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北朝鮮想定 韓国軍が大規模訓練6月15日 1時11分
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韓国軍は、北朝鮮による奇襲や砲撃を想定して、これを迎え撃つための大規模な軍事訓練を行い、韓国への対決姿勢を強める北朝鮮を強くけん制しました。
この訓練は、北朝鮮の軍が韓国を砲撃したり、韓国の島を奇襲攻撃で占領した場合を想定して、朝鮮半島西側の島しょ部の防衛を担当する海兵隊司令部が13日、沿岸部などで実施したものです。
訓練には、韓国軍の4000人の兵士と、攻撃ヘリコプターなど軍用機30機、それに20隻の艦船が参加したほか、K9自走砲や多連砲ロケットなど150門も投入され、上空と対岸から激しい砲撃を繰り返しました。
機関砲の乗組員は、メディアの取材に「敵機が少しでも領空に入れば、最初の弾を的中させる」と答え、北朝鮮の挑発を阻止する決意をアピールしていました。
韓国軍は、今月に入って、西部の空軍基地から戦闘機を緊急出動させたり、北朝鮮に近い北部でアメリカ軍と合同で砲撃訓練を行ったりするなど、各地で集中的に軍事訓練を続けています。
北朝鮮は、韓国への対決姿勢を崩さず、半島西側の黄海上空で戦闘機の出撃回数を増やしているとみられており、韓国軍としては、一連の訓練を通じて北朝鮮の挑発を強くけん制するねらいがあるものとみられます。
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