高橋克也容疑者:JR蒲田駅前の漫画喫茶で身柄確保
毎日新聞 2012年06月15日 11時49分(最終更新 06月15日 12時15分)
JR蒲田駅は、高橋克也容疑者(54)の足取りが最後に確認されていた川崎駅付近から多摩川をはさんで約4キロ北東にしか離れていない。高橋容疑者の身柄が確保された漫画喫茶は蒲田駅西口の雑居ビル1階にあり、商業ビルや飲食店が建ち並ぶエリア。他にもインターネットカフェや漫画喫茶が多い。
同じ雑居ビルの地下にある音楽スタジオの男性従業員(29)は「午前9時半ごろ出勤したが、パトカーも来ておらず、特に騒ぎもなかった。その後ニュースを聞いて知った。『まさか』という感じ」と驚いていた。
2階の書店に勤務するアルバイト男性(34)は「正午からの勤務に間に合うように店に来たら、ビルの前に200〜300人の人だかりができていた。1階の漫画喫茶は、こぢんまりとした店。このあたりは夜になると互いに知らない人が多くなるので、身を隠すにはよかったのかもしれない」と話した。
近くの牛丼チェーン店の女性従業員(45)は、「蒲田は川崎からたった一駅。もっと遠くに逃げていると思ったら、こんなに近いところにいたなんて。うちの店にも来ていたのでしょうか……」と驚きを隠せなかった。
【池田知広、市川明代、神足俊輔】