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“自分は高橋克也” 警視庁が最終確認へ
6月15日 11時0分

地下鉄サリン事件などで特別手配されていたオウム真理教の高橋克也容疑者(54)とみられる男が東京・大田区にある漫画喫茶にいたところを警視庁に確保されました。
男は「自分は高橋克也だ」と認めているということで、警視庁は最終的な確認を行ったうえで殺人などの疑いで逮捕する方針です。
警視庁によりますと、高橋容疑者とみられる男は東京・大田区西蒲田の漫画喫茶に1人でいたということで、午前8時半ごろ、店の従業員から「高橋容疑者に似ている男がいる」という通報が警視庁にあったということです。
これを受けて、警視庁の捜査員が午前9時すぎに漫画喫茶に駆けつけ、9時15分ごろ、男を確保したということです。
警視庁は現在、身柄を蒲田警察署に移し、指紋などによる最終的な確認を行っていて、本人と確認できしだい、殺人などの疑いで逮捕する方針です。

高橋克也容疑者の足取り

地下鉄サリン事件などに関わったとして殺人などの疑いで特別手配されていた高橋克也容疑者(54)のこれまでの足取りをまとめました。
高橋容疑者は、菊地直子容疑者らと共に平成8年の11月ごろ、埼玉県所沢市のマンションに潜伏していましたが、捜査員がマンションに踏み込む直前に逃亡し行方が分からなくなっていました。
それから15年余りが経過した今月3日、菊地容疑者が逮捕されたことをきっかけに、その後の足取りが分かってきました。
高橋容疑者は神奈川県の新横浜や川崎のホテルを菊地容疑者と転々として逃亡生活を続けたということです。
そして、平成9年の春ごろに川崎市内のマンションに住んだあと平成13年の夏に川崎市幸区のアパートに移り、菊地容疑者と偽名を名乗って一緒に住んでいたということです。
菊地容疑者は平成19年の春にこのアパートを離れましたが、高橋容疑者はそのまま生活を続け去年の10月に川崎市内の建設会社の社員寮に移り住んだということです。
そして、菊地容疑者が逮捕された翌日の今月4日の午後、「親族が危篤なので1週間休ませてほしい」と上司などに電話をかけていました。
同じ日の午後には会社近くの信用金庫で238万円余りを引き出したあとショッピングセンターでキャリーバッグを購入し会社の事務所などに立ち寄ったあと行方が分からなくなっていました。

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