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表示より暗いLED電球を販売
6月14日 17時43分

表示より暗いLED電球を販売
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「白熱電球の60ワット相当の明るさ」などと表示して販売されていたLED電球が、実際より暗いケースがあり、消費者庁は、景品表示法に違反するとして、販売業者12社に表示をやめるよう命じました。

景品表示法違反で命令を受けたのは、大阪・堺市に本社があるホームセンター「コーナン商事」や、広島市に本社がある家電量販店「エディオン」など、販売業者12社です。
消費者庁によりますと、12社は自社の商品のパッケージやホームページなどに「白熱電球の40ワット形と60ワット形相当の明るさ」などと表示していましたが、JIS規格が定める明るさの単位「ルーメン」で比較すると、30.9%から86.6%にとどまっていたということです。
このため、消費者庁は、消費者に誤解を与える不当表示だとして、景品表示法に基づいて14日、12社に対し表示をやめるよう命令しました。
これに対して、販売業者側は「部屋全体ではなく、手元の明るさであれば表示した白熱電球と同じなので、問題ないと思った」などと話しているということです。
LED電球は、白熱電球に比べて消費電力が大幅に低く、長持ちするため、節電対策でも注目を集めていますが、消費者庁は、LED電球を選ぶ際は「ルーメン」を基準にするよう注意を呼びかけています。

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