オウム・高橋克也容疑者とみられる男確保 身元を確認次第逮捕へ
特別手配されているオウム真理教の高橋克也容疑者(54)とみられる男が15日午前、東京・大田区内で身柄を確保された。
男は、自らが高橋容疑者であることを認めているという。
警視庁は、身元が確認され次第、逮捕する方針。
身柄を確保されたのは、オウム真理教の高橋克也容疑者とみられる男。
男は、午前9時20分ごろ、大田区西蒲田の漫画喫茶で、警視庁の捜査員に発見され、任意同行を求められた。
男はその際、捜査員に、「高橋克也か?」と聞かれると、「はい」と認めたという。
午前10時20分現在、近くの蒲田警察署に身柄を移送されている。
警視庁には、午前8時30分ごろ、一般の人から「よく似た人物が漫画喫茶にいる」との情報がもたらされていた。
高橋容疑者は、1995年3月の地下鉄サリン事件で、運転役を務め、乗客ら12人を殺害するなどした疑いが持たれ、殺人と殺人未遂容疑で特別手配されている。
高橋容疑者は、2006年まで神奈川・川崎市内のアパートで、菊地直子容疑者(40)と潜伏し、その後も川崎市内のアパートで生活していたとみられている。
警視庁の調べによると、菊地容疑者が逮捕された翌日の4日までは、高橋容疑者が川崎市内に潜伏していたことが確認されており、その後、警視庁が行方を追っていた。
警視庁は、蒲田警察署で男の指紋を高橋容疑者のものと照合し、身元が確認され次第、殺人などの容疑で逮捕する方針。
また、FNNが漫画喫茶に電話取材したところ、午前5時ごろ、従業員が「高橋容疑者に似ている人がいる」と気づいたという。
その後、警戒中の警察官とたまたま話す機会があって、「似ている人がいる」と警察官に伝えたという。