とは別。北朝鮮も、北朝鮮住民の人権を尊重すべきで、韓国も、北朝鮮住民の人権増進と向上のため共に努力すべきだ」と語った。また孫鶴圭元代表は「北朝鮮は、決して正常な国家とは考えられない。住民たちが餓死しているのに、核開発に多額の金を費やしているではないか。北朝鮮の人権問題について、韓国は堂々と主張しなければならない」と語った。
長い目で見るべき大統領選の有力候補とは異なり、党代表選候補が強い主張を繰り広げているのは「党内向け」の可能性すらあるという見方もある。イ・ヘチャン候補が「新マッカーシズム」を主張した今月5-6日は、今回の民主党代表予備選で最大の比重を占めるモバイル選挙人団の投票が行われた時期と重なった。