2012年 6月 14日
石井知事が不出馬表明 4期でピリオド
岡山県の石井知事は、今年秋の知事選に立候補せず、今期限りで退任する意向を明らかにしました。石井知事は、14日の6月定例県議会で「今任期の終了をもって退任を決意した」と述べ、今年秋の知事選に立候補せず、退任する意向を明らかにしました。石井知事は、1996年に初当選して現在4期目。危機的な財政の建て直しや政策の選択と集中を進めてきました。知事が目指していた暮らしやすさ日本一の岡山の実現へ基盤作りができ、将来の道筋はつけることができたと退任の理由を説明しました。岡山県知事選には、これまでに、元県議会議員で民主党を離党した一井暁子さんと、岡山市に本社を置く天満屋の前の社長、伊原木隆太さんが出馬を表明しています。

医療ミスで5000万円の損害賠償
香川県立中央病院でレントゲン検査結果などを医師が確認しないミスでがんの発見が遅れ、女性患者が死亡したとして病院側が遺族に損害賠償として5000万円を支払うことになりました。死亡したのは香川県内に住んでいた50歳代の女性患者です。県立中央病院によりますとこの女性は2008年の2月に胸のレントゲン写真の撮影を、半年後に胸と腹部のCT検査を受けました。いずれも肺に異常な影がありましたがそれぞれの担当の男性医師が画像に目を通さず、チェックを怠っていたということです。女性は最初の検査から1年4カ月後に肺がんが見つかりその後、おととし10月に死亡しました。病院側は女性の肺がんが見つかった時点で2人の医師がチェックを怠っていたことに気付いていましたが去年1月に遺族から問い合わせがあるまで説明はしていなかったということです。病院側は遺族に謝罪し、損害賠償として遺族に5000万円を支払うことを決めました。

あすから第1次取水制限
四国の水がめ高知県の早明浦ダムの水位低下に伴い、香川用水への水供給量を20%カットする第1次取水制限が15日から行われることになりました。早明浦ダムの貯水率は14日午後5時現在62.9%と平年を24ポイント余り下回っています。このため貯水率が60%程度となる15日午前9時から香川用水への水供給量を20%カットする第1次取水制限が行われることになりました。夏場に取水制限が実施されるのは2009年6月以来3年ぶりです。市民生活への影響はない見込みですが、県では県民に節水を呼びかけていくことにしています。気象台によりますと梅雨前線の影響で四国地方はあすからまとまった雨が降り、その後も台風の北上や前線の活動が活発になることから1週間程度はぐずついた天気が続くと見られています。

薬物乱用防止キャンペーン
若者に薬物の乱用防止を呼びかけるキャンペーンがJR岡山駅前で行われました。このキャンペーンは今月26日の国際麻薬乱用撲滅デーに合わせて毎年行われているものです。JR岡山駅前では県の職員や高校生がパンフレットなど3000部を配り、薬物に手を染めないよう呼びかけました。岡山県によりますと若者の乱用が問題となっているいわゆる「脱法ハーブ」は今年4月現在県内でも7店舗で販売が確認されています。県では今後、新たに脱法ハーブの乱用防止についてのチラシも作成し、啓発を図る方針です。